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交響曲 | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 Mon, 31 Jan 2022 14:15:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.9.5 https://i0.wp.com/blog.amadeusclassics.com/analogsound/wp-content/uploads/2015/08/cropped-deccalegends.jpg?fit=32%2C32&ssl=1 交響曲 | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 32 32 97025125 ヴィンテージの音が似合う★頑固な第九 クレンペラー指揮フィルハーモニア管 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6441 Mon, 31 Jan 2022 14:15:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6441 クレンペラーの確信に満ちたベートーヴェン。クレンペラーでしか聴けない堅牢な演奏です。1957年のスタジオ録音(ロンドン、キングズウェイ・ホール)ですが、異様とも思える熱気が漲った演奏です。モノラル・ステレオとも優秀録音の名盤!

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個人的には、第九はこの演奏をオススメしたい! まぁ、何とも凄まじい演奏です。

 フィルハーモニア管弦楽団の創設者であるプロディーサーのウォルター・レッグが、クレンペラーに大編成の声楽作品を録音させるため、バイロイトで活躍していた名合唱指揮者のウイルヘルム・ピッツを招いて組織したフィルハーモニア合唱団のロイヤル・フェスティバル・ホールでのお披露目公演(1957年11月15日)を挟んでのスタジオ・セッション。

 クレンペラーの解釈は揺るぎのないゆっくりしたテンポでスケールが大きい。ゆったりとしたテンポをとったのは、透徹した目でスコアを読み、一点一画をおろそかにしないようにとも思いたくなる。この気迫の籠った快演は聴き手に感動を与えずにはおきません。また何度聴いても飽きません。
 確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が一杯詰まっている。こういうレコードはヴィンテージのかおるオーディオの再生音が良く似合う。
 英 EMI の偉大なレコード・プロデューサー ウォルター・レッグは、1954年に目をかけていたカラヤンがベルリンに去ると、すぐさま当時実力に見合ったポストに恵まれなかったクレンペラーに白羽の矢を立て、この巨匠による最良の演奏記録を残すことを開始した。
 レッグが EMI を去る1963年まで夥しい数の正に基準となるようなレコードがレッグ&クレンペラー・フィルハーモニアによって生み出された。本盤も 基準盤の一枚 で、レッグの意図する処がハッキリ聴き取れる快演。

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GB COL CX1574-5 クレンペラー ベートーヴェン・交響曲9番/エグモント序曲《英ダーク・ブルー盤》GB COLUMBIA 33CX1574-5 クレンペラー ベートーヴェン・交響曲9番/エグモント序曲 クレンペラーの確信に満ちたベートーヴェン。クレンペラーでしか聴けない堅牢な演奏。個人的には、第九はこの演奏をオススメしたい。1957年のスタジオ録音(ロンドン、キングズウェイ・ホール)だが、異様とも思える熱気が漲った演奏です。合唱団は新設のフィルハーモニア合唱団。この合唱団の指導に当たったのはウォルター・レッグがバイロイトから呼び寄せたウイルヘルム・ピッツである。まぁ、何とも凄まじい演奏です。2枚組バラ、モノラル盤。

1957年10月30,31日、11月21,23日ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音

■プロデュース、ウォルター・レッグ。名演、名盤、優秀録音。


GB COLUMBIA CX1574-5 – Otto Klemperer The Philharmonia Orchestra – BEETHOVEN – Symphony No. 9 in D minor “Choral”

レコード番号
CX1574-5
作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
演奏者
オーセ・ノルドモ・レーヴベリ クリスタ・ルートヴィヒ ヴァルデマール・クメント ハンス・ホッター
オーケストラ
フィルハーモニア管弦楽団
指揮者
オットー・クレンペラー ヴィルヘルム・ピッツ
録音種別
MONO


GB COL CX1574-5 クレンペラー ベートーヴェン・交響曲… GB COL CX1574-5 クレンペラー ベートーヴェン・交響曲…

通販レコード詳細・コンディション、価格

DARK BLUE WITH GOLD LETTERING, MONO 2枚組 (150g/140g),Release 1958, Stamper 1N/1N 4N/6N。

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。

 
オーダーは 品番 / 34-23299
販売価格 15,000円(税別)

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入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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6441
奇跡の証明★バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア、ベイカー マーラー・交響曲第5番、リュッケルトの詩による5つの歌曲 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6443 Mon, 31 Jan 2022 13:20:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6443 バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。ノイズはごく僅かでコンディションの良好な初期カラー切手オリジナル盤です。

