戦後の新古典的様式を如実に反映した緊密な演奏☆ハンガリー弦楽四重奏団/シューベルト・弦楽四重奏15番

ハンガリー弦楽四重奏団のゾルタン・セーケイは、バルトークにバイオリン協奏曲第2番を委嘱したこともある名バイオリニストで、この四重奏団員全員がハンガリー出身でバルトークの音楽への共感は非常に強かった団体のようです。戦後の新古典的様式を如実に反映した緊密な演奏で、細部に至るまで表現として考え抜いた態度がとにかく立派。彼らの演奏が弦楽四重奏の極限を聴かせるアンサンブルと絶賛されていた頃の演奏で、熱さがとても魅力的??高密度な中にもセーケイの味な奏法が聴かれるなど、その味わいには実に奥深いものがあります。音質もモノラルとしては上々!!!

レア◉フェラス、トルトゥリエ、バルビゼ、クレツキ指揮フィルハーモニア◯ブラームス・二重協奏曲/ベートーヴェン・ソナタ1番

フェラスとトルトゥリエの巨匠2人によるブラームスのダブル・コンチェルトはさすがの華麗な演奏です。クレツキとフィルハーモニア管弦楽団の伴奏もクオリティ高く、2人を引き立てています。フェラスとバルビゼのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ1番も非常に美しく、満足度の高い1枚。良好録音で盤のコンディションも問題ありません。ステレオ盤ASD549はたいへん高額ですから、モノラル盤がお勧めです。

新約聖書*瑞々しく気品がある イヴ・ナット ベートーヴェン・ピアノソナタ8番「悲愴」/14番「月光」/23番「熱情」

イヴ・ナットは、フランス人でありながら、ベートーヴェンやシューマンの曲を得意としていた。ドイツ出身の演奏家が、ベートーヴェンを演奏するどことなく力み過ぎているような印象が残るが、イヴ・ナットは、優美な演奏で安定感を感じることができる。盤の状態は、目視ではよく確認しなければわからない程の引出に伴う軽微な擦れがあります。試聴では所々で軽微なパチノイズが発生しますが、DF盤としては比較的良好。音楽鑑賞の妨げになるほどのレベルではありません。

人気指揮者の初期フラット盤 ― トスカニーニ ファーレル メリマン ピアース スコット ベートーヴェン・交響曲9番/1番

トスカニーニが唯一発売を許可した、正規セッション録音の第9です。フルトヴェングラーとは対照的ながら、これもモノラル時代を代表する名演の一つだと思います。小さめのスクラッチノイズが数か所ありますが、ジリパチノイズは少なく、モノラル・フラット盤としては良好な部類です。