【34-707】英 DECCA LXT6358 バックハウス ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9,11,20番

通販レコード。オレンジ色銀文字ラベル。150グラム重量盤で再生音は安定しています。バックハウスの美しいピアノの音色が力強く、聴きやすい。ベートーヴェン演奏の規範と評価されるアルバム。それは決して「教科書的」であると言うのではありません。

WGSO8176

【34-12352】米 WESTMINSTER GOLD WGSO8176 スワロフスキー指揮 、大交響楽団 ワーグナー:ワルキューレ

通販レコード。カーキ色黒文字ラベル。ボックス美品。ワーグナー録音史上に名高いスワロフスキーの『指環』ワーグナーファンにはおなじみ。カラヤンとの競演をしたクニプロヴァーのブリュンヒルデが一番聴かせる。室内楽のウェストミンスター。声楽、オペラはユニーク。斬新な演出の起爆剤にもなっているだろうほどに、センセーショナルだった。

ワンダ・ウィウコミルスカの放送音源を入手

どちらも同じヴァイオリニストであるとは、聞けばすぐに分かるぐらい。40年近い開きはあるので1991年のコンチェルトでは多少張りにかけるヴァイオリンの響きでしたが、そのヴァイオリンの歌い方は同じでした。これだけ性格の出ているヴァイオリニストは特別でしょう。プログラムの中間のリサイタルの音はとても良くて、60年も前の録音だとは驚きです。そして、レコードとライヴがこれほど相違がないことも人気の程が感じられました。

アメリカのオリジナリティ メイン・ストリームを聴く

オーケストラの水準を高めたのは、マーラーがニューヨーク・フィルの指揮者としての役割は大きかった。アメリカのオーケストラのレパートリーに、マーラーが重要なのは歴史の源になっていることなのです。アメリカのクラシック音楽を聴くときに、このミュージカルからの流れを視点にして聞いてみよう。

古楽の愉しみ ホルンの魅力

中世、狩りをするときに馬上で角笛を吹いて、後方との連絡をした。この角笛がホルンの起こりです。管楽器の中でベルと呼ばれるラッパが後方を向いている唯一の存在です。このベルに握りこぶしを入れて出す強弱と、唇で出す音程は一様でないふくよかさが演奏者の個性でホルンという楽器に魅了される大きなポイントです。

スゼー/ラヴェル:歌曲集 – 仏HMV FALP549

近代フランス芸術歌曲の解釈に最も秀でたバリトン歌手。それは連綿たるフランスの伝統唱法を引き継いでいる独特の歌唱だと言えます。仏ディスク・グランプリを受賞した3枚のうちの一つがラヴェル歌曲集です。自分に対してかなり厳しかったことを忘れてはいけない。一言で言って「官能的」ですが本能的に均衡がとれている美声で詩趣を漂わせる。

音の探究者たちへ。《新》長岡鉄男の外盤A級セレクション

A級の音はA級のソースから!オーディオ・マニア必読の画期的レコードガイド。説明無用のガイド本が、新装されて登場。中古本でも必死に探していたオーディオ・ファイルは少なくない。今、それが叶ったのもA級の名録音盤がSACD、アナログ共に購入しやすい嬉しい状況になったこともある。中古盤やオークションを渡り歩く時間を少なく出来て音楽を聞く時間がもてる。こうしたガイド本が登場することで、オーディオ・ファイルが求めている音盤はもっと登場してくることになるだろう。

7月20日、海の日。海の名曲。男と女の『生きねば』という強い意志。

ドビュッシーの《海》はどこの海なのか、レコードを発売される度にあれこれイメージしていました。海の音楽の最高傑作をドビュッシーが作曲した時、彼は女性スキャンダルの渦の中の小舟でした。《南極交響曲》と同様に、海の一日をのどかに描いたのでなく、海が強い意志を持って生きていることを表した凄みのある音楽です。

『ボレロ』の大人気盤。ミュンシュ、パリ管のラヴェル名曲集。

一人の踊り子が、舞台で足慣らし。やがて、振りが大きくなってくると、まわりにいた客たちも、次第に踊りに目を向け、最後には一緒に踊り出す。シャルル・ミュンシュは、この『ボレロ』をとても遅いテンポで開始します。中程から次第に速めて高揚感を作り上げていく。管楽器の豊かな色彩は、パリ管の魅力が良く感じられます。生命感を魅せつけてくれる理想的な演奏です。演奏会でのミュンシュは熱い音楽を聞かせて、観衆を熱狂させていました。急逝しなければ、他のオーケストラとのレコーディングとは違う音楽が次々と残され、指揮者ミュンシュの音楽の受け取られ方は現在は変わっていたかもしれません。

オペラ初心者のための《トリスタンとイゾルデ》 – NHK-FM《バイロイト音楽祭2011》最終日

楽劇《トリスタンとイゾルデ》のオペラ第2幕は単純に『あなたが好きだ』、『わたしも愛してます』とお互いの愛を確かめ合うふたり。『まもなく、夜が明けます』とイゾルデの侍女ブランゲーネが遠くで歌う。と分かり易いので初めて聴くにはここからでしょ。ベスト3は、LPに限ればクライバー、バーンスタイン、フルトヴェングラーでしょうか。(改訂 2014/01/10)