ポーランドの女流ヴァイオリニスト、ワンダ・ウィウコミルスカ。ウィルコルスカと日本の古いレコード・ファンは日常的に呼んでいるようですが、放送音源のはじめと終わりに残っているラジオ・アナウンスではウィウコミルスカヤと言っているようでした。
古い放送録音と、新しいといっても20年前の録音を一緒にポーランドでラジオ放送された時の音源を聞きました。
どちらも同じヴァイオリニストであるとは、聞けばすぐに分かるぐらい。40年近い開きはあるので1991年のコンチェルトでは多少張りにかけるヴァイオリンの響きでしたが、そのヴァイオリンの歌い方は同じでした。これだけ性格の出ているヴァイオリニストは特別でしょう。プログラムの中間のリサイタルの音はとても良くて、60年も前の録音だとは驚きです。そして、レコードとライヴがこれほど相違がないことも人気の程が感じられました。
Wanda Wilkomirska
1. Bacewicz – Violin Concerto No.5
Wanda Wilkomirska – violin
Warsaw Philharmonic Symphony Orchestra,
Witold Rowicki – conductor
Recorded 17.01.1955, Live, Warsaw
2. Suchoň – Sonatina
3. Saint-Saens – Introduction and Rondo Capriccioso in A minor, Op. 28
4. Ravel
5. Bartok – Three Songs
6. Musorgsky – Gopak
7. Szymanowski – Pesn
Wanda Wilkomirska – violin
Yadviga Shamatulska – piano
Recorded 18.10.1955, Live, Warsaw
8. Szymanowski – Violin Concerto No.1
Wanda Wilkomirska – violin
Polish National Radio Symphony Orchestra, Katowice
Antoni Wit – conductor
Recorded 1991, Katowice, Live
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From the archives of the Polish Radio
Radio Orpfeus
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