全世界のオーディオを聴ける環境があるところ、隅々に行き渡っているレコードだろう。モーツァルトの音楽は純粋に音だけの世界であって、言葉は不要なのだ。グルダの演奏するモーツァルトには、グルダその人はいない。感覚に訴えてくる演奏である。しかし、そうそう成功するものではなくて多くの演奏家が個性を露呈している。それがモーツァルトを楽しむ時の接し方ともいえる。
享受できる感覚を持っているか
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』でさえも、5枚のDVDで簡単に見たい箇所にアクセスできる。ショルティのレコードを、レコードのラベルを見比べながら聴きたい箇所を探していた時代から変わってしまった。今の音楽はビジュアル先行であるのは、クラシック音楽も同じでピアニストのリサイタルも、オペラの全曲公演も CD や録音だけではなくて、配信や映像で先に手に入ってしまう。そうなるとワーグナーの大作さえ、レコードと対訳を見聞きしながらイメージする事もなくなる。
グルダのモーツァルトも、本人が認めてレコードとして発売された録音は限られる。このレコードのように演奏できることは容易では無いのだろう。”ビジュアル先行”のクラシック愛好に慣れてしまうと、さらりとすり抜けていくだけの音楽かもしれない。
ベートーヴェンのカデンツァ
ベートーヴェンが第20番に自分のカデンツァを書き加えたのは、今のわたし達がモーツァルトを聞く時に、カデンツァの箇所だけでも一旦気持ちを掴まれ、モーツァルトの音楽に引き戻されるようにするためだったのかもしれない。
通販レコードのご案内
通販サイトで『グルダのモーツァルト』をアナログレコードで購入できます。商品状況はリンク先で確認してから、メールでオーダーして下さい。以下はストア・サイトからの記事。オーナーの手書き原稿に基づきます。大推薦盤☆グルダ/モーツァルト:ピアノ協奏曲
- Gulda, Abbado / Winner Philharmoniker – MOZART : PIANO CONCERTOS NR.20, 21 – DEUTSCHE GRAMMOPHON 2530 548
- 通販中
- ブルーリング・ラベル, 1st ラベル
- レーベル
- 独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
- レコード番号
- 2530 548
- 曲目
- モーツァルト: ピアノ協奏曲 No.20, No.21
- 演奏
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- ピアノ: フリードリッヒ・グルダ
- 指揮: クラウディオ・アバド
- 管弦楽: ウィーン・フィル
- 枚数
- 1 Lp
コンディション
- 盤の状態
- 盤も美盤でほぼノー・ノイズ、極上品です。ビニールの質のせいか、この時期の DG のレコードで全くチリ音の無いものを探す事は極めて難しいのですが、その点このレコードはチリ音の極めて少ないものの一つです。
- ジャケットの状態
- ジャケットは両面コーティング、底部に少しスレがあるぐらいで綺麗な状態です。と言うわけで大推薦盤です。
盤 | NM
目視によってキズ等のないもの。若干のチリ音は NM に入れます
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ジャケット | NM
目視により問題のないもの。少なくとも破れはありません。
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価格
送料別 | 通販価格 |
通常価格 | 6,000円 |
今回価格 | 3,800円 |
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