圧巻は第三部の「全員の踊り」で,これを聴いてしまったら他は聴けないというくらいエネルギッシュな演奏で微弱なピアニッシモによる冒頭から圧倒的なクライマックスに向かって息もつかせぬ緊張感が持続する。
この「ダフニスとクロエ」はミュンシュ=ボストン響にとって第2回目の録音で、1961年録音盤。
良く知られている名演盤の第1回目の録音から6年後の再録音となったもの。基本的なコンセプトは同じものの、円熟味を増しスケールが大きくなったミュンシュの解釈が、より鮮明なステレオ録音によって克明に記録され、ボストン響の重厚なアンサンブルに軽妙な味わいを求めたいと思うこともありますが,この力感は捨て難くもあり,やはりボストン響は優秀です。ラヴェルのオーケストレーションを知り尽くしている指揮者とエンジニアリングによる傑作だと思います。
【管弦楽曲】☆アナログレコード/委託レコード☆
ラヴェル:ダフニスとクロエ全曲
作曲/曲目 | |
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ラヴェル | ダフニスとクロエ 全曲 |
Catalog: 米 RCA LSC2568
演奏者 | |
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ボストン | 交響楽団 |
シャルル・ミュンシュ | 指揮 |
ニュー・イングランド音楽院 | 合唱団 |
ローナ・クック・デ・ヴァロン | 合唱指揮 |
RCA 1961年2月26,27日
ボストン,シンフォニー・ホール
(シェード・ドッグ・ラベル、1stラベル)1LP
演奏と録音1961 年リリース。ルイス・レイトンの録音による LIVING STEREO の優秀録音盤。その音色はつやと輝きにあふれ、ラヴェルの光彩に富んだオーケストレイションを満喫させます。
コンディションスタンパーも 2S/4S と比較的初期のもの。弱音部でチリ音が聞こえるところがありますが、全体は良いコンディションです。ジャケットは右側の隅に2mm位の小さな割れ、左側隅に小さなハガレ、裏面上部に薄めのリング・ウェアがありますが正面はきれいです。
コンディション | |
レコード | NM |
ジャケット (BOX) | EX++ |
価格 | |
通常価格 | 12,000 円 |
今回価格 | 5,000 円 |
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