25日日曜日午後、今年最初の蓄音器コンサートを開催します。 曲はベートーヴェンの田園。 SPレコード時代から田園の名演奏としてスタンダードにまでなった録音です。この曲は欄外に記したように、ロマン派の標題音楽の先駆をなす交…
モーリッツ・ローゼンタールのレコード
特にこのローゼンタールのような系譜に属するピアニストの演奏は「プロのピアニストとして身を立てていくのだ」と決意した人以外は、なるべく多くの演奏や作品を聴くべきと思います。このようなピアニストの演奏を聴くだけでも、ピアノを楽しむ人にとっては何らかのプラスがあるでしょう。
夏休み特集 – 電気が無くてもレコードを聴くことができる驚きの発見
8月の無料コンサートに小学校の生徒さんたちを招待する初試みをしました。夏休み最後のイベントとして夏休みの宿題ででも役立ってもらえばと希望しています。今の小学生の両親となるとCDの世代でレコードの記憶も遠いものだったり全く経験がないという方もいらっしゃるのではないか。今後は地域で蓄音器を聴いて貰う機会を増やしていきたい。
花が誘う 歌物語~第57回ニューイヤーオペラコンサート
NHKホールから生放送でお送りする、新春恒例のニューイヤーオペラコンサート。オペラの名場面、名アリアを日本を代表するオペラ歌手たちが今年は「花が誘う歌物語」と題し、花をテーマにした名曲の数々を披露します。
ヴィジュアルでは見劣りするだろうけどサウンドは逃しちゃいけないぞ バレンボイムのニューイヤーコンサート
元旦からへそ出して新しい身体のつながりを期待している一年。リアルに会えなくても僕たちは音楽で繋がれるんだ:カラヤンはベルリン・フィル、ウィーン・フィルから自分の響きを引き出しましたがバレンボイムはオーケストラの生成りの響きは時に荒々しく露呈させてしまうところがあります。新春の寿ぎを覚ます瞬間も無きにしもあらずですが、年の始の聞き逃せない音楽の放送時間が迫っています。
フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによる《グレート》を本会で初めての蓄音器を通して聴いてみましょう
写真は1952年の撮影。シューベルトの交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」。LP レコードで絶大な評価を得ている録音ですが SP レコードで聴くことは、まず無いだろうと思っていました。録音は1951年11月。ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッション録音。バイロイト音楽祭の初日に実況録音されたベートーヴェンの不朽の「第九」の録音もある。
無料コンサート 下半期は、シューベルトの名曲、名演盤と、熊本の歌を特集します。
昭和20年後半から30年代にはシューベルトのレコード録音が活発にありました。有名な録音なのにLPレコードの時代に再録音されたためやステレオ録音の名盤があるためにSPレコードでだけで聞くことができる忘れられた演奏家の音盤も少なくありません。その若鮎が跳ねるような音楽に心なごまされていた人達も多かったのではないかしら。
ナチュラル・トランペット作品集 – Vivarte シリーズのなかでも目立たないけど忘れがたくなる一枚になるだろう
これは非常に素敵なアルバムだった。旅先に連れ出すのが良いだろう。ロマンティックな男女の旅の演出では無しに、気分転換のリフレッシュが出来る。ドライブや通勤途中の渋滞に聴くにも向いているだろう。ただ聞き入って青信号になって出遅れないで欲しい。愛聴盤になった。
使用しているトランペットは『ナチュラルトランペット』という、現代のピストン式トランペットではない。トランペットというと、どちらかというと華やかさと喧しさがイメージされ、素人にはそんなに微妙な楽器とは思えない。しかし、このバロック音楽をナチュラルトランペットで演奏した録音は、密やかな息使いや細やかな情感まで感じられ、今までのトランペットのイメージが変わった。無論、ナチュラルトランペットの扱いにくさから来る演奏の傷はあるが、『そういうもんだ』と感じられ、全く気にならなかった。
無料コンサート 蓄音器を楽しむ会(第4回)ご案内
蓄音器を楽しむ会(第4回)コンサートのご案内
- 日時 : 平成25年7月28日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
- 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )
暑中お見舞い申し上げます。例年より2週間ほども早く梅雨が開けたと思ったら、猛烈な暑さの襲来です。暑さに慣れない身体には応えます。どうか皆様方も各自に充分に健康にご留意下さい。
さて今月の例会は
- 第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第5番&第6番 - クライスラーとルップの演奏で聴くベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ。7月28日は、第5番と第6番を楽しみます。
第5番は《スプリング・ソナタ》の名前でヴァイオリン音楽の中で最も親しまれています。新緑の鮮やかさや頬を撫でる春風の心地がよく表現された全編軽やか、第6番はしっとりと落ち着いた渋味に富んだ充実感が味わえることから、隠れたファンが多い曲です。共にベートーヴェンの才能が遺憾なく発揮されています。 - 第2部 持ち寄りコンサート
- 毎月興味深い曲を選曲してあるようです。今回はどんな曲が出てくるでしょうか、お楽しみに!
無料コンサート 蓄音器を楽しむ会(第3回)ご案内
蓄音器を楽しむ会(第3回)コンサートのご案内
- 日時 : 平成25年6月23日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
- 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )
- 第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第3番(変ホ長調)&第4番(イ短調) - ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタの中で、《クロイツェル・ソナタ》、《スプリング・ソナタ》に次いでよく知られている曲で、「モーツァルトのヴァイオリン・ソナタには見られないような如何にも、ベートーヴェン風に壮大なものになりつつある」(野村光一評)。
また第4番は「音楽的表現の独創において目立った進歩を示したもの」(パウル・ベッカー批評)と言われているようにベートーヴェンのヴァイオリン音楽における転換期の作品として注目すべきものと言えましょう。
演奏はF.クライスラー(ヴァイオリン)とピアノ伴奏F.ルップです。 - 第2部 持ち寄りコンサート
- 今回も前回に引き続いて運営委員による持参レコードをお掛けします。何が出て来るか、お楽しみにしていて下さい。