7つのヴェールの踊り

あゝあゝあ シュトラウスだぁ。シュトラウスでも今年150年記念のリヒャルト・シュトラウス。でも曲名なんだったけ。しばし考えて楽劇サロメから7つのヴェールの踊りの冒頭ですね。リヒャルト・シュトラウスの音楽はどれも最初の数秒に音楽全体が表現されている。凝縮されていると言いなおしたらいいかな。クラシックの中では作曲されるとすぐにラジオで放送される恵まれた機会を得ていたシュトラウス。曲の始まりに自分の曲だとわかる音のサインと曲全体をインデックスしている。それを次第に分かりやすく語りかけるという音楽で管弦楽は巨大だけど、演奏家が疲労困憊しないための仕掛けだったのだと。演奏家たちからも歓迎されるわけですね。これまでリヒャルト・シュトラウスが出題されていなかったのが嘘のようです。

SXL2016

秘蔵盤 クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」

通販レコード。180グラム重量盤。20世紀のシュトラウス演奏の規範とは評価出来ないアルバム。曲想の変化に伴ってテンポは弛緩し、予期せぬアクセント、隠されている対旋律が浮かび勃ち聴き手の心をくすぐります。スタイルを超越した灰汁の強い崩しは病み付きになるのだろう。わがままが傑出した時代を超えた怪演として聴き継がれるだろう。

フルート・アンサンブルの名曲《葦笛の踊り》〜甘いアーモンドの精が吹くおもちゃの笛

ゲストに小池郁江さんを迎えてのフルートが魅力的な選曲が次々。フルートの曲から出題されるかしら。そう思いながら聞いていた。そのきらクラDON。答えはチャイコフスキーの《くるみ割り人形》から《葦笛の踊り》。同組曲中の《中国の踊り》、《金平糖の踊り》と似ていますね。フルーティストたちを魅惑する短くて愛らしい名曲ですね。

ビゼー作曲か ホフマン作曲か それとも、、、カルメン組曲第一番と第二番

あまりにも聴きなじんだメロディーにひっかけ問題にまんまとかかってしまうかもしれませんが「カルメン組曲第一番」でしょう。ビゼー作曲のカルメンをホフマンが自由に再構成していてオペラの方では第一幕前奏曲の後半部分という答えになるでしょうか。シチェドリン版では終わりの方で出てくる。指揮者次第では順番を入れ替えたりしていますね。

WaltzFlowers

第63回きらクラDONの答は

チャイコフスキー作曲バレエ「くるみ割り人形」から花のワルツの冒頭。ニアピン賞が楽しみで、似ている曲も考えてみると同じチャイコフスキーの「眠れる森の美女」オーロラ姫が登場する主題に似てませんか。そこで気がついたことですが楽器編成、音の響きも頼りにしていること。これ、ピアノで出題されたら分からない曲だらけになりそうです。