英 DECCA のオリジナル・プレスだと、このレコードはとてもヌケの良い録音ですね。とアナログ・オリジナル盤でのウィーン・フィルの音色の良さに感動させられるクラシック愛好家は多い、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲チクルスの1枚。ベートーヴェンを FM で聴いて感動した最初の体験盤が、この録音だったというケースは多いはずです。
CD でもデッカのベスト名盤として欠かせることが出来ないようで、カタログから消えないほどである一方でシュミット=イッセルシュテットって誰と言った若いクラシック・ファンには認識が低下しかけているそうで心配。『録音のデッカ』が録音したウィーン・フィルの録音。或いはウィーン・フィルのステレオ録音としての記念碑的なベートーヴェン交響曲全集として「初めて買ったレコードがこれでした」と言った、想い出と共に艶やかなウィーン・フィルの音色を忘れられないクラシック愛好家は少なくない録音ですね。ウィーン・フィルの弦は艶やかで、と言った表現を録音評で見かける時に若いクラシック・ファンには、このレコードで聴く音なんだなと意識していて頂きたいです。
名盤定番度:★★★★★ CD は→ ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」 http://ow.ly/42oe5
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【交響曲】
- レーベル
- 英 DECCA
- レコード番号
- SXL-6329
- 曲目
- ベートーヴェン:交響曲No.6《田園》
- オーケストラ
- ウィーン・フィル
- 指揮
- ハンス・シュミット=イッセルシュテット
ラージ・ラベル、 ミゾ無し、 2ndラベル
1967年録音。ステレオ盤では「ワルター/コロンビア交響楽団」と並び称される名盤。ワルターの「田園」がいかにも心を浮き浮きさせるような演奏に対し、生真面目な表情の演奏ですが、ウィーン・フィルの音の美しさと英DECCAの優秀録音が、この録音をちょっと辛口の名盤にしています。録音の優秀さは言うまでもなし、音には張りとエネルギー感があり、けしてワイド・レンジではありませんが中音域の充実したベートーヴェンらしい響きを聴かせます。
(NM)盤は普通の音量で聴くと、特にノイズ感も無く大変良い状態で鑑賞できます。盤面も傷などもなく良い状態。
(NM)ジャケットは正面コーティング、裏面上下に多少のスレがあるぐらいで綺麗な状態です。
2010年6月12日掲載時の情報
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