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良プレス盤☆独 DEUTSCHE GRAMMOPHON 2530 548 フリードリッヒ・グルダ、アバド指揮ウィーン・フィル / モーツァルト:ピアノ協奏曲No.20、21 – ブルーリング・ラベル

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例えば、例えば。オリジナル盤のなかでも人気のある英 DECCA の「 SXL 」の規格盤は、「 SDD 」の廉価規格盤としても発売されているカタログがあるのですが、ジャケットデザインは「 SDD 」規格盤は廉価シリーズだとわかりやすい。しかし、盤については重さもあるし作りもしっかりしている。両者の違いはどこなのか考えさせられる。カタログによっては、「 SDD 」規格盤での発売でステレオ初発売となっているものも有り見過ごせない。

その両盤の違い。

午前中に「 SXL 」盤をプレスして、午後に「 SDD 」盤をプレスしていた時期があると英 DECCA レコードのプレス工場で働いていた工員が語っていたと言います。

現在の日本に当てはめれば3,000円の CD と1,000円の CD が同じに生産されているといった感じ。 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e502390.html

イギリス流のジョークと捉えている向きもあるけど、あながち嘘でもなさそう。

午前中と午後では同じ職場でも空気感が違うようなものだろう。プレス工場にも違いがあるようでビニールの質のせいか、同じ製造工程で作られたレコードでも差異が有るようです。

良質なプレスのアナログ中古レコード

1975年の録音で、エンジニアは巨匠ギュンター・ヘルマンス。グルダのピアノは粒立ち良く1音1音が明解でタッチの違いも良く聴き取れます。バックのウィーン・フィルも小編成という事が良く分かる、好録音。

盤は部分的に邪魔にならないレベルのチリ音があるぐらいで、大変良い状態で鑑賞出来ます。ビニールの質にせいか、この時期の(独)DGのレコードで全くチリ音の無いものを探す事は極めて難しいのですが、その点このレコードはチリ音の極めて少ないものの一つです。

ジャケットは両面コーティング。綺麗なコンディションですが、左上隅に「167」と書かれたシールが貼ってあります。

  • フリードリッヒ・グルダ(pf)、クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィル
  • モーツァルト:ピアノ協奏曲 No.20,No.21 http://amzn.to/nJwhUZ
  • レーベル:独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
  • レコード番号:2530 548
  • ブルー・リング・ラベル、 1stラベル
  • ☆アマデウスクラシックス第27回頒布盤 アナログ・オリジナル盤について、詳しくはこちらをご覧下さい via amadeusclassics.otemo-yan.net http://ow.ly/5VVV7

ピアノの音に違いを聴く、SHM-CD の効果

モーツァルトのピアノ・パートの楽しさが良く聴き取れるのが SHM-CD 盤。限定プレスですが機会があれば SHM-CD 盤を、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&21番 オリジナルス盤も良い音です。

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