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通販レコードのご案内ジョンの深い読みの解釈がベルリン・フィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ超一流芸術家の貴重な遺産。

GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集《英初期カラー・スタンプ・ドッグ盤[オリジナル]》GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集 バルビローリにはベルリン・フィルの団員から請われて録音したマーラーの第九があります。バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音。バルビローリの演奏は情感豊かな演奏とよく言われますが、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされた演奏だと思います。そしてまた、一人の指揮者の音楽に対する共感が、オーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明とも思っています。
 ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させたとも聞いています。長生きしてマーラー全曲完結してほしかった。

バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
EARLY COLOR STAMP DOG ORIGINAL, STEREO 2枚組 (130g/130g), Release 1969, Stamper 2/1G 1/1。
カラー切手ドッグ》 赤の地にセミサークルラベルの上半分の半円の中に描かれていた蓄音機とニッパー君の絵の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。ASD2470 あたりから 2750 あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルで、これ以降はモノクロのニッパーが初版ということになる。盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。

プロダクト

品番
34-25123
レコード番号
ASD2518-9
作曲家
グスタフ・マーラー
演奏家
ジャネット・ベイカー
オーケストラ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮家
ジョン・バルビローリ
録音種別
STEREO

1969年、ステレオ録音。優秀録音、名演、名盤、リーフレット付属。

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤


ノイズはごく僅かでコンディションの良好な初期カラー切手オリジナル盤です。

通販レコード

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  • オーダー番号34-25123
  • 販売価格13,000円(税別)

 第二次世界大戦中に、40歳代という指揮者としての大活躍が出来ただけに、長生きしてマーラーの交響曲全曲を完結して欲しかった。1943年に帰英後、ハレ管弦楽団の音楽監督に就任するが、戦前の腕達者の楽団員は戦争から帰ってこなかった。どれほどのオーケストラだったといえども指揮者だけでは何もならない。まずはオーケストラの立て直しからがバルビローリの仕事だった。しかし健全な男性奏者は集まりそうにない。バルビローリが前代未聞の女性楽団員を多く募って戦後の新制ハレ管弦楽団を再開する。
 「一日16時間の仕事」、「一日1食も珍しくない」といった勤勉ぶりで、技量やアンサンブルは超一流とはいかないがバルビローリ自らが採用したメンバーを含む心あたたまるサウンドは、感興の豊かさ初々しさは段違い。そうした彼の人生の一面。そこで、イタリア人の血とフランス人の血を受け継いでいるバルビローリの音楽は持ち前の甘いカンタービレで聞き手の脳髄を痺れさせる。劇場専門の指揮者の棒からは生まれ得ない音楽作りも大きな魅力である。
 バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音だ。
 バルビローリの魅力は情感豊かな演奏で、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされています。そしてまた、ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明を残されたレコードを聴いて感じるのです。
 バルビローリの魅力が一杯詰まった聴きごたえ満載の不滅の名盤に耳傾けてください。このレコードからも“いっときも無駄にしないぞ”と懸命に生き抜いた気合の証左として、随所に「うなり声」が聴こえます。四面には、ジャネット・ベーカーの歌を加えて収録した「リュッケルトの詩による5つの歌曲」。こちらも、余白埋めでは済まされない名演です。

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

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奇跡の証明★バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア、ベイカー マーラー・交響曲第5番、リュッケルトの詩による5つの歌曲 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6444 Mon, 31 Jan 2022 12:30:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6444 バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。初期カラー切手オリジナル盤としてはコンディションも上々です。

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通販レコードのご案内ジョンの深い読みの解釈がベルリン・フィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ超一流芸術家の貴重な遺産。

GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集《英初期カラー・スタンプ・ドッグ盤[オリジナル]》GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集 バルビローリにはベルリン・フィルの団員から請われて録音したマーラーの第九があります。バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音。バルビローリの演奏は情感豊かな演奏とよく言われますが、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされた演奏だと思います。そしてまた、一人の指揮者の音楽に対する共感が、オーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明とも思っています。
 ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させたとも聞いています。長生きしてマーラー全曲完結してほしかった。

バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。
 初期カラー切手オリジナル盤としてはコンディションも上々です。

