名曲《マドンナの宝石》が教えてくれる、クラシック音楽の聞き方の秘訣とは ー 天は二物を与えずこそ、哀愁に満ちたメロディーに感動するのは日本人も同じ。

名曲《マドンナの宝石》が教えてくれる、クラシック音楽の聞き方の秘訣とは ー 天は二物を与えずこそ、哀愁に満ちたメロディーに感動するのは日本人も同じ。

近づかなければ無価値だが、無尽蔵に有る魅力的な名曲。音楽を、ただぼんやりと聴いているだけではダメなのです。まず、しっかりメロディーを聴く。次に一番低い音を聴く。低音の旋律に耳を澄ませば、高音まで多層的に聴く鍛錬になります。様々な楽器の音色の絡みあいや、ダイナミックな音楽は情操を育てますが、室内楽曲を数々聴いている程に音楽を思考する力がつきます。

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「いつか、どこかで聴いたクラシック音楽」。その代表的な名作《ペルシャの市場にて》〜エキゾティックな風景から聞こえる懐かしく美しいメロディー。

「いつか、どこかで聴いたクラシック音楽」。その代表的な名作《ペルシャの市場にて》〜エキゾティックな風景から聞こえる懐かしく美しいメロディー。

エキゾティックで懐かしい旋律。ケテルビーは《ペルシャの市場にて》を作曲するにあたってペルシャの音楽を取材しているわけでもなく、現場で演奏家に支持して曲作りしたものと思われます。しかし、オリエンタリズムに基づいた異国趣味的な作品を多く遺しており、日本の国歌「君が代」をモチーフとして用いた《日本の屏風から》も楽しいですよ。

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NHK-FM「きらクラ」で、ちょっとした未来予測を楽しんだ。

NHK-FM「きらクラ」で、ちょっとした未来予測を楽しんだ。

第163回のきらクラDONはフランツ・リスト作曲、超絶技巧練習曲から「マゼッパ」の冒頭でしょうか。直感的に感じたのが「フランス風の曲だな。バロック音楽でチェンバロの曲をピアノで演奏したのだろうか。」しかし、同時にショパンの姿がちらついたのです。なるほど、この曲はフランスで披露するために作曲されている。

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本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 サン=サーンス《動物の謝肉祭》、プロコフィエフ《ピーターと狼》

本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 サン=サーンス《動物の謝肉祭》、プロコフィエフ《ピーターと狼》

当盤では英国の俳優、マイケル・フランダースが『ピーターと狼』をナレーションしています。加えて、『動物の謝肉祭』ではアビー・サイモンとヘプシバ・メニューインのピアノ。フィルハーモニア管弦楽団の黎明期のオーケストラ・トレーナーたちの中でも、ひと際クルツの演奏は地味だが、なかなかの好演。やや固い締まった響きで音楽の運びはオーソドックスだが独特のバランス感覚を持ち合わせた名演。本来視覚に訴える物語の音楽ですから、レコードで楽しむには“語り口”が欠かせない。この派手な楽曲がクルツの手にかかると何とも可憐に鳴っている。

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バレンタイン・デイ … その行方は“愛の喜び”、“愛の悲しみ” 幾年越えて将来は『金婚式』を祝いたいね ー きらクラDONはマリのガヴォット《金婚式》

バレンタイン・デイ … その行方は“愛の喜び”、“愛の悲しみ” 幾年越えて将来は『金婚式』を祝いたいね ー きらクラDONはマリのガヴォット《金婚式》

『金婚式 La cinquantaine』は、フランスの作曲家ガブリエル・マリー(Gabriel Marie/1852-1928)によるガヴォット風のピアノ独奏曲。フランス語のタイトル「cinquantaine(サンカンテーヌ)」は「50」を意味し、50回目の結婚記念日を金製品の贈り物で祝う、文字通り「金婚式」を指している。

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バレンタインで結ばれたカップルたちへ、祝う音楽『金婚式』

バレンタインで結ばれたカップルたちへ、祝う音楽『金婚式』

愛し愛され、目指す先には《金婚式》。スイートなタイトルだけど曲はロマンティックだけれども、甘すぎず、ドラマティックすぎず。50年間の間に酸いも甘いも一通り味わった夫婦の手元に残ったものは何なのか、そんなことを教えてくれる気がします。クライスラーの『愛の悲しみ』も悲痛な重々しさではなく『悲哀』が相応しいと思いませんか。

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ピアノの学習者には良い手本となる – Stravinsky, Prokofiev, Ustvolskaya, Bartok – Piano Works – Vedernikov

ピアノの学習者には良い手本となる – Stravinsky, Prokofiev, Ustvolskaya, Bartok – Piano Works – Vedernikov

現代作品を取り上げるのに勇気のいる状況だった時代にプロコフフィエフやシェーンベルク、ヒンデミットなどの作品のソ連初演を行ったヴェデルニコフの演奏は躍動的で耳を奪う。ペダルさばきの俊敏さに長けた秀逸さで、今、ペトルーシュカやプロコフィエフ、バルトークのソナタを学ぼうと思うピアノの学習者には良い手本となるはずだ。

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劇的変化に富む音楽を均衡を重視した無駄のない響きで聴かせたペトレンコ、楽劇《神々の黄昏》〜演出家の狙っていたことの最大の理解者は彼かもしれない

劇的変化に富む音楽を均衡を重視した無駄のない響きで聴かせたペトレンコ、楽劇《神々の黄昏》〜演出家の狙っていたことの最大の理解者は彼かもしれない

バイロイト音楽祭 2015。最終夜は楽劇「神々のたそがれ」。「ニーベルングの指環」4部作のうち4時間半におよぶ最長の大作。その劇的変化に富む音楽をお届けする。

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ノートゥングの意味するもの、楽劇《ジークフリート》〜若き演出家が客筋を読み誤ったのか自尊心との葛藤か

ノートゥングの意味するもの、楽劇《ジークフリート》〜若き演出家が客筋を読み誤ったのか自尊心との葛藤か

バイロイト音楽祭 2015。恐れを知らぬ英雄ジークフリートの成長物語が描かれた楽劇「ジークフリート」を放送する。奇抜な演出に賛否が巻き起こった演奏を聴いていただく。

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音楽に映像が合わせられて情報量の多い、楽劇《ワルキューレ》〜ワーグナーの作品の中でも最も美しい音楽の場面でも執拗に演出

音楽に映像が合わせられて情報量の多い、楽劇《ワルキューレ》〜ワーグナーの作品の中でも最も美しい音楽の場面でも執拗に演出

バイロイト音楽祭 2015。「ニーベルングの指環」第一夜にあたる楽劇「ワルキューレ」。指揮者ペトレンコのスピード感と活力あふれる表現豊かな演奏を堪能していただく。

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