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録音史上最もドラマティックな演奏へと結実★座右の宝 シャルル・ミュンシュ指揮パリ管 ベルリオーズ・幻想交響曲 | Classical Notes

録音史上最もドラマティックな演奏へと結実★座右の宝 シャルル・ミュンシュ指揮パリ管 ベルリオーズ・幻想交響曲

通販レコードのご案内ミュンシュもパリ管もデビュー戦。持ち前の大きく、粗っぽい程に、気合い、情熱が入りまくった演奏です。

JP 東芝音楽工業(赤盤) AA8255 ミンシュ/パリ管弦楽団 ベルリオーズ 幻想《日 東芝音楽工業・赤盤》JP 東芝(赤盤) AA8255 ミュンシュ/パリ管弦楽団 ベルリオーズ/幻想交響曲❖ミュンシュは音楽が持っているのストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。ベルリオーズの幻想交響曲とブラームスの第1交響曲でのミュンシュがドライヴするパリ・コンセバトワールの燃焼ぶりは永遠に色褪せることがない。ミュンシュのキャリアはヴァイオリニストからスタートしていますが、若かりし頃、ゲバントハウスのコンマスに就任、その時の指揮者がフルトヴェングラーだった。毎日その巨匠の目の前に座って多くのことを習得したことから、しらずと例の拍子をぼかす内容重視の指揮法はフルトヴェングラーの指揮姿から身につけたものと推察出来ます。ミュンシュは当時ドイツ領だったストラスブルク出身であることから、れっきとしたドイツ人であるがゆえにブラームスなどのドイツモノまで得意としていたのは当然、彼の演奏で聞いても見たかったがバッハも熱愛していた。そのアイデンティティあってこそのベルリオーズなどのフランスモノでの情熱的な指揮ぶり、爆発的な熱気あふれる音楽表現で感動的。❖
❖ミュンシュのザ・ベストとなれば、まずこれがあげられよう。思うがままに棒の振れた充足感に溢れている。解釈は当然ながら徹底していて、ベルリオーズの標題性とドラマ性を思い切りよく描き出した。一度聴いたら忘れられない名演。指揮者と作曲家、指揮者と作品とが特別なきずなで結ばれている、そんな感銘に浸らせる名盤である。ドラマティックな解釈も素晴らしいし、演奏にかける情熱、覚悟にもただならぬ気配が充満しているが、その背景にはこの名作だけが持つ真実性を、全身全霊をかけて明らかにしようとしたミュンシュの使命感があり、それが強烈な説得力となって演奏全体に輝きとスリルを与えている。ミュンシュの美学を背負って立つオーケストラも傑出、聴き手を演奏芸術の神髄に立ち会わせてくれる。座右の宝である。❖

録音史上最もドラマティックな演奏へと結実。

❖フランスの名指揮者、シャルル・ミュンシュ(1891-1968)がその最晩年に持てるエネルギーの全てを注いだのが、パリ管弦楽団の創設と育成でした。1967年6月、フランス文化相アンドレ・マルローと文化省で音楽部門を担っていたマルセル・ランドスキのイニシアチブにより、139年の歴史を誇りながらも存亡の危機を迎えていた名門パリ音楽院管弦楽団の発展的解消が行われ、新たに国家の威信をかけて創設されたのがパリ管弦楽団で、その初代音楽監督に任命されたのがミュンシュでした。第2次世界大戦前にパリ音楽院管弦楽団の常任指揮者を務めていたミュンシュ以上にこの新たなオーケストラを率いるのにふさわしい指揮者はおらず、同年10月2日からの綿密なリハーサルを重ねてむかえた11月14日の第1回演奏会は、国内外に新しいフランスのオーケストラの誕生をアピールする大成功を収めたのでした。その1年後、1968年11月、パリ管弦楽団の北米ツアーに同行中にリッチモンドで心臓発作のため急逝するまで、ミュンシュは30回ほどの共演を重ねるとともに、EMIにLP4枚分の録音を残しました。その中の1枚がこのベルリオーズの幻想交響曲で、11月14日の第1回演奏会でも取り上げられた作品であり、EMIはそれに先だって4日間のセッションを組み、巨匠の叱咤激励(しったげきれい)のもと覇気に燃える新生オーケストラの息吹を捉えたのです。ステレオ録音。❖

1967年10月23日~26日パリ 、サル・ワグラムでの優秀録音、名演、名盤、見開きジャケット、解説付き。

■エンジニア&プロデューサー ルネ・シャラン、ポール・ヴァヴァッス

再発多い中レコードアカデミー賞受賞盤1968年盤

指揮者ミュンシュは、この交響曲でありながら標題音楽でもある「幻想」のもつストーリー性を、小説家の様な視点で語りかけてくる。ロマンティックな曲想は、ベルリオーズの実体験にもとづいたストーリーあってのものだということを、熱を持って表現する。ミュンシュがドライヴするパリ管の燃焼ぶりは、30年以上経った今でも色褪せることがない。
英仏盤のみならずこの東芝音楽工業時代に制作・録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみ。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。 モノクロではなくこんなにカラフルで立体的なのは、 さすが初期東芝工業盤、ハンドメイドの余韻が感じられます。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
AA8255
作曲家
エクトル・ベルリオーズ
オーケストラ
パリ管弦楽団
指揮者
シャルル・ミュンシュ
録音種別
STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • JP 東芝音楽工業(赤盤) AA8255 ミンシュ/パリ管弦楽団 ベ…
  • JP 東芝音楽工業(赤盤) AA8255 ミンシュ/パリ管弦楽団 ベ…

東芝音楽工業・赤盤, STEREO 1枚組(170g)。1968年、リリース豪華見開きジャケット。英国EMI盤同一輸入メタル 2YLA-1552 原盤使用盤 最初期スタンパー
当時の「東芝音楽工業株式会社」製レコードは丁寧な造りで英国直輸入スタンパー使っていた所為か高音質なものが多い。
国内版とはいえ、高品質で知られた東芝音楽工業プレスの赤盤はなかなかやります。ダイナミックレンジの広いクリアな再生音で、白熱の演奏がしっかりと鑑賞できます。
再発多い中1968年レコードアカデミー賞受賞盤現物そのもの。フランス盤の数分の一の値段ですから、おすすめです。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
JP(日本)盤

通販レコード

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
 
オーダーは品番 / 34-25389
販売価格3,850円(税込)

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❖ベルリオーズの作品は、ミュンシュが得意としたフランス音楽の中でも最も定評のあったレパートリーで、中でも幻想交響曲は、ミュンシュが世界各地で取り上げたトレードマーク的な作品でした。作品に盛り込まれた感情のダイナミズムを余すところなく表現しきる思い切りの良さ、作品全体を俯瞰するスケールの大きさ、夢中になってのめり込んで行くようなクレッシェンドやアッチェレランドの激しさの点で、ミュンシュの幻想交響曲ほど熱い演奏は他にはありません。このパリ管弦楽団との録音の前にすでに3回の正規セッション録音を重ねていることからも、その得意ぶりが判ります。パリ管弦楽団との最後の幻想は、老ミュンシュの豊富な演奏経験の蓄積と、最晩年に鮮やかに燃え上がった音楽への情熱が融合して、録音史上最もドラマティックな演奏へと結実したものです。収録は、当時EMIでオーケストラ録音に常時使用していたサル・ワグラムで行われ、録音を手掛けたのは、名プロデューサーとして知られているルネ・シャルランと名エンジニア、ポール・ヴァヴァッスールのコンビです。ホールに分厚く渦巻く演奏の熱気が余すところなく捉えられています。❖

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