原音に忠実に再現◉今なお色褪せぬフランチェスカッティの滴るような美音をワルターが大らかで慈愛に満ちた伴奏している2トラ38テープが発見された

アナログレコードは話題に登りますが、オープンリールテープや8トラ・カセットで発売されていたことを、ご記憶でしょうか。あ、そういえばと記憶の奥を手繰り寄せている往年の音楽好きもいらっしゃるでしょう。
レコードと違ってテープでの録音は、聴かなくなったり他の録音に再利用してしまった体験も有るでしょう。ミュージック・カセットの最後は再利用されるのが宿命だったでしょう。

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わたしの故郷の鳥は“ピース”と鳴くのです − 10月21日は国際反戦デー ◉カザルスの《ホワイトハウス・コンサート》



チェロの神様と言われるパブロ・カザルスの追悼盤としてリリースされた日本盤は特典盤30センチLP「カザルスは語る」付きの二枚組でした。
カザルスがチェロの神様と言われるのは彼、以降のチェロの演奏法を変えてしまったことです。そのチェロ奏法の改革の事とは、ここでは分けて書きます。

【室内楽曲, 器楽曲】☆アナログレコード☆

鳥の歌 – ホワイトハウス・コンサート
作曲/曲目
クープラン 演奏会用の5つの小品
シューマン アダージョとアレグロ
メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番
演奏者
パブロ・カザルス チェロ
ミエチスラフ・ホルショフスキ ピアノ
アレクサンダー・シュナイダー ヴァイオリン

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“引用”のスタイルをアレンジしました – 時流に合わせてホームページのデザインを考える

晩秋らしい気候になりました。度重なった台風も熊本では酷い被害は受けませんでしたが、先週半ばは魚が良い物が買えずに寂しい食卓となりました。台風で漁が良くなかったんでしょうね、台風が近づいている時は随分と鯛が安かった反動なのでしょう。
野菜売り場の主役の座も秋から冬へと変わっているところのようです。まだ白菜には早すぎますが、里芋が出てきました。そこで、取り合わせとしては変でしょうがキャベツと里芋で味噌汁にして季節を味わいました。

さて、先月までと比べて今月に入って当ブログの表示も早くなったと思います。数値的には微妙な変化ですが体感上は軽快にページが読み込まれる気がするようになりました。DNS や CDN に手を染める前にまだまだ工夫の楽しみがありそうです。
今日は“引用 Blockquote ”のスタイルをアレンジしました。

“引用”のスタイルをアレンジ

画像の上部が従来のスタイルシートデザイン1
画像の株が今回の変更後のスタイルシートデザイン2

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ホワイトエンジェル★マリア・カラスのステレオ録音◉プレートル指揮パリ管 プッチーニ:歌劇《トスカ》全曲 – HMV SAN 149-150

テバルディもいいけど《トスカ》はカラスがとどめを刺す。プッチーニが作曲した音楽を聽くのか、《トスカ》のドキュメンタリーを見るのか。
音楽を見るというのもおかしなものだけどオペラはドラマだと言い切れるなら作曲家の音楽よりも、このカラスの歌唱ほどトスカになりきっている録音はないでしょう。これが映像化されていれば数あるオペラ映画は霞んでしまっていた。

ゴールド・ホワイト、またはホワイト・エンジェルとよばれる初版ラベル (さらに…)

ルービンシュタインのショパン、二度目の『スケルツォ』のレコード。

LM1132

独奏者 アルトゥール・ルビンシュタイン(1949年発売)
ショパン作曲 四つのスケルツォ
No.1 ロ短調 op.20 1831 年作
No.2 変ロ短調 op.31 1837 年作
No.3 嬰ハ短調 op.39 1839 年作
No.4 ホ長調 op.54 1842 年作
本文は時間のある時に再度書きます。投稿をプレビューして確認済みの後に保存、投稿をしようとしたところブラウザが落ちた。ちょうど Facebook のコメントが通知されたのと同時だった。一分ぐらいの間隔で幾つものコメントを連続しないで5分ぐらいは間を取ってほしいと思う。通知が重なるためにリソースが不足でトラブルになっている。急いで返事がほしいならなおさら気をつけて欲しい。