 第二次世界大戦中に、40歳代という指揮者としての大活躍が出来ただけに、長生きしてマーラーの交響曲全曲を完結して欲しかった。1943年に帰英後、ハレ管弦楽団の音楽監督に就任するが、戦前の腕達者の楽団員は戦争から帰ってこなかった。どれほどのオーケストラだったといえども指揮者だけでは何もならない。まずはオーケストラの立て直しからがバルビローリの仕事だった。しかし健全な男性奏者は集まりそうにない。バルビローリが前代未聞の女性楽団員を多く募って戦後の新制ハレ管弦楽団を再開する。
 「一日16時間の仕事」、「一日1食も珍しくない」といった勤勉ぶりで、技量やアンサンブルは超一流とはいかないがバルビローリ自らが採用したメンバーを含む心あたたまるサウンドは、感興の豊かさ初々しさは段違い。そうした彼の人生の一面。そこで、イタリア人の血とフランス人の血を受け継いでいるバルビローリの音楽は持ち前の甘いカンタービレで聞き手の脳髄を痺れさせる。劇場専門の指揮者の棒からは生まれ得ない音楽作りも大きな魅力である。
 バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音だ。
 バルビローリの魅力は情感豊かな演奏で、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされています。そしてまた、ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明を残されたレコードを聴いて感じるのです。
 バルビローリの魅力が一杯詰まった聴きごたえ満載の不滅の名盤に耳傾けてください。このレコードからも“いっときも無駄にしないぞ”と懸命に生き抜いた気合の証左として、随所に「うなり声」が聴こえます。四面には、ジャネット・ベーカーの歌を加えて収録した「リュッケルトの詩による5つの歌曲」。こちらも、余白埋めでは済まされない名演です。

プロダクト

品番
34-24170
レコード番号
ASD2518-9
作曲家
グスタフ・マーラー
演奏家
ジャネット・ベイカー
オーケストラ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮家
ジョン・バルビローリ
録音種別
STEREO

1969年、ステレオ録音。優秀録音、名演、名盤、リーフレット付属。

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
EARLY COLOR STAMP DOG ORIGINAL, STEREO 2枚組 (140g/120g), Release 1969, Stamper 2/2 3G/6G。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤


カラー切手ドッグ》 赤の地にセミサークルラベルの上半分の半円の中に描かれていた蓄音機とニッパー君の絵の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。ASD2470 あたりから 2750 あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルで、これ以降はモノクロのニッパーが初版ということになる。盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。

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  • オーダー番号34-24170
  • 販売価格13,000円(税別)

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入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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ピュアナチュラルなオーディオ装置で堪能したい カラヤン指揮ベルリン・フィル ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6462 Sun, 30 Jan 2022 22:15:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6462 カラヤンは1970年にブルックナー第4番「ロマンティック」をEMIに録音していますが、これはそのわずか5年後にドイツ・グラモフォンに再録音したもの。EMI版よりわずかにテンポを上げた、70年代カラヤンらしいきびきびとした演奏です。

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通販レコードのご案内カラヤンによるドイツ・オーストリアの伝統 ― 清々しく爽快で、聴く喜びに満たされるカラヤン芸術の極致とも言われたブルックナーの交響曲全集から第4番。他の指揮者に比べて売れた枚数が圧倒的に多いためプレミアムこそ付かないものの、一家に一枚置いておくべきレコード。

