DECCAの重厚にして豪快な☆奥行きで感じさす立体感 ケルテス指揮ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲第8番《イギリス》

通販レコードのご案内 ボヘミアの民族色がストレートに表現された独創的な作風で、親しみやすい旋律やリズム感に富んでいます。マジャール人ケルテスのリズム感に快感すら覚えます。

GB DEC SXL6044 ケルテス ドヴォルザーク:交響曲8番「イギリス」《英ED1 オリジナル盤》GB DECCA SXL6044 イシュトヴァン・ケルテス ドヴォルザーク・交響曲8番「イギリス」 テルアビブの海岸で散ったケルテスがベストパートナーだったロンドン交響楽団と残してくれた逸品。43歳で高波にさらわれ亡くなった天才指揮者、ケルテスの代表作がロンドン交響楽団とのドヴォルザーク全集です。ホルンの名手、バリー・タックウェルも在籍していた当時のロンドン交響楽団は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、この第8交響曲「イギリス」でもドヴォルザークらしい高揚感あふれる爽快な演奏を聴かせてくれる。また、英DECCAの優秀な録音技術もあって、いまだ人気の名盤。この作品本来のロマンティックな味わいを満喫することができます。
 この曲は、つい最近まで「第四番」といわれてきた。それが、現代では「第八番」である。今では誰もがドヴォルザークの交響曲は、九曲だと答えるが、生前に出版されたのは、そのうち五曲だったからである。作曲順でも、八曲目の交響曲だ。レコードの表紙には、四番と八番と両方表記されている。この併記されているのが初期版の目安になる。後期では「第八番」とだけある。
 このレコード盤はラベルのデザインが『ワイドバンド』ED1の初期プレス盤。現在のオーディオでは、ED4プレス盤以降が安定した再生が出来ますが、音に濃度があって、迫力を感じるようだ。奥行きを感じる立体感で、モノラル再生のサウンドになれた耳との互換を満足させる。
 若くして事故死してしまったケルテスが、首席指揮者を務めていたロンドン交響楽団を指揮したこの録音は彼の代表的名盤ともいえる演奏です。ケステスはブダペストに生まれ、リスト音楽院で大作曲家ゾルタン・コダーイに学んでいます。1955年からブダペスト国立歌劇場の指揮者となりましたが、1956年ハンガリー動乱で西側に亡命。1960年にアウクスブルク国立歌劇場の音楽総監督に就任し、1963年から亡くなるまでケルン国立歌劇場の音楽総監督を務めました。コンサート指揮者としては1965~68年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、同時に英デッカにドヴォルザークの交響曲全集を始めとして数多くの録音を行いました。そしてウィーン・フィルへの客演や録音も軌道に乗り、いよいよ巨匠への飛躍の時期だった1973年4月、イスラエル・フィルに客演した際、テル・アビブの海岸で遊泳中に高波にさらわれ溺死しました。まだ43歳でした。
 ニキッシュに始まり、ライナー、フリッチャイ、オーマンディ、セル、ショルティと続くハンガリー指揮者界の栄誉を受け継ぐ期待のホープであったケルテス。もし、彼が、これからという時期に他界しなかったら、アバドや小澤世代のケルテスの存在は20世紀末の指揮者の勢力地図を大きく塗り替えていたろうと誰もが思っています。1961年録音のウィーン・フィルとの《新世界より》が大評判を呼び、その続編として第8番がロンドン交響楽団と録音されました。以降、1967年に発売された再度の《新世界より》を含め、1968年の序曲集までも録音したドヴォルザークの交響曲、管弦楽曲の全集。ストラヴィンスキーを予見させるような新鮮なモーツァルト、ウィーン・フィルとのシューベルトはとにかくも、ブラームスのセレナードまで含めた交響曲全集へと、DECCAレーベルの入れ込みようは並々ならず。ウィーン・フィルをカラヤンの指揮で録音するための契約が上手くいかなかった場合の保険にしては、カラヤンを煽っている感じ。カラヤンより21歳年下の若さは旺盛にDECCAの要望を熟していく。
 表紙の絵画は、ウィーンのブルク公園前の美術史美術館( Kunsthistoriches Museum )に展示されているブリューケルの “農民の踊り”。今にも飛び出してきそうな、他の指揮者の持っていないようなマジャール人ケルテスのリズム感を表現しているように思わせる素敵なジャケットですね。古代から19世紀に至るヨーロッパ各地の美術品を収蔵している、この美術館の建設はドヴォルザークが活躍した時期に重なる。自然史博物館と対になりますが、レコード史博物館にはケルテスのすべてのレコードが居並ぶことでしょう。
 然るに当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついたみごとな仕上がりで有名。重厚にして豪快なドボルザークで、若々しさを感じさせるケルテス指揮下、ロンドン交響楽団がよく鳴っている。快感すら覚えます。この 8番イギリス と呼ばれる所以が分る様な演奏です。イギリス・プレス盤、ステレオ録音。

1963年2月ロンドン、キングズウェイ・ホールでのセッション録音。P&E: Arthur Lilley / Ray Minshull。優秀録音、名演、名盤

■ワイドバンド、ED1 オリジナル盤

通販レコード詳細・コンディション、価格

レコード番号
SXL6044
作曲家
アントニン・ドヴォルザーク
オーケストラ
ロンドン交響楽団
指揮者
イシュトヴァン・ケルテス
録音種別
STEREO


GB DEC SXL6044 ケルテス ドヴォルザーク:交響曲8番「…GB DEC SXL6044 ケルテス ドヴォルザーク:交響曲8番「…

WIDE BAND WITH GROOVE ORIGINAL RECORDING BY DECCA ED1, STEREO 1枚組 (145g), Release 1963, Stamper 3G/3G。

ジャケット状態
EX
レコード状態
M-
製盤国
GB(イギリス)盤

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オーダーは品番 / 34-25356
販売価格15,000円(税別)

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Istvan Kertesz -The London Years Box set

ステレオはロンドン

 ステレオ録音黎明期(れいめいき)1958年から、FFSS ( Full Frequency Stereo Sound )と呼ばれる先進技術を武器にアナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として君臨しつづけた英国 DECCA レーベル。レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられた。英 DECCA は、1941年頃に開発した高音質録音 ffrr の技術を用いて、1945年には高音質 SPレコードを、1949年には高音質 LPレコードを発表した。その高音質の素晴らしさはあっという間に、オーディオ・マニアや音楽愛好家を虜にしてしまった。
 その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英 DECCA は LP・EP にて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でも LP 3枚分の録音が同月28日まで続いた。
 そしてついに1958年7月に、同社初のステレオレコードを発売。その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとして ffss( Full Frequency Stereophonic Sound )が使われた。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売し、「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。

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