伝説的なクンツの十八番パパゲーノ役は文句無しの出来栄◎カラヤン指揮ウィーン・フィル　モーツァルト：歌劇《魔笛》

通販レコードのご案内幾多の名指揮者、名演奏家たちが綺羅星のように輩出され、活躍したクラシックの黄金時代。

《独カラー・スタンプ・ドッグ盤》DE EMI 1C 147-01 663/65 カラヤン モーツァルト・魔笛(全曲)　伝説的なくらいにクンツのパパゲーノ役は十八番にしていただけのことは有る。タミーノ役のデルモータとも文句なく「特上クラスのＡ＋」の歌唱である。歌手たちの布陣も仕上がりも見事なのはフルトヴェングラーに用意されていたレコーディングのために集まったもので、カラヤンはそれを横からかっさらったと見られ、カラヤンを売りだそうとしたレッグとの仲違いの原因となった。ウィーン歌劇場での舞台は全く同じメンバーでフルトヴェングラーが指揮をしている。
1950年代はクラシックの黄金時代で幾多の名指揮者、名演奏家たちが綺羅星のように輩出され、活躍した時期である。ワルター、トスカニーニ、Ｅ・クライバー、クレンペラー、フルトヴェングラーといったあたりは21世紀になった今でも話題に出てこないことがない。この後に続く世代がセルであり、カラヤンもそういう一人だった。
オペラの全曲録音の最初のものだろうと思うけれども、その当時のカラヤンにセリフを含めた完全版をリリースさせるほどのネームバリューはまだなかった。でも当時の名歌手が一同に揃ったのは運が良かった。歌手たちも歌い慣れた演目であり、当時のレコード愛好家もセリフ部分が不足していて話しのつじつまが合わなくても補うだけの知識があっただろう。オペラの物語としてのつじつま合わせでなくカラヤンは音楽劇としての盛り上がりをこの時は《魔笛》で成立させた。あとの時代には聴くことの出来ない、「音楽は一過性の芸術」を痛感させる。

プロダクト

Mozart – Die Zauberflöte
Herbert von Karajan conduct Wiener Philharmoniker, Wiener Singverein, I.Seefried, W.Lipp, A.Dermota, E.Kunz, L.Weber, G.London

レコード番号

1C147-01663/65M

作曲家

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

演奏者

アントン・デルモータ　イルムガルト・ゼーフリート　エーリヒ・クンツ　ヴィルマ・リップ　ルートヴィヒ・ウェーバー　ジョージ・ロンドン　エミー・ローゼペーター・クライン　セ-ナ・ユリナッチ　フリーデル・リーグラー　エルゼ・シュールホフ　ヘルミネ・ステインマーセル　エレオノーレ・ドルピンガンス　アンネリーゼ・ストゥックル　エーリヒ・マイクート　ハラルト・プレグルホフ　リュボミール・パンチェフ

オーケストラ

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮者

ヘルベルト・フォン・カラヤン

録音種別

MONO

コンディション

ジャケット状態

M-

レコード状態

M-

製盤国

DE(ドイツ)盤

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• オーダー番号34-8432
• 販売価格7,000円（税別）