アナログレコードは話題に登りますが、オープンリールテープや8トラ・カセットで発売されていたことを、ご記憶でしょうか。あ、そういえばと記憶の奥を手繰り寄せている往年の音楽好きもいらっしゃるでしょう。
レコードと違ってテープでの録音は、聴かなくなったり他の録音に再利用してしまった体験も有るでしょう。ミュージック・カセットの最後は再利用されるのが宿命だったでしょう。
ステレオ初期時代、ワルターのオープンリールテープはある程度のカタログが揃っていましたが、それらはほとんどすべては普及型の4トラック、19センチのものでした。
その中で唯一のセミ・プロ仕様の2トラック、38センチで、まれにオークション等に出ると争奪戦になる希少品があります。しかし、希少性もさることながら、より安定感のある2トラック・テープの音は格別で、その情報量の豊かさは破格です。板起こしと比べると安定した音が魅力。レコード盤の内周歪や盤面の傷の影響がなく、アナログ盤への関心が増している今、改めてオープンリールで発売された音源も注目されています。
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[tab title=”【曲目】” active=”active”]モーツァルト:
1.ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
2.ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218[/tab]
[tab title=”【演奏】”]ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団[/tab]
[tab title=”【録音】”]1958年12月10、12、15、17日
カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール(ステレオ)[/tab]
[tab title=”使用音源”][使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)][/tab]
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[notification type=”alert-info” close=”false” ]ワルターの2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻に、フランチェスカッティとのモーツァルトが加わります。ワルターの大らかで慈愛に満ちた伴奏、フランチェスカッティのしたたるような美音、今なお色あせぬ名演です。その演奏をいつもどおり原音に忠実に再現しています。
解説書にはブルーノ・ワルター自身の原稿「レコード音楽について考えること」を掲載しています。これはワルターの生涯最後の執筆と言われているもので、古い雑誌やLPのジャケットに掲載されていましたが、今回は新訳で収録しています。
~平林直哉~
(キングインターナショナル)[/notification]
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[th_column]CD[/th_column]
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