通販レコードのご案内 ヨハン・シュトラウス2世の緻密な曲作りを代表する『皇帝円舞曲』、『南国のばら』、『酒・女・歌』を柱に親しみ深いポルカで繋いでいく。交響曲の各楽章になってもおかしくない曲を並べて、カラヤンは“交響組曲”的楽しみ方の出来るアルバムにしている。
《デジタル、ブルーライン盤》DE DGG 2532 026 ヘルベルト・フォン・カラヤン J.シュトラウスII・皇帝円舞曲 喜歌劇「こうもり」で一躍時代の寵児になりますが、歌劇を作曲してこそ宮廷音楽家に認められなかった。ウィンナ・ワルツは幾つものメロディーをつなげたポプリ形式のおおらかな作りですが、「皇帝円舞曲」の場合、もう少し細かいユニットに別れていて、「威厳をたたえた部分」と「おしゃれでチャーミングなメロディユニット」の対比が第1主題、第2主題として聴くことで交響曲の一つの楽章に思えてきます。ヨハン・シュトラウス2世はブラームスとの親交が深く、ブラームスの得意とする音楽ジャンルは犯すまいと心に決めていました。晩年、歌劇「騎士パズマン」を作曲しウィーン宮廷歌劇場(現在のウィーン国立歌劇場)で初演。名実ともに音楽史に残る作曲家と認められます。
フィルハーモニア管弦楽団時代から、ウィーン・フィルともカラヤンはヨハン・シュトラウス2世のワルツ集を録音しているが、ベルリン・フィルとの2度目のレコーディングはデジタルで行った。アナログ録音だった1969年の時は2枚のアルバムとしての発売でしたが、デジタル録音ではそれが3枚のアルバムとなった。カラヤンの思い入れが強いほど感じられる。
しかしCD時代に入って混乱が起こっている。ベルリン・フィルの演奏で、どちらもギュンター・ヘルマンスがエンジニアだったことで、デジタルで録音しなおした音源とアナログ時代の音源が錯綜。加えて、《愛の使者》、《天体の音楽》、《浮気心》の3曲はアナログ盤では当時発売されず、1997年の CD 化にあたって初めて追加して発売された。慮るにカラヤンの心中如何ばかりか。
アルバムの冒頭を飾る《皇帝円舞曲》はシュトラウスの晩年のワルツの中では最も人気のある楽曲と認められており、彼の「10大ワルツ」の一つに数えられている。シュトラウスの大親友だったヨハネス・ブラームスは、シュトラウスは年老いてから創造力が減退したと思っていた。二重和声が付けられたシリーズや、普段から簡単な曲ばかりを作曲しているにも関わらず、わざわざ「誰でも弾けるピアノ曲集」などと銘打ったシュトラウスの晩年の作品群をブラームスは嫌っていた。しかしこのワルツ《皇帝円舞曲》については非常に好意的にとらえ、「これは管弦楽法がすばらしいので、見事に鳴るんだ。しかし結局、魅力の秘密なんか考えてもしょうがないな。」などと語り、このワルツの楽譜がジムロック社から出版されることを喜んだという。楽団が総勢100人という大構成で演奏する曲でもあり、SPレコード時代から名指揮者の名演盤が数多い。
P:ギュンター・ブレースト、D:ミシェル・グロッツ、E:ギュンター・ヘルマンス。1980年6月13~15日、9月29、30日、12月4日、ベルリン、フィルハーモニーザールでのデジタル・セッション録音。
通販レコード詳細・コンディション、価格
- 品番
- 34-7934
- レコード番号
- 2532 026
- 作曲家
- ヨハン・シュトラウス2世
- オーケストラ
- ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮者
- ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 録音種別
- STEREO
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- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- DE(ドイツ)盤
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- オーダーは
- 品番 / 34-7934
- 販売価格
- 2,200 円(税別)
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