ドラマの迫真性を感じさせる◉オジェー、シュライアー、ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン◯モーツァルト・後宮からの逃走

通販レコードのご案内皇帝が望んだ本格的なドイツ語オペラの理想。

FR DGG 2740 102 ベーム モーツァルト・後宮からの誘拐《仏ブルーライン盤》FR DGG 2740 102 ベーム モーツァルト・後宮からの誘拐 ドイツ・オペラはどちらかというと片隅へ追いやられていた。この事態を憂慮した皇帝ヨーゼフII世がドイツ・オペラを盛り上げようと声をかけたものの、なかなか成果は上がらなかった。モーツァルトは余程イタリア・オペラから脱却したオペラとでもいうべきものを作りたかったらしい。《後宮からの誘拐》は全体の筋の展開が速く、わかり易いし、登場人物も愛すべき性格の持ち主ばかり。当時としてはかなり自由奔放なスタイルで書かれており、喜怒哀楽の感情の動きを活写している。亡国に連れ去られた恋人を救出する青年のアクション映画だと思ってみると親しめる。
 ベームの指揮は、哲学的な意味を含んで演奏していると云うよりは、歌劇場と云うよりは芝居小屋に相応しい感じで話が進む。ベームならではの引き締まった表現を聴かせている。躍動感にあふれ、それでいながら曲の運びに余裕がある。歌手もオジェー、シュライアーなど理想的な布陣だ。オーケストラがドレスデン管ということもあり、ウイーンの甘さは有りませんし、人によっては堅苦しく感じるかもしれませんが、全体的に極めてドイツ的な演奏で、それが逆にドラマの真実味が向上したかのような迫真性を感じさせます。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

品番
34-21755
レコード番号
2740 102
作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌手
アーリーン・オジェー
レリ・グリスト
ペーター・シュライアー
ハラルド・ノイキルヒ
クルト・モル
オーケストラ
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮者
カール・ベーム
録音種別
STEREO

販売レコードの裏表紙、レーベル写真

FR DGG 2740 102 ベーム モーツァルト・後宮からの誘拐
FR DGG 2740 102 ベーム モーツァルト・後宮からの誘拐

BLUE LINE, STEREO 3枚組(130g/120g/120g), Release 1974。解説書付き。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
FR(フランス)盤

通販レコード

品番34-21755
販売価格5,500 円(税込)

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。

 スペイン貴族ベルモンテの許嫁コンスタンツェが海賊にさらわれ、今はトルコの太守セリムの後宮に軟禁されている。そこにはベルモンテの召使ペドリロと、コンスタンツェの侍女でペドリロの恋人であるブロンデも捕らわれている。
 コンスタンツェはセリムに求愛され、ブロンデは番人のオスミンにしつこく言い寄られているが、彼女たちは頑として受け入れず操を守っている。
 ベルモンテは恋人を救うべく単身後宮に潜入。オスミンに邪魔されながらも、ペドリロと連絡を取り合い、コンスタンツェと再会を果たす。が、あと一歩というところで救出に失敗し、捕まってしまう。おまけにベルモンテの父親がかつてセリムの恋人を奪い、自分を国外追放にした憎むべき仇敵であることが発覚。もはや処刑は免れ得ぬものとベルモンテは覚悟する。しかし、セリムは「不当な仕打ちに対して同じように報復するよりは、善行をもって報いる方が、はるかに大きな満足が得られる。そのことをお前の父親に知らせるがよい」と言い、ベルモンテたちを解放してやる。4人の若者はセリムに感謝を捧げ、トルコを後にする。めでたしめでたし。
 これを書きはじめたのは1781年。モーツァルト、25歳。ザルツブルクでの息苦しい宮仕えの身から解放され、独立した職業作曲家として、成功のチャンスを求め、ウィーンに来たばかりだった。さらに、初演の約半月後にはこのオペラのヒロインと同じ名前を持つ女性、コンスタンツェと結婚。『後宮』は、まさにモーツァルトが人生の高波に乗り、青春を謳歌していた時期に書かれた。
 当時はイタリア・オペラが主流で、イタリアの音楽家たちが楽壇を仕切り、1782年7月16日に行われた初演は、イタリア派の妨害工作をものともせず、圧倒的な成功を収め、嵐のような賛辞を贈られた。メロディーメーカーとしての彼のセンスが最も意気盛んに爆発し、このオペラの中に織り込まれた20曲あまりの歌は、どれも表情豊かで美しい旋律によって編まれており、ポピュラー・ソングとして通用するくらい親しみやすい。
 このオペラについてはモーツァルトのいとこでドイツ語オペラの正統派「魔弾の射手」の作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバーの至言とも言うべき的確な評がある。
「私はこの作品の中に、誰一人取り戻すことのできない快活な青春時代を、そして、欠点を除去しようとすればたちまちのうちに逃げ去ってしまうあの魅力を見る。私の考えでは、モーツァルトが芸術的に成熟したのは『後宮』においてであって、その後は世慣れた作品を作っていっただけである。『フィガロ』とか『ドン・ジョヴァンニ』とかいったオペラなら彼はいくつも書けたが、『後宮』のような作品は二度と書けなかった」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

こちらの記事もどうぞ