バルバラ、セルジュ・ゲンスブール、ペレス・プラードなどのシャンソン、ヴァリエテ、マンボといった 1960 年代にポピュラー音楽のレコードに魅了されている理由にミシェル・ポルタルのクラリネットやサキソフォンのプレイがあるかもしれません。ハルモニア・ムンディのレコードの中でも演奏の面白さと優秀録音が両立しているってことで関心を持ったくらいだと驚きかもしれない。ジャズとクラシックの演奏活動を両立しているだけじゃなく作曲家でもあり、映画音楽でも気付かないで彼の演奏を楽しんでいるはずです。
モーツァルトの同曲はイザイ弦楽四重奏団との新しい録音も馴染みがありますが、ミシェル・ポルタルがレ・ミュジシャンとハルモニア・ムンディに録音したモーツァルト:クラリネット五重奏曲 K. 581/ピアノ三重奏曲第2番「ケーゲルシュタット」は Naxos でダウンロードも出来ます。 http://ml.naxos.jp/album/HMX2961118
ポルタルを称して「モーツァルト演奏で名高い」と広くフランス出身のミュージシャンが、名前を上げる存在。このレコードの演奏はポルタルの純クラシックとしての極め付きの名演の一つです。モーツァルトの晩年の室内楽曲に宝物があるんだと気付かせてくれた、なるほど優雅でスムーズな演奏です。良く馴染みのある曲でないだけに尚更、じっくりと聞き込むほどに味わいが増して手放せなくなります。
それにしてもモーツァルトは晩年、金策に追われ悲惨とも言える毎日を送っていた中で、この曲を、どういう状態で書いていたんでしょうね。
どういう心境に保つことで書くことが出来たのでしょうか。このような曲を書くことで、追い込まれていながらモーツァルト自身も癒されていたのでしょうか。そう思わずにはいられない曲です。
表情の変わりやすいモーツァルトの音楽の特徴の中でも隠せぬ本音が感じられる。モーツァルトの笑顔の影の涙を垣間見るような曲ですよ。
【室内楽曲】☆アナログレコード/委託レコード☆
作曲/曲目 | |
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モーツァルト | クラリネット五重奏曲 K581、 |
クラリネット三重奏曲 |
Catalog: 仏 Harmonia mundi – HM 1118
演奏者 | |
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レ・ミュジシャン | TRIO PASQUIER, PENNETIER, PORTAL |
ミシェル・ポルタル | クラリネット |
レジ・パスキエ | ヴァイオリン |
ブルーノ・パスキエ | ヴィオラ |
ローランド・ピドゥー | チェロ |
ジャン・クロード・ペネティエ | ピアノ |
ブラック・ラベル、オリジナル
演奏と録音1983年、どこかのフランスのお城を使って録音された超優秀録音盤。仏ハルモニア・ムンディらしい繊細で艶のある音。各楽器の分離が良いのですが、バラバラになることなくちゃんとまとまってハーモニーを感じさせるのが素晴らしいところです。
コンディション盤は全体にチリ音も少なく良い状態ですが、B面出だし5分くらいのところで大きくないプチ音、及びA面で4回あります。それ以外は問題無く、大変良い状態で鑑賞できます。ジャケットは綺麗なコンディションで、問題ありません。
コンディション | |
レコード | NM |
ジャケット (BOX) | NM |
価格 | |
通常価格 | 7,000 円 |
今回価格 | 7,000 円 |
稀少なオリジナル盤を紹介しているアマデウスクラシックス( http://amadeusclassics.otemo-yan.net/ )で扱っているレコードは 一点物ですから、オーダーは先着順に応じさせて下さい。