あゝあゝあ シュトラウスだぁ。
シュトラウスでも今年150年記念のリヒャルト・シュトラウス。でも曲名なんだったけ。
しばし考えて楽劇サロメから7つのヴェールの踊りの冒頭ですね。
リヒャルト・シュトラウスの音楽はどれも最初の数秒に音楽全体が表現されている。凝縮されていると言いなおしたらいいかな。
クラシックの中では作曲されるとすぐにラジオで放送される恵まれた機会を得ていたシュトラウス。曲の始まりに自分の曲だとわかる音のサインと曲全体をインデックスしている。
それを次第に分かりやすく語りかけるという音楽で管弦楽は巨大だけど、演奏家が疲労困憊しないための仕掛けだったのだと。演奏家たちからも歓迎されるわけですね。
これまでリヒャルト・シュトラウスが出題されていなかったのが嘘のようです。
NHK-FMの「きらクラDON」は本放送は日曜日。それは、なかなか聞く時間が作れないので月曜日朝の再放送で楽しんでいます。月曜日を定休日としている楽しみの一つです。木曜日が締めきりで、時間はやはりNHKのことだから夕方5時までが限界だろうなぁ、と思って火曜日には済ませるようにしています。
でも、今週末はレコードコンサートの日だからメールが読まれるのか聞き逃してしまうな。
きらクラDONの回答メールは、400文字までと制限があるのでWordPressに書き出してみて文字内にまとめ直す方法で書いてる。それだと二重応募にならないでいいし、回線にアクセスしている時間を短縮化出来ます。
リヒャルト・シュトラウスは2014年が生誕150年になる。著作権は切れているだろうけど本人が演奏したものが多く残っている。ナチス贔屓というレッテルも貼る人がいるけれどもナチスの要求を飲みながらも皮肉を影に隠している。楽劇〈サロメ〉は神話に題材を取りながら、シュトラウスが隠した皮肉を見つけるのは面白い。
フルトヴェングラーのように闘った指揮者同様に、作曲家としてオーケストラの楽団員を守った。シュトラウスの曲はどれもビッグな編成で贅沢で無駄遣いと言うなかれ。楽団員にはピアノ、ピアニシモで演奏するようにと支持している。つまりは各自がささやかな力を出して演奏しても編成が大きいので自然十分な音響となるというわけ。そしてシュトラウスの管弦楽法は透明感のある見晴らしの良い音のぶつかり合いが魅力。
極美の音響に包まれて進行される舞台は以外にも陰惨。更にはエロチック。オペラなのかストリップ小屋なのかと思わせるところがある。ドイツ人将校たちの癒やしのための作曲依頼なのだから目的は果たせているとなるかな。