最初に聴く、名曲名盤★ ハイフェッツ、ライナー、ミュンシュ チャイコフスキー、メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内 普遍的で無駄の無い強靭な造形美とハイフェッツの神業的名人芸による推進力&生命力が全篇を貫く。

JP VICTOR SRA2070 ハイフェッツ/ミンシュ/ボストン響 チャイコフスキー/メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

ハイフェッツがライナーやミュンシュと組んだ〝メンデルスゾーン・チャイコフスキー〟のゴールデン・カップリング盤である。ともに名高い協奏曲だけに音盤の数はそれこそ星の数ほどあるが、世界最高のテクニシャンたるハイフェッツらしく、ビシッと決まった音程、理知的でインテンポな構築感の怜悧な鋭さ、それでいて決して機械的なわけではなく、行間からあふれ出る抑制の効いた歌はまさに絶品。バックも完璧だが、ハイフェッツの偉大さを堪能できる一枚。


ハイフェッツの偉大さを堪能できる名盤。録音時の最高の技倆を誇った指揮者と交響楽団の組み合わせであり、最盛期に位置した所為か半世紀以上経過しても新鮮そのもの。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。出だしからして、ハイフェッツらしく快速・明快なヴィルトゥオーゾぶりを見せつける名演奏。ライナー&シカゴ響もハイフェッツに合わせてか、重くなりすぎない爽やかな伴奏で見事なアンサンブル。第2楽章でも「泣き」はあまり入らない。スラブ情緒たっぷりというわけではなく完璧な技巧が先行しがち。そして、オーケストラが伴奏から全奏に変わる時の間合いはなかなかユニーク。

機械人形と揶揄されもした一時代に生きた、ハイフェッツの本分は耽美的な後期ロマン派の楽曲にあり、熟爛の楽想を洗練された構築美で颯爽と仕上げる抜群の読みと、それを可能たらしめる破格の技巧にある。派手な音色と速弾きが爽快で、徹底的に艶やかに歌ひ抜く。ハイフェッツの妖艶で色気のある歌は天晴痛快だ。メンデルスゾーンを商業録音したのは1949年が初めてでしたが、1944年の放送録音がいまではある。指揮者はトスカニーニ、ビーチャム、ミュンシュと曲者揃いだ。一般の演奏よりは相当速いトスカニーニとの共演。ハイフェッツ全盛期の魔人のようなヴァイオリンと鬼神トスカニーニ。聴く前から結果が予想できるような、聴き終えると期待通り。第1楽章は快速テンポで飛ばしますが迫力が尋常でありません。第2楽章も随分速いのですが、その中で大きく歌い上げていて。終楽章の速さについては驚異的、フィナーレに向かっての怒涛のたたみ掛けには開いた口が塞がらない。そして、切れの良い技巧と濃厚な歌い口は同じだが、抒情的な趣があり、曲想に相応しい解釈でアプローチする怪物ビーチャムとの共演盤にこそ〝マシン〟ハイフェッツの真の凄さを聴くことができます。ステレオ録音になってのミュンシュとの共演は、その10年後のハイフェッツが58歳での録音ですが、音の切れ味や凄みが和らいではいますがまだまだ魔人健在です。この録音の半年後に事故で腰を痛めて演奏が激減しますので最後の輝きです。

Recorded :April 19, 1957, at Orchestra Hall, Chicago + February 23 & 25, 1959, 1959, at Symphony Hall, Boston
Produced by John Pfeiffer, Recording Engineer : Lewis Layton, First Release : LSC-2129 (September 1957) , Recording Engineer – John Crawford, First Release : LSC-2314 (August 1959)

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
SRA2070
作曲家
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー フェリックス・メンデルスゾーン
演奏者
ヤッシュ・ハイフェッツ
オーケストラ
ボストン交響楽団 シカゴ交響楽団
指揮者
シャルル・ミュンシュ フリッツ・ライナー
録音種別
STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • JP VICTOR SRA2070 ハイフェッツ/ミンシュ/ボストン…
  • JP VICTOR SRA2070 ハイフェッツ/ミンシュ/ボストン…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
JP(日本)盤
1967年日本ビクター横浜工場製, STEREO 160g重量盤, 国内編集為 JLY 国内スタンパー使用盤

通販レコード

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  • オーダー番号34-25560
  • 販売価格2,200円(税込)


 ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。
 シカゴ交響楽団と言えば、ゲオルク・ショルティの時代におけるスーパー軍団ぶりが記憶に新しいところだ。ただ、ショルティがかかるスーパー軍団を一から作り上げたというわけでなく、シカゴ響に既にそのような素地が出来上がっていたと言うべきであろう。そして、その素地を作っていたのは、紛れもなくライナーであると考えられる。
 シカゴのオーケストラ・ホールは、ボストン・シンフォニー・ホールよりも録音に向いていたようで、このホールで収録された1950年代・1960年代のライナー=シカゴ響の録音はいずれも高いクオリティに仕上がっており、オーケストラのトゥッティの響きと各パートのバランスの明晰さが両立した名録音が多いです。1958年ステレオ時代の到来と共に、RCAはライナー指揮シカゴ響と専属契約を結び、数々の名演奏を録音しました。〝Living Stereo〟は最も自然でありスリリングな録音で、現在でも他の録音に全く劣らないものです。
 個々のパートまではっきり分離するステレオは、生の音とはやや趣を異にするとはいえ、やはりすごい。スタジオ録音とはとても思えない熱気を孕んでいる。一発取りをしたとしか思えない怒濤の極みです。アンサンブルを引き締めながら、強靭な造形が生む緊張感の素晴らしさがハッキリと感じ取れます。

クラシック音楽愛好の王道、レコード・コレクターにとってファースト・チョイスの決定盤。

 ヴィルトゥオーゾと呼んで20世紀初頭頃までのクラシック音楽の演奏には曖昧さが許され、またかえってそれをよしとする風潮があったと言える。
クライスラーやエルマンの録音からは、技術的問題も含め、譜面に指示のない表現を良く行うことに気付く。その良し悪しについてはひとまず置いておき、当時は奏者の個性を前面に出す事が重んじられていたようである。
 これに対してハイフェッツは、冷静かつ正確に、一切の妥協を排除した解釈を行なった。現代では作曲者の意図を最も適切に表現する事が重んじられている。鋭い運弓と力強いヴィブラートによって創り出されるその音色は非常に特徴的である。演奏家それぞれの個性などという次元ではなく、ハイフェッツがヴァイオリンを奏でることで、別質の新しい楽器がそこにあるかのごとく錯覚を起こしそうになる。その余りに強烈な個性が、このブラームスにも宿っている。
 製作陣は RCA の一軍、ジョン・プファイファー&ルイス・チェースで 10+/PERFORMANCE/GOOD の高い評価で、現在でもトップレベルの人気盤の地位を維持している。
 多くのクラシック音楽愛好家は、その入門で、この録音に魅了され今に至るではないか。それはオリジナル盤に改めて魅了されるのも同じ録音盤というほど、ファースト・チョイスの決定盤。

3チャンネルではなくて、3トラック録音

 ライナー=シカゴ響のRCAレーベルへの録音は、1954年3月6日、シカゴ交響楽団の本拠地オーケストラ・ホールにおけるリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」のセッションで始まりました。この録音は、その2日後に録音された同じリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」と並び、オーケストラ・ホールのステージ上に設置された、わずか2本のマイクロフォンで収録された2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の定位感が鮮明に捉えられており、録音史に残る名録音とされています。これ以後、1963年4月22日に収録された、ヴァン・クライバーンとのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番まで、約10年の間に、モーツァルトからリーバーマンにいたる幅広いレパートリーが、ほとんどの場合開発されたばかりのこのステレオ録音技術によって収録されました。
  RCAのチーフ・エンジニア、ルイス・レイトンを中心に試行錯誤を経て考え抜かれたセッティングにより、ノイマンU-47やM-49/50などのマイクロフォンとRT-21(2トラック)やAmpex社製300-3(3トラック)といったテープ・デッキで収録されたサウンドは、半世紀近く経た現在でも、バランス、透明感、空間性など、あらゆる点で超優秀録音として高く評価されています。1956年4月17日のセッションまでは2トラック録音だったが、「家庭交響曲」は3トラック録音。ヤッシャ・ハイフェッツ、アルトゥール・ルービンシュタイン、エミール・ギレリス、バイロン・ジャニスなど、綺羅星のごときソリストたちとの共演になる協奏曲も残されています。いずれもちょうど円熟期を迎えていたライナー芸術の真骨頂を示すもので、細部まで鋭い目配りが行き届いた音楽的に純度の高い表現と引き締まった響きは今でも全く鮮度を失っていません。これらの録音「リビング・ステレオ」としてリリースされ、オーケストラの骨太な響きや繊細さ、各パートのバランス、ホールの空間性、響きの純度や透明感が信じがたい精度で達成された名録音の宝庫となっています。

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