往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。
再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。
再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。
低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC(A)2354-5 マリナー/アカデミー室内管 ヴィヴァルディ 「調和の幻想」全曲
日本でもっとも人気の高いクラシック曲になったヴィヴァルディの《四季》に、一助となったのがネビル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるレコードだった。《四季》はマリナーとアカデミー室内管弦楽団による記念すべき最初の録音で、ロンドンで順調な演奏活動のスタートを切った若者たちのオーケストラは、一躍クラシック界のスターダムにのし上がっていた。当初はセント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会を拠点としていたことから、アカデミー・オブ・セント・マーティン=イン=ザ=フィールズ、略してASMFが名称で日本でのみ、アカデミー室内管弦楽団で通っている。
マリナーは著名な音楽学者サーストン・ダートの弟子・門下生で、ダート校訂によるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『管弦楽組曲』や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。そのような評判の中にあって、《四季》とそれに続く、この〝L’estro armonico〟《調和の霊感(幻想)》の録音演奏はその名声を決定付けたと言える。現在は指揮者としても活躍しているホグウッドが《四季》に続いて、本盤でもハープシコードとオルガンの奏者として参加しています。この頃の彼らの演奏の特徴は、とにかく瑞々しい躍動感にあふれた、聴くものをハッとさせるような新しさに満ちていた。ヴィヴァルディがこれほど喜びを感じさせてくれる音楽なのかと、痛感したものである。
これらの演奏の成功理由の第一には、何といってもマリナーの類い稀なセンスの良さが挙げられる。SPレコード時代にはバッハの局として録音されていたり、別々の曲の楽章を組み合わせて協奏曲としてレコード発売されていたことからも、ヴィヴァルディの曲のイメージとして、バッハに比べれば単調で音楽的にはあまり優れていない、と思われがちだったが、これら協奏曲のレコードは、そのイメージを大きく変える力を持っていた。イタリア人らしい明るさ、軽快さを持っているメロディーで、クラシックには興味がないという人も聴き入るほどだった。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーや、ヤードバーズが一声を風靡していたロンドンに集った若い演奏家らの、それはイ・ムジチを代表とするご当地イタリアの楽団の、古典的に格調高く朗々と演奏するスタイルとは違っていた。
余計な装飾や無駄な表現をそぎ落とした、豊かで色艶やかな世界を構築している。しかも、耳を通して体全身に浸透してくる様な強い聴き応え・趣き・インパクトがある。やがて英デッカレーベルに吸収されることになる、argo録音も素晴らしく良い。
マリナーは著名な音楽学者サーストン・ダートの弟子・門下生で、ダート校訂によるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『管弦楽組曲』や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。そのような評判の中にあって、《四季》とそれに続く、この〝L’estro armonico〟《調和の霊感(幻想)》の録音演奏はその名声を決定付けたと言える。現在は指揮者としても活躍しているホグウッドが《四季》に続いて、本盤でもハープシコードとオルガンの奏者として参加しています。この頃の彼らの演奏の特徴は、とにかく瑞々しい躍動感にあふれた、聴くものをハッとさせるような新しさに満ちていた。ヴィヴァルディがこれほど喜びを感じさせてくれる音楽なのかと、痛感したものである。
これらの演奏の成功理由の第一には、何といってもマリナーの類い稀なセンスの良さが挙げられる。SPレコード時代にはバッハの局として録音されていたり、別々の曲の楽章を組み合わせて協奏曲としてレコード発売されていたことからも、ヴィヴァルディの曲のイメージとして、バッハに比べれば単調で音楽的にはあまり優れていない、と思われがちだったが、これら協奏曲のレコードは、そのイメージを大きく変える力を持っていた。イタリア人らしい明るさ、軽快さを持っているメロディーで、クラシックには興味がないという人も聴き入るほどだった。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーや、ヤードバーズが一声を風靡していたロンドンに集った若い演奏家らの、それはイ・ムジチを代表とするご当地イタリアの楽団の、古典的に格調高く朗々と演奏するスタイルとは違っていた。
余計な装飾や無駄な表現をそぎ落とした、豊かで色艶やかな世界を構築している。しかも、耳を通して体全身に浸透してくる様な強い聴き応え・趣き・インパクトがある。やがて英デッカレーベルに吸収されることになる、argo録音も素晴らしく良い。
- 当時は楽団の中心であったアイオナ・ブラウン、アラン・ラブディといったヴァイオリンの名手らがマリナーの意図を見事に汲み取って味わいを増している。オリジナル楽器ではないモダン楽器による古典的演奏ながらも、優秀で完璧な非の打ち所なき演奏で、解釈も良い意味で申し分のないと言える高尚で嫌味のないスタンダードな仕上がりとなっている。
この曲集のなかの最高傑作とされる「第10番ロ短調」や続く「第11番ニ短調」も、やや劇的で斬新な和声で満たすように響かせている演奏が文句なしに楽しめる。ヴァイオリンやチェロの華麗で自由自在な動きと響きも、当作品のイタリアの郷愁美漂う多彩な世界を個々の作品に応じて臨機応変に弾き分けてもいる。
本場イタリアの演奏家たちの一連の競合盤と比較してみても、作品の再現と解釈、およびそこから生まれ作り出されるイタリア的な響きにおいて、比類のないクリアーで鮮明、かつ豊かな音楽的次元を生み出すことに難なく成功・勝利をつかんでいる。皆さんにも是非、いまでもまったく色褪せることのない、イタリアの初夏の明るい太陽光が注がれている新緑の若葉のように、幸福感溢れる演奏をご堪能いただきたい。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC1584 アシュケナージ/ロンドン管楽合奏団 モーツァルト/ベートーヴェン ピアノと管楽器の為の五重奏曲
