通販アナログレコード【バロック】
情熱の薔薇の君、ボベスコの柔らかく美しい魅力をタップリと堪能
ヴィヴァルディ:四季
Lola Bobesco / Das Heidelberger Kammerorchester – Vivaldi : Die vier Jahreszeiten – SM 91917
品番 | 34-14347 |
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レコード番号 | SM91 917 |
演奏者 | ローラ・ボベスコ |
作曲家 | アントニオ・ヴィヴァルディ |
オーケストラ | ハイデルベルク室内管弦楽団 |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | EX |
レコード状態 | EX |
製盤国 | DE(ドイツ)盤 |
グレード(協奏曲) | ミディアム |
詳細レビュー
ヴァイオリンの妖精が、優しい音色で奏でる『四季』は愛の語らいに良い小道具。夜明けのコーヒー二人で飲もうと、あの人が言った・・・・レコードのカバーで笑顔のボベスコは変わらない。レコードが奏でる音楽も変わらない。44歳の時の演奏。澄みきった響き、美しい余韻に目頭が熱くなったが、近年接する『四季』の演奏に比べると全体的にゆっくりと展開していく。想い出ではノスタルジーでなく、珍しいほど、ちっとも変わっていない。この『四季』は例えるなら、香りはラベンダーかミント、シュガーたっぷりのハーブティ、真っ白な世界がカラフルになる奇跡の時間が流れる。ヴィヴァルディの『四季』に期待する楽しみのひとつは、過ぎ去った時間ではなく『止まった時間』に浸ることが出来ることでもあるだろう。
アナログレコードが主流だった時代の評判は高く、日本でも人気がありました。録音盤が少ないといわれるのはレーベル契約の関係で日本で紹介されなかったレコードが多かったのでしょう。本邦初登場と記されたCDが発売されたのは随分たってからの、この盤は『最高の名演』と評されてきたボベスコ&ハイデルベルク室内管の「四季」。
その音色は彼女ならではのもの。気品にあふれ、みずみずしく、優雅であたたかい。完璧なテクニックで迫る演奏には時に疲れる。だが、このローラ・ボベスコの演奏は奏者としてのテクニックは完璧に備えているにもかかわらず、その技巧は前面に出ず、持ち前の天性で、ひたすら愛をきれいな言葉で語りかけてくるという感じだ。
同曲はローラ・ボベスコの従弟、コンスタンチン・ボベスコのヴァイオリン独奏、ベルナール・トマ指揮パリ音楽祭室内合奏団の演奏での聞き比べはどうでしょう。
録音:1967年8月19,20日
セッション・ステレオ:ローゼンガルテン・モーツァルトザール、マンハイム
銀文字ブルー・ラベル
商品番号 34-14347
価格
価格 | 通販価格 |
今回価格 | 4,000円 |