男と女の『生きねば』という強い意志。
ドビュッシーの最高傑作《海》のイメージはこれだ。
19世紀末から日本の浮世絵がフランスの芸術全般に大きな影響を与えたことを示すように、《海》の初版楽譜の表紙には葛飾北斎の《神奈川沖浪裏》があしらわれていたが・・・
愛娘シュシュのためにラッカムの挿絵入り童話集を買い込んでいたドビュッシーは、ここからインスピレーションを得ていたらしい。
今日は海の日です。でも、祝日法の快晴で今では7月の第3月曜日に変わりました。今年はちょうどいい15日で、わたしは都合が良かった。
記念日とした本来の意味合いはどうなるのだろう、とは思われますが7月20日が日本の「海の記念日」でした。
七つの海『南氷洋』の音楽、ヴォーン=ウィリアムズの《南極交響曲》を暑い日には一度は聴きます。馴染みの薄い曲ながら聞いている間はイメージの世界に要られます。
ドビュッシーの《海》はどこの海なのか、レコードを発売される度にあれこれイメージしていました。海の音楽の最高傑作をドビュッシーが作曲した時、彼は女性スキャンダルの渦の中の小舟でした。《南極交響曲》と同様に、海の一日をのどかに描いたのでなく、海が強い意志を持って生きていることを表した凄みのある音楽です。
曲は3分にわかれていて、第2部の《海の戯れ》は荒々しさをうちに秘めながら、寄せては引いていく波の気まぐれな動きが精密に描写されている。それは実際の海のスケッチではなく、男と女の体の中の塩の満引きだったのでしょうか、ドビュッシーは容姿にコンプレックスを持っていたようですが、女性との関係は盛んだったようです。
通販レコード
ANDRÉ PREVIN / LONDON SYMPHONY ORCHESTRA – VAUGHAN WILLIAMS: SINFONIA ANTARTICA – RCA SB-6736通販中レッド・ラベル、溝あり、1stラベルレーベル英 RCAレコード番号SB-6736曲目ヴォーン=ウィリアムズ: 南極交響曲演奏
ソプラノ: ヘザー・ハーパー、アンブロジアン・シンガーズ、語り: サー・…
もちもちとした陶酔感。ダイナミズムと洗練さを結実させた名録音。
ビートルズの来日で良く知られた年。イギリスのスターたちが来る…