バッハが市政にまで口を挟むような人でなく、バッハを監督していた上司が酒飲みでぐうたらでなかったらバロック音楽は遠くむかしに忘れ去られていたでしょう。
バッハが素晴らしい存在で、音楽も一点の濁りもなかったから今、音楽の手本となっていて影響を受けた作曲家の研究に及ぶことになったわけです。
西洋クラシックは、元来教会と宮中の限定された所有物でしたからドイツとフランスでそれぞれ発展をしていきます。フランソワ・クープランはフランス、ベルサイユの花型であり、テレマンはドイツに君臨しました。バッハ、ヘンデルといったクラシック音楽の中心に居た存在です。
そうした二人の研究が進む中でヴェックマンが浮かび上がってきます。彼はオルガンの音楽と合唱曲を多く残したぐらいですが音楽団体「コレギウム・ムジクム」を創設、バロック音楽初期の礎の存在です。
[restabs text=”More”]
[restab title=”ウェックマンのソナタ” active=”active”]
「4声のソナタ 第9番」
ウェックマン作曲
(6分08秒)
(演奏)ラ・フェニーチェ
「純白の公妃」
ウェックマン作曲
(1分59秒)
(ソプラノ)グレタ・ド・レイヘール
(演奏)リチェルカーレ・コンソート
<RICERCAR RIC 282>
[restab title=”クープランの組曲”]
「ヴィオール組曲 第1番 ホ短調」
フランソア・クープラン作曲
(24分39秒)
(ヴィオール)ミッコ・ペルコラ
(クラヴサン)アーポ・ハッキネン
<NAXOS 8.570944>
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[restab title=”テレマンの組曲”]
「ドン・キホーテ組曲」
テレマン作曲
(16分24秒)
(演奏)エウローパ・ガランテ
(バイオリン、指揮)ファビオ・ビオンディ
<agogique AGO005>
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