ティボール・ヴァルガという名のヴァイオリニストをご存知だろうか。
“キャリアのためではなく、音楽のために生きたい”と語っていた彼の生き方が反映している、この 1960 年代録音盤を耳にしたことはありますでしょうか。
アンセルメやフルトヴェングラー、ベーム、マルケヴィチ、ショルティ、バーンスタイン、ブーレーズといった著名な指揮者や、フィルハーモニア管弦楽団などの国際的なオーケストラと共演し、さまざまなレコード会社において積極的な録音も行った。
20世紀のハンガリーを代表するヴァイオリニスト、ティボール・ヴァルガは指揮者、教育者としても活躍したすぐれた音楽家であったにも関わらず、その知名度がさほど高くない。
ヴァルガは同時代の音楽の擁護者として知られ、バルトークや新ウィーン楽派のヴァイオリン協奏曲をヨーロッパ内外で積極的に上演しており、ベルクの協奏曲の豪州初演や、シェーンベルクの協奏曲の欧州初演( 1949 年)を実現させた。クシェーネク、マックス・メロー、シェイベル、アウメイダ=プラドからは作品を献呈されている。
「願わくば、若返ってあなたのためにもっと作品を書いて差し上げたいのですが」と、シェーンベルクはヴァルガの演奏について書き送っている。
【協奏曲】☆アナログレコード/このレコードは 委託レコード です。 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e105310.html☆
作曲/曲目 | |
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チャイコフスキー: | ヴァイオリン協奏曲、メディテーション Op.42 |
Catalog: 独 CONCERTO HALL SMS-2411 ~音楽のために生きたヴァイオリニスト
演奏者 | |
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ティボール・ヴァルガ | Vn |
ウィーン祝祭 | 管弦楽団 |
ジャン・マリー・オーベルソン | 指揮 |
演奏
夢のようにはかなく、それはそれは美しく気品のある音で奏でられるチャイコフスキーです。とくにその2楽章は祈りにも似た深い悲しみが、心を打ちます。
録音とコンディション
盤質は極めて優秀。録音三流といわれるコンサートホールですが、ヴァルガの美音をきちんと録らえた録音です。オーケストラの音はちょっと薄めか。
ジャケットも問題ありません。
コンディション | |
レコード | NM |
ジャケット | NM |
- 価格:
- 6,000円