室内楽はモーツァルトの快楽。モーツァルト28歳時の作品、《ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452》はピアノとクラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴットによる曲です。この一風変わった編成の室内楽は後年の後輩達も大きく刺激されこのジャンルに挑んだくらいにモーツァルトが残した意欲作で、モーツァルト自ら「自分がこれまで作曲した中で最高の作品」と言ったほどの自信作です。モーツァルトの管楽器に対する扱いの卓越ぶりはいまさら言うに及びませんが、それにしても、特に比較的新しい楽器であるクラリネットを、この時代にここまで自由に表現できる作品を書いた人はいなかったのではないでしょうか。ブライマーのクラリネットがまたこよなくいい音を出しており、モーツァルトの、それこそ天から降りてきたとでも形容しようのない旋律を響かせています。
- 五重奏曲の2曲は、いまだにこの作品の代表的な録音として評価されているもの。若きアシュケナージのみずみずしいピアニズムとイギリスの誇る名手たちとのアンサンブルは、いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている。この異色の楽器編成による嫋やかでふくよかな表情、鄙びた色彩は格別に素晴らしく、音楽する愉しさがいっぱいの演奏だ。録音もいい。FFSS録音の長所を十二分に享受したと云いたくなるような素晴らしい録音です。
イギリス風のメロウなサウンドに明るくのびやかな音色の調和に感嘆させられる。いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている定番。ゆったりとした気分で安心して聴くことのできる名作定番です。
1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。
超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC1333 カルル・リヒター バッハ オルガンリサイタル第2集
厳しくも彫りの深い表現でバッハの世界に肉迫!この分野の最高権威リヒターの極めつけ。
- 演奏者のリヒターは指揮者としても数多くの名盤を残しているバッハ音楽の権威で、28歳の時に録音されたこのオルガン曲集でも峻厳な意志の力に支えられた表出力の強い演奏を行っています。またこの録音は、デッカ・レーベル初のステレオ録音のひとつとしても意義深いものです。
- Side-1
- 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
- コラール《目覚めよと呼ぶ声が聞こえ》BWV645
- Side-2
- コラール《イエスよ、今天より降りたもうや》BWV650
- コラール《高き天よりわれは来れり》BWV606
- 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
通販レコードのご案内JP LONDON SMR50147 クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル 「くるみ割り人形」「軍隊行進曲」「舞踏へのお誘い」「ウィンザーの陽気な女房たち」
1947年以来DECCAレーベルに録音を行ってきたクナッパーツブッシュが、最後にDECCAレーベルに録音した1960年2月収録の名盤です。LPで発売以来、原題は「ALL-TOME POPULAR FAVOURITS」として、世界中で親しまれてきました。日本においても「クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルポピュラー・コンサート」や、曲が切り離されて別の曲とカップリングされた「舞踏への勧誘~クナッパーツブッシュ名演集」等、いくつかのタイトルでも長年販売されてきたお馴染みの盤。
- 「くるみ割り人形組曲」に始まり、独特なテンポの「軍隊行進曲」、ロマンティックな「舞踏への勧誘」に、最後の「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」と、小品であってもクナ節全開の音楽が響き渡ります。ステレオ初期までは比較的録音が多かった「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」は現在では録音される機会が稀ですが、このクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルの録音を聴いていると、小品に対しても情熱ある指揮をしていた頃が懐かしく思えてきます。
このクナッパーツブッシュ最後のDECCA録音は、長年携わってきたG.パリーとJ.ブラウンのコンビにより録音されました。DECCAのステレオ録音はこの時期にはさらに開花し、現在聴いても素晴らしい音質で味わうことが出来ます。
- Side-1
- ピョートル・チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》組曲 作品71a
- Side-2
- フランツ・シューベルト(L.ヴェニンガー編):軍隊行進曲 D733の1
- カール・マリア・フォン・ウェーバー(H.ベルリオーズ編):舞踏への勧誘 作品65
- オットー・ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
通販レコードのご案内JP LONDON K28C15 ショルティ/バイエルン放送響 リヒャルト・シュトラウス アルプス交響曲
リヒャルト・シュトラウスの天才的なオーケストレーションの妙が味わえる「アルプス交響曲」。バイエルン放送交響楽団を率いたショルティの手腕が遺憾なく発揮されている。シカゴ交響楽団より繊細な音色を持ち、当時はベルリン・フィルにも肉薄していた実力とで、迫力満点のオーケストラの醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。
- 夜明けから日没までのアルプスの大自然の情景や登山する人の目に映る情景や心象風景を、音楽で描写したリヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》。ショルティが楽曲ゆかりのオーケストラを統率して、精緻なオーケストレーションを完璧に再現した見事な演奏を聴かせています。
当時はデジタル録音がレコード誌の話題の盛りでしたが、アナログ時代の完成された水準を認めざるを得ない録音。盤は170㌘重量盤。細部に若干の性急さがあるものの、「嵐」の爆発力はすべての同曲で 間違いなくナンバー1である。 スリリングな演奏でこれはこれでショルティの名盤のひとつだと思って疑わないので、ここに選びました。1979年9月ミュンヘン、ヘルクレスザール録音。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
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