通販レコードのご案内クリュイタンスのバックも万全でベートーヴェンのイメージそのもの、現在の演奏では聴くことが出来ないドイツ音楽らしいゴツゴツ感があり、素晴らしいの一言に尽きます。
《独ニュー・ニッパー盤》DE EMI 1C 037 1909051 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 このベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、オイストラフの至芸を愛でる者にとっては格別のレコードです。一聴すると全盛期の彼の芸風は、より感情の起伏を織り込んでいるようで、かなり感情的な演奏になっています。1950年代後半のオイストラフの巧さ・重厚さは、驚異的なドライヴを展開しています。テンポも速からず、ゆったりと歌い上げる。多少速めに弾いてる曲でも、なぜかゆったりして聴こえる。音符を弾いているのではなくて、一音一音に意味があり、まるで言葉で話しかけられているように思えます。
彼の語り方一つ一つに感動させられ、飽きる事なく針を落とすと必ず最後まで、と言う気になる。おそらく、彼独特の線の太さも貢献していると思う。何れにしていも豊満な美音で悠然と歌う、しかし時には威嚇するとでも表現した方が相応しいフレーズも散見されるオイストラフの真骨頂が発揮された一枚であることは間違いない。懐の深い雄大な演奏です。
豊麗で伸び伸びとしたオイストラフのヴァイオリンと音楽性豊かなクリュイタンスの指揮がベスト・マッチ。ベルリン・フィルとの全曲でベートーヴェンを得意としていたクリュイタンスと、ここではフランス国立放送管弦楽団のバック、録音会場もパリの音響効果が抜群の体育館サルワグラム、もう何も云うことなし。20世紀におけるヴァイオリン協奏曲の一つの頂点を築いた、永遠の輝かしい記録がこのディスクに刻まれています。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
FRENCH NATIONAL RADIO ORCHESTRA conducted by ANDRE CLUYTENS, DAVID OISTRAKH – BEETHOVEN – Violin Concerto op.61
- レコード番号
- 1C 037 1909051
- 作曲家
- ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- 演奏者
- ダヴィッド・オイストラフ
- オーケストラ
- フランス国立管弦楽団
- 指揮者
- アンドレ・クリュイタンス
- 録音種別
- STEREO
アンドレ・クリュイタンス( ANDRE CLUYTENS )はベルギー生まれのフランス人指揮者。19世紀から20世紀初頭のフランスの音楽を積極的に演奏し、彼の録音は国際的な名声と印象的なレパートリーによって、その偉大なる解釈と演奏を証明しています。1905年にベルギーのアントワープ生まれ。1967年6月3日没。9歳から同地の音楽院で学び、卒業後王立歌劇場の合唱指揮者に就任。1927年に『真珠採り』を代役で指揮し成功。そのまま同歌劇場の常任指揮者に昇格した。1938年にヨーゼフ・クリップスの代役としてベートーヴェン祭で指揮をとり、コンサート指揮者としても認められる。1949年にパリ音楽院管の常任指揮者に就任。フランス人指揮者で初めてバイロイトに登場するなど、ドイツ音楽でも高い評価を受けていた。クリュイタンスは特に近代フランス、そしてドイツ・ロマン派の名指揮者として知られていますが、70人以上の作曲家による作品のレパートリーは、オーストリア、イタリア、ロシア、チェコスロバキア、ポーランド、スペイン、アメリカの音楽、バロックから20世紀半ばまで幅広く網羅していた。
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