再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。
低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC1755 シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィル ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」/交響曲第8番
- ベートーヴェン屈指の人気曲をドイツの名指揮者シュミット=イッセルシュテットが名門ウィーン・フィルを指揮し、ドイツ音楽の伝統を踏まえた演奏で再現しています。
録音はハイファイとして評価が高かった当時の英デッカの特徴である、高音弦のややきらびやかなサウンドに仕上がっています。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC1064 アンセルメ/スイスロマンド管 リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」/ボロディン ダッタン人の踊りと合唱
- 『シェエラザード』には音響的な魅力を追うあまりけばけばしさと隣り合わせの、音楽的にはむしろ内容の薄い演奏が少なくないが、このアンセルメ盤はまさにそれとは対極的な位置を占める典型的な一枚である。抑え気味の表現の中にも、丹念な彫琢とデリケートな音色感覚から生み出される実にさまざまな妙味がいっぱいで、アンセルメの指揮術の奥の手をそこにみる思いがする。
[シェエラザード]ローランド・フェニヴェス(ヴァイオリン)、[イーゴリ公]ローザンヌ青少年合唱団、ローザン放送合唱団(合唱指揮:アンドレ・シャルレ)1960年11月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音。日本盤初出:SLC1064(1961年12月)。
1978年の夏にスイスを訪れた志鳥栄八郎に、スイスの音楽関係者のひとりが、こう言ったとのことだ。「いまスイスの音楽界は、太陽が沈んで、暗闇の状態です。」この太陽がエルンスト・アンセルメであることはいうまでもない。
これほど、生前のアンセルメの存在は巨大だったし、その功績も、はかりしれないものがあったのである。だからこの、アンセルメ没後10年を記念して、ジュネーブで“アンセルメ国際指揮者コンクール”が開かれるようになった。
アンセルメは、1883年にスイスのヴェヴェイで生まれ、1969年の2月に、86歳の天寿をまっとうした、スイスの誇る世界的な大指揮者である。青年時代に数学を学んだが、その後、指揮者の道を選び、1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、1968年の秋に勇退する約50年の間に、このオーケストラの実力を世界的な水準にまで引き上げたのであった。ひとりの指揮者が、約半世紀も同じオーケストラを指揮するということは、驚倒すべき記録で、歴史上、まだ数人しかその例を見ない。アンセルメにとって、スイス・ロマンド管弦楽団は、まさに、自在に演奏できる“愛器”のようなものだったのである。
彼は、世紀のバレエ興行師と言われたバレエ・リュッスの主宰者ディアギレフと親交を結んでから、ドビュッシー、ラヴェル、オネゲル、マルタンらとも親しくなり、こうした一流の作曲家たちの作品を、数多く初演している。こうしたところをみても、この巨匠の体には、近代・現代音楽の歴史が、深く彫り刻まれていたといってよい。
アンセルメは、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ロシアの音楽を得意としていたが、ドイツ音楽にも深い理解を示していた。そして、これらの音楽を、いつも客観的な態度で見つめ、精密な設計で組み立て、表情豊かに、しかも光彩陸離にまとめあげるのを得意としていた。
彼は、2度来日しているが、亡くなるわずか半年前の1968年の夏に来日した時、アンセルメと京都を旅した志鳥は、その時アンセルメが語った、「ラテン系の音楽とゲルマン系の音楽とでは、もちろん、音楽の内容も、また響きも、大いに違います。しかし、どこの国の音楽を演奏するときでも、オーケストラは、常に美しく高鳴らなければなりません」といった言葉を、思い出すということだった。このように巨匠は、いつも〝美しい響き〟を追究していた人なのであった。
超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。
通販レコードのご案内JP LONDON SLA1023 メータ/ロスアンジェルス・フィル ストラヴィンスキー 春の祭典
- 1971年のレコード・アカデミー賞に輝いたメータの野生美と神秘性に満ちた《春の祭典》。同時期に録音されたブーレーズの旧盤とともに《春の祭典》ブームに火をつけた30歳代前半の若きメータの覇気溢れる名盤。荒々しく野生的、マッシヴな演奏は数ある《春の祭典》録音の中でも特筆ものです。
今もって絶大な人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)は、若い頃からワーグナーを得意としており、バイロイト音楽界やバイエルン国立歌劇場で伝説的な名演奏の記録を刻んできました。その晩年はワーグナーの聖地バイロイトで開催される「バイロイト音楽祭」に於いて、1951年~60年代前半までほぼ毎年登場し、数々の伝説的名演を残したことで広く知られています。
通販レコードのご案内JP LONDON SLC1744 クナツパーツブッシュ/ウィーンフィル クナツペルツブッシュ・ワーグナー・アルバム
- 殊に晩年になって会得した演奏スタイルである悠揚迫らぬ巨大なスケール内面の激しい燃焼は、余人の到達し得ぬ境地に達していると言っても過言ではないでしょう。全曲盤でも味わえない「愛の死」におけるニルソンの歌唱も素晴らしく、ステレオ最初期の名録音で、ウィーン・フィルの音色を味わうことができる。クナッパーツブッシュの芸術の粋を伝えるワーグナー・アルバムです。
ワーグナー音楽の「美味しいとこ取り」には、色々な組合せがあり得るので、曲目編成はさまざまだが「ニーベルングの指環」のあらすじを追ったコンパクトなもの、「ワーグナー管弦楽曲集」と銘打った序曲、前奏曲を取り合わせて、オペラ中でも交響曲に引けを取らない超弩級のオーケストレーションを堪能させるオーディオ・デモンストレーション向けが多いが、神話の世界や、オペラの約束事が無縁な人には、音に圧倒されるばかりでしかない。それでは不本意だったのだろう、クナッパーツブッシュとなると特に。ワーグナーの音楽の〝毒〟を接種し、どういう場面の音楽で、何を歌われているのかは、それから知ってもらえればいいのだ。その時分にはオペラが苦手、ワーグナーは嫌いという弱点に免疫機能が働くオペラ耳になっているだろう。
本アルバムの魅力は、クナッパーツブッシュ円熟期の成果を、より録音明晰なウィーン・フィルの演奏で聴くことができる点であり、スタジオ・セッションという完璧な環境での録音、かつニルソンを抜擢したソプラノのアリアは価値あるもの。ワーグナー音楽の神髄を極めた名演奏とされているクナッパーツブッシュのこの「ワーグナー・アルバム」は、「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)の「ワーグナー管弦楽曲集」中、クレンペラーと並んで第3位にランクされている。すでに幾度もリリースされてきたロングセラーだが、いまだにこれを凌ぐ演奏には滅多にお目にかかれない。ワーグナー指揮者として絶対の自信に裏打ちされ、セッション録音ながら当意即妙のライヴ感、縦横無尽な自由な解釈、一発必中の緊張感をこれほど随所で感じさせる演奏は稀であろう。
通販レコードのご案内JP LONDON SLA1039-40 ショルティ/シカゴ響 マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」
- 1971年シカゴ交響楽団のヨーロッパ楽旅の際に豪華ソリストを起用し、デッカのウィーンでの録音本拠地ゾフィエンザールで録音された《千人の交響曲》。
デッカの録音技術の粋を結集した臨場感あふれる空前絶後の録音の生々しさ、圧倒的な緊張感はこの曲の屈指の名盤として知られています。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
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