モーリッツ・ローゼンタールのレコード

昭和10年までのSPレコードは英国でプレスされて日本盤として発売されていました。それが日本が国際連盟脱退したことで次第に融通がきかなくなります。
潜水艦というと軍事利用ばかりがイメージ強いですが、UボートがドイツでプレスしたSPレコードの原盤を日本に運んでくる途中でアメリカ軍に攻撃されて沈没。幻になったレコードもあります。

モーリッツ・ローゼンタールのショパンのコンチェルトは、昭和10年に英国でプレスされたSPレコードで、日本盤でも良質で再生できます。
ローゼンタールはリスト門下で、ショパンの孫弟子でもありましたから少なからずとも二人の偉大な音楽家の一端に触れられていると思いたいです。個性が強くて作品を歪曲しているなどと言われてもいますがリストやショパン自身の解釈が少なからず継承されていると信じて、100年前の老演奏家の残したレコードから、更に100年前の作曲家自身の音を伝え聞く感じがSPレコードの魅力とも言えそうです。
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WordPress 4.0

WordPress 4.0 GradeUp – エラーでログイン出来ないインストール失敗もあったけど、成果は期待通りに Benny Goodman は快適だ。

WordPress 4.0 へ更新をクリックしたところ「更新に失敗しました」との表示、

「 Fatal error: Class ‘WP_Session_Tokens’ not found 」エラーメッセージが出てログインできません…

その解決方法は。

2014年9月5日の午後6時過ぎに日本語ローカライズ版がインストール出来るようになってから、 WordPress 日本語フォーラムにはアップグレードの失敗でログインできないトラブルからの救済を求めるトピックが寄せられている。 1

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夏休み特集 – 電気が無くてもレコードを聴くことができる驚きの発見

地域で蓄音器でSPレコードを聴くことを楽しんでもらおうと会場に隣接する小学校の生徒、その保護者を招くことにしました。それに先駆けて写真は先のデイサービスセンターで蓄音器コンサートを行った時ですが、この時は20曲ほどを用意してリクエストしていただいた曲から聴いていく形式でした。

出前コンサート
8月の無料コンサートに小学校の生徒さんたちを招待する初試みをしました。校長先生も企画を歓迎してくださいまして、現在30人ほどの参加者が見込まれています。運営委員会では学校の授業で学ぶ曲をリストしてもらってレコードを揃えるのが良いのではないかという提案もありましたが、先生方も未知の領域だというので馴染みがあるだろうと推測しての選曲になりました。 (さらに…)

エドモン・クレーマンのレコード

クレーマンは素敵なフランスのテノール歌手であった。1889年パリのオペラ・コミークでグノーの「ミレイユ』にヴァンサンとして初演して以来、21年間この歌劇場の首席テノール歌手を務めた事実は、彼の実力を裏書するものであろう。

クレーマンのレコード吹き込みは、二種に大別される。最初はオペラ・コミークの主席テノール時代で、パリのオデオン・レコードのド・リュックス盤に5面録音し、『マノン』の『夢」はその中にも含まれている。これらのレコードは一枚も日本へは来て居ないと思うが、その為もあってビクター・レコードが輸入され始めてから漸く彼の美声と、優れた歌唱が日本の人々に知られるに至ったように考えられる。

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次の吹き込みは渡米中(1909〜1913年間)のもので、アメリカ・ビクターの初版カタログ(1910年7月)にはまだ彼の名は出ていない。彼の歌いぶりは極めて上品で、歌詞が明瞭で、声楽として完璧無類である。それは今度頒布される「マノン」の『夢』で最もよく発揮されている。B面の「イスの王様」はテノールのアリアであるが、嘗てメルバが吹き込んでいたので早くからこの歌の良さが知られていたと思う。このレコードはクレーマンの代表的レコードとしてふさわしいものである。

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ルイザ・テトラツィーニのレコード

テトラツィーニも我が国の好楽家達から不遇な取り扱いを受けていた歌手の一人である。どうして彼女の如き偉大な歌手が、その真価を認められずに終わったかと言うことは甚だ不思議である。

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これは恐らく彼女に対して正しい紹介がなされなかった事と、当時は一般の人気が新進のガリークルチに傾いていた為でもあろうかと思われる。

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