DE DGG 2530 674 カラヤン ブルックナー:交響曲4番「ロマンティック」《独ブルーライン盤》DE DGG 2530 674 カラヤン ブルックナー・交響曲4番「ロマンティック」 ジャガイモもカラヤン・シェフの腕でゴージャズでスタイリッシュに変わる。だからといって、ジャガイモ本来の味わいは少しも損なわれていない。繊細さとド迫力。予定調和型の何もないどっしり演奏ではない。これが他の指揮者ではなかなか見られない、自分の信じる流儀を貫くカラヤン流の美学だ。
 カラヤンのブルックナーの交響曲は多数の録音があるが、ベルリン・フィルの実力を最高に引き出しているのは当盤であろう。カラヤンは1970年にブルックナー第4番「ロマンティック」をEMIに録音していますが、これはそのわずか5年後にドイツ・グラモフォンに再録音したもの。巨匠然としていた、そのイギリスEMI盤よりわずかにテンポを上げた、70年代カラヤンらしいきびきびとした演奏です。
 極めてスタイリッシュかつパワフルで録音も素晴らしく、オーディオ的観点からも胸のすく音の洪水。本録音はカラヤンの何時もの重厚感がたまらなく良いし、豪華絢爛なベルリン・フィルも健在。演奏の傾向は同じだが、録音の違いか重心が低い。かといって決して渋い演奏ではなく華やかな雰囲気には変わりない。改訂版を使用している故のティンパニやシンバルが効果的に用いられている。低弦のゴンゴンとしたアクセント、粒立っているとはおかしい表現だが、そう表したくなるティンパニ。非常にダイナミックで鮮烈な演奏で、この作品を「オーケストラサウンドのスペクタクル」として聴かせようとしているのではないかと思えるくらいの、音の描写のくどいまでの色濃さや、カラヤン節が炸裂する豪壮な「スケルツォ」などオーケストラサウンドに圧倒されてしまう。ベルリン・フィルの圧倒的な能力を最大限引き出した、重厚にして流麗な文句のつけようがない見事なもの。記憶に残るカラヤンのイメージが最も具現化された演奏だ。
 カラヤンはブルックナー交響曲の全集録音をグラモフォンで1960年代、70年代、80年代にわたり行っていますが、本盤はカラヤンとベルリン・フィルの黄金時代の録音として、1970年代半ばに収録された評価の高い強烈な演奏です。アナログ時代末期のドイツ・グラモフォン・サウンドで全体の響きと個々の楽器の定位感のバランスがよくEMI録音より少ないマルチ・マイクの成果か、フィルハーモニーの長いホールトーンも適度に入り心地よい。そのあきれるばかりのブリリアント・サウンドには、やはり抗いがたい魅力があります。
 カラヤンの録音で一番充実しているのは1970年代後半から80年代前半の録音。再録音の多いチャイコフスキー、ドヴォルザーク、ベートーヴェンと1970年代の演奏は緊張感が違うと思う。朴訥なブルックナーでさえイメージを覆すようなアプローチで、それでいてブルックナー演奏としての説得力にも欠けていない。
 とにかく録音も演奏も、ダイナミック・レンジが非常に大きい。弱音部では繊細きわまりない音楽を作り出し、強奏部分では怒濤の迫力で押してくる。その較差、落差と云ってもいいのかな、これが他の指揮者ではなかなか見られないカラヤンの美学、意にそぐわない曲は他の指揮者がこぞって取り上げていようといないと取り上げない、自分の信じる流儀を貫いたカラヤン流の演出だ。
 当然カラヤンの手兵、ベルリン・フィルの迫力も頂点に達している。個々の楽器が当然のように巧いし、全体がよく揃っている。磨き抜かれた流麗な響きで聴き手に迫ってくる。
 このレコーディングセッションは1975年4月19~20日にベルリンのフィルハーモニーホールでの演奏会で同曲を演奏した後に、引き続き行われた。通常はカラヤンのレコーディングは演奏会の前にリハーサルとレコーディングを兼ねる形で行われることがほとんどだ。だが、演奏会を意識して完成度を高めようとするリハーサルを兼ねたレコーディングの必要を失っている、演奏会の後でのレコーディングなると、演奏会での演奏効果の磨き上げに縛られずに異なるコンセプトによる演奏を録音することが可能になる。だからかこの演奏は、作品に対する真摯な演奏姿勢であるとか、リスペクトであるとかいった面は希薄だが、カラヤンとベルリン・フィルによる秀逸な録音遺産の1つといっていい。
 この作品をあくまでもドイツ・ロマン派シンフォニーの傑作として捉えたアプローチと、ベルリン・フィルの重厚華麗なサウンドが相まったその聴き応えには、脱帽するほかありません。
 他の指揮者に比べて売れた枚数が圧倒的に多いためプレミアムこそ付かないものの、一家に一枚置いておくべきレコード。カラヤン&ベルリン・フィルが確立した「スタイル」を存分に発揮した、オーケストラ音楽とはこうあるべきというカラヤンの信念がビシビシ伝わってくるゴージャスきわまりない演奏です。

1975年4月21日ベルリン、フィルハーモニーでのステレオ・セッション録音。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

Bruckner – Herbert von Karajan, Berliner Philharmoniker – Symphonie No. 4 – Deutsche Grammophon – 2530 674

レコード番号
2530 674
作曲家
アントン・ブルックナー
オーケストラ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音種別
STEREO
BLUE LINE, STEREO 1枚組(110g), Release 1976。

