映像の中のクラシック音楽:新・科捜研の女3に「断頭台への行進」

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熊本では先日から、午後4時のサスペンスドラマの再放送は沢口靖子さん主演の「新・科捜研の女3」が放送されています。
今日(2010年12月8日、水曜日)の放送は、バスツアーに乗り合わせた女性社長たちのバスに時限爆弾が仕組まれて身代金を要求されるという事件。この車中に仕掛けられている爆弾の有り場所を見つけるために携帯のラジオが使われるわけですけれども、そのラジオの存在を主人公榊マリコに意識させる時に椅子から落下して鳴り響くラジオで聞こえてきた曲がベルリオーズの幻想交響曲、第4楽章の中程のファンファーレ。

一瞬は、イタリア奇想曲かと勘違い。放送で使用された演奏は一般的な演奏の中ではテンポが速いものでした。携帯ラジオからなので甲高くも聞こえたので思い違いするところでした。

この第4楽章は「断頭台への行進」というタイトルがついています。刻一刻と近づく時限爆弾と不調が会っています。番組は「人質になったマリコ 京都〜淡路島、高速バス爆破予告」。女性実業家3人は偶然に乗り合わせたのではなかった・・・というネタバレです。実行犯にされたのは、事件を思いついた1人の男。バスに乗り合わせていなかった協力者の手で身代金は偽札にすり替えて男の手に。3人の女性は境遇はそれぞれ違うものの、出身地が同じで共通の恨みがあったのでした。

放送で聴いた演奏は、シャルル・デュトワ指揮の録音ではないでしょうか。

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