ホワイト・エンジェル
デザインは金色の地に白色のニッパーとエンジェルが上下に描かれ、中央上部に扇形で「 HIS MASTER’S VOICE 」と書かれています。SAN 101 ~ 203 辺りがこのデザイン。使用されたのはセミ・サークルの ASD と同時期ですが、リリース枚数が少ないことで特にコレクターズ・アイテムです。SAN シリーズの初版となるもので、多くは高値で取引されます。
1960年代の初め、英 EMI はオペラや、声楽といった部門に特化した SAN シリーズを新たに作った。EMI がエンジェルマークを復活させたラベルでニッパーとエンジェルが両方描かれているのはレコード会社の興隆を誇っているようです。セットもの箱入りとして販売されることも多くありました。ラベル面の SAN とは別に箱自体に SLS のセット番号が振られていますので、カタログ番号は時に混乱してしまいます。