HMV SAN – White Angel

ホワイト・エンジェル

デザインは金色の地に白色のニッパーとエンジェルが上下に描かれ、中央上部に扇形で「 HIS MASTER’S VOICE 」と書かれています。SAN 101 ~ 203 辺りがこのデザイン。使用されたのはセミ・サークルの ASD と同時期ですが、リリース枚数が少ないことで特にコレクターズ・アイテムです。SAN シリーズの初版となるもので、多くは高値で取引されます。

1960年代の初め、英 EMI はオペラや、声楽といった部門に特化した SAN シリーズを新たに作った。EMI がエンジェルマークを復活させたラベルでニッパーとエンジェルが両方描かれているのはレコード会社の興隆を誇っているようです。セットもの箱入りとして販売されることも多くありました。ラベル面の SAN とは別に箱自体に SLS のセット番号が振られていますので、カタログ番号は時に混乱してしまいます。

LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE

半円ニッパー – Semi-circle Nipper logo and Red Label

赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパー君の絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「半円(セミサークル)ニッパー( “LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE” )」と呼びます。

レコード番号では、ASD の 576 あたりから 2470 までは、オリジナルであると考えられています。番号後期になるとレコード盤のプレス精度も高品質化していますために、上質な盤のレコードが多くあります。

Magic Notes Royal Blue with Gold Lettering

マジックノート・ロゴ、濃青 金文字ラベル

濃い青色地に金文字がベースとなっており、中央に大きく COLUMBIA の文字が描かれ、上部にトレードマークの音符(マジック・ノーツ)がある。

33CX1001 から 1949 までの初版に使われている。英国コロンビアのモノラル録音盤の代表的なラベル。DECCA LXT、コロムビア 33CX や HMV ALP シリースなど、初期のオリジナル録音の中にはかなり人気が高いものも多数あります。ギーゼキングのピアノ、カラヤンとのモーツァルト(33CX1526)はレア。

Phillips Stereo Series 3rd label

銀文字マルーンラベル

ヨーロッパ屈指の家電&オーディオメーカーであり、名門王立コンセルトヘボウ管弦楽団の名演をはじめ、多くの優秀録音で知られるフィリップス・レーベル。1960年代の半ばから1980年代までの長きにわたって、このラベルは使用されてきた。ほとんど同じデザインであるが初期のものはロゴが銀色で、後期のものは白で印刷されているため、一般的には「シルバー・ロゴ」、「ホワイト・ロゴ」と呼び分けています。ラベルの地色はフランスのボルドーで産出するボルドーワインに由来するマルーンカラーからエンジ、明るい赤へと変遷が有る。

この頃の同レーベルには、名演・名録音盤であふれている上に高水準のクオリティのプレス技術。サウンド傾向は、ホールの平土間のちょっと後方で演奏に接するホールトーンを積極的に録らえた録音ですが、演奏自体は実際にホールで聞くよりも各楽器のディテールが手に取るようにわかる混濁しないフィリップス・トーンが特色です。

Narrow Band England DECCA – ED4

NARROW BAND ED4

SXL ナローバンド、ED4、スモール・ラベルと日頃は呼んでいます。ED1 から比べると中央の「FULL FREQUENCY …」の幅が狭くなり重量も軽くなります。ナローバンドが初版になる LP も多くあり、製盤技術、材質は安定していて再生の難しい ED1 と比べて再発盤でも初版より優れているケースも有ります。

SXL 6435 と 6447 、6449 以降はナローバンドが初版となります。総じて価格は手頃ですが、SXL6529(メータ指揮ロス・フィル 「惑星」)、SXL6721(チョン・キョン・ファ バッハ パルティータ)等は高額です。この2枚はジャケットの痛みが激しくても一度は手元に置きたいと思うものなのでしょう。

“Walking Eye” in Center

TURQUOISE WITH BLACK LETTERING
“一つ目”とも呼ばれますが CBS という報道機関の象徴として目と足を模したウォーキング・アイとよばれるロゴが中央に描かれているデザインです。
米国内プレスでなく、英国プレス、仏国プレス盤で主に使用されています。

DGG – Tulip Alle Hersteller

ALLE で始まる初期 Tulip ラベル

黄色地に黒文字。リムが白と青のチューリップ(百合)で囲まれたもの。チューリップ・ラベルでも時代によって、2つに分けられます。

初期の盤では、チューリップの内側の著作権に関する注意が時計で1時の位置から右回りに” ALLE … “の文章で始まるものです。この Tulip ラベルは番号順イコール年代順とはかぎらないため番号で区切りをつけるのは非常に困難です。

WHITE AND GOLD – HMV ORIGINAL

ホワイト&ゴールド・ニッパー

最も初期のレーベルは、白地に円形のラベルで蓄音機とニッパー君をあしらい「 HIS MASTER’S VOICE 」の文字、その下にスピンドル孔を横切る「 STEREOPHONIC 」の文字があり、金色で縁取りがされているデザインです。

これを、私たちは、「ホワイト&ゴールド・ニッパー」と呼びます。レコード番号で言えば、ASD の 251 から 575 あたりの LP はこのレーベルがオリジナルです。この LP から得られる立体感のあるサウンドは中古レコードコレクターをとりこにしてきました。中古レコード市場で、最も高価で取引されるものの一つです。

“ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA” WIDE BAND WITH GROOVED ED1 ORIGINAL

WIDE BAND ED1(左上に “ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA” )

SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL 6001 から始まる 6,000 番台がありますが、2,000 番台の全てと 6,000 番台前半のレコードがこれに該当します。レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が 13 ミリメートルあり、ED4 よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。

また、ラベル上部、10時位置から右向きに「 Original Recording By … 」の文字が見られます。 更に、ラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝( GROOVE )があり、この3つが揃っているものを ED1 ( English Decca 1 )と呼び、SXL の最初期ラベルとなります。このレーベルが、デッカのステレオレコードの中でも、もっともプレスの時期が早く、オーディオファイルたちの憧れの的です。