販売レコードのカバー、レーベル写真

DE DGG 2530 674 カラヤン ブルックナー:交響曲4番「…
DE DGG 2530 674 カラヤン ブルックナー:交響曲4番「…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
DE(ドイツ)盤

ブルーラインレーベル》黄色地に黒文字、外周が青の二重線で囲まれたものです。通称、BLUE LINEと呼ばれています。2530 etc. で始まります。このラベルにも2種類あり、最初の頃のものはラベル周囲の文字が詰めて印字( GY8 )してあり、後期のものは文字間隔が空けて( GY9 )印字されています。

通販レコード

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オーダーは 品番 / 34-25289
販売価格 2,200円(税込)


ヘルベルト・フォン・カラヤン(オーストリア 1908〜1989) カラヤンはその魅力的な容貌と優雅な身のこなしでたちまちにして聴衆の人気をとらえ、たんにこの点から言ってもその人気におよぶ人はいない。しかも彼の解釈は何人にも、そのよさが容易に理解できるものであった。芸術的に高度のものでありながら、一種の大衆性をそなえていたのである。
 元来レパートリーの広い人で、ドイツ系の指揮者といえば大指揮者といえども、ドイツ音楽にかぎられるが、カラヤンは何をやってもよく、その点驚嘆に値する。

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真空管アンプで楽しみたい名曲名盤レコード〜オリンピックなら金メダル級のデッカ・ロンドンのベスト100 定番76〜80 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6472 Sun, 30 Jan 2022 14:30:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6472 キングレコード社時代推移:出版社講談社(当時・大日本雄辯會講談社)の音楽部門として1931年に発足。1951年にキングレコード株式会社として独立。1954年英デッカ原盤LONDONレーベルによるffrrモノ第1回LP発売。1959年英デッカ原盤LONDONレーベルによるFFSSステレオ第1回LP発売。1981年英デッカがポリグラムの傘下入、同社原盤ロンドンレコード(後にポリドール・レコードに吸収合併)移行。永年の検証の結果、1971年まで150g以上重量盤SLB****、SCL****に代表される「FFSS溝有」1972年以降130g前後盤SLA****、K28C****の「FFSS溝無」これの「オリジナル盤」有ることから無碍には出来ません。

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往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。モノクロではなくこんなにカラフルで立体的な音響。
再生音だけではなく、半世紀以前制作盤とは思えない状態と豪華装丁には驚かれるとおもいます。ハンドメイドの余韻が感じられます。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。

低評価に放置されていた国内最初期盤に、こんな良い音刻まれていたのか!と吃驚する。

通販レコードのご案内JP LONDON SLC(A)2354-5 マリナー/アカデミー室内管 ヴィヴァルディ 「調和の幻想」全曲

日本でもっとも人気の高いクラシック曲になったヴィヴァルディの《四季》に、一助となったのがネビル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるレコードだった。《四季》はマリナーとアカデミー室内管弦楽団による記念すべき最初の録音で、ロンドンで順調な演奏活動のスタートを切った若者たちのオーケストラは、一躍クラシック界のスターダムにのし上がっていた。当初はセント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会を拠点としていたことから、アカデミー・オブ・セント・マーティン=イン=ザ=フィールズ、略してASMFが名称で日本でのみ、アカデミー室内管弦楽団で通っている。
マリナーは著名な音楽学者サーストン・ダートの弟子・門下生で、ダート校訂によるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『管弦楽組曲』や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。そのような評判の中にあって、《四季》とそれに続く、この〝L’estro armonico〟《調和の霊感(幻想)》の録音演奏はその名声を決定付けたと言える。現在は指揮者としても活躍しているホグウッドが《四季》に続いて、本盤でもハープシコードとオルガンの奏者として参加しています。この頃の彼らの演奏の特徴は、とにかく瑞々しい躍動感にあふれた、聴くものをハッとさせるような新しさに満ちていた。ヴィヴァルディがこれほど喜びを感じさせてくれる音楽なのかと、痛感したものである。
これらの演奏の成功理由の第一には、何といってもマリナーの類い稀なセンスの良さが挙げられる。SPレコード時代にはバッハの局として録音されていたり、別々の曲の楽章を組み合わせて協奏曲としてレコード発売されていたことからも、ヴィヴァルディの曲のイメージとして、バッハに比べれば単調で音楽的にはあまり優