マゼールがこの録音のとおり真面目に進んでいっていたら、どんな結果を残した指揮者になっていたかしら、迷っている。常時どうしようかと迷っている。
1972年にクリーヴランド管弦楽団の常任に就任したマゼールが満を持して、75、76年にかけて録音したブラームスの全集で発売は76年。・・・ということですが、そんなに何を惑っているの。おまけに「こうやりゃ、そう聴こえるだろう」とばかり、どこかから持ってきたエスプレッシーヴォの部品をはめ込んだりして、まあ醒めていること。
焦げたエビフライ
作曲家としても指揮、解釈に反映しているマゼールだけにブラームスは厄介な作曲家だったのでしょう。そういや、ブラームスはウィーン・フィルの指揮者だった。
ここはわかると熱演を聞かせているかと思うと、ブラームスのイメージはこうだなと沈着してしまう。“音楽が生まれているところ”をレコードで聞いている!?
そこに気がつけば、この演奏の面白さ。ヘンな奴だけど何故か気になる指揮者だったのは、そこかと考えてみると面白い。
【交響曲】☆アナログレコード/委託レコード☆
ブラームス:交響曲全集
作曲/曲目 | |
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ブラームス |
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Catalog: 英 DECCA D39D4
演奏者 | |
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クリーヴランド | 管弦楽団 |
ロリン・マゼール | 指揮 |
(ffss 1st ラベル)4LP
演奏と録音1972年にクリーヴランド管弦楽団の常任に就任したマゼールが満を持して、75、76年にかけて録音したブラームスの全集で発売は76年。
60年代とがらりとスタイルを変えたマゼールのベートーヴェンと並び、70年代を代表する録音で、恰幅が良く極めてバランスの良い音楽を作り上げています。それでいながらその音楽はけして常識的なものに終わらず、何か新鮮なものを感じさせるのがマゼールらしいところです。
録音は優秀、60年代の DECCA より、より自然なバランスの音作り。弦はウィーン・フィルのように美しく、艶やかでしなやかです。
コンディション盤は傷も無く優秀。全体にたいへん良い状態で鑑賞できます。お買い得。ジャケットは無しです。
コンディション | |
レコード | NM |
ジャケット (BOX) | NM |
価格 | |
通常価格 | 12,000 円 |
今回価格 | 12,000 円 |
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アマデウスクラシックス!アナログ初期盤LPレコード通販サイト:ブラームス;交響曲全集;マゼール;NM;12,000円 via amadeusclassics.otemo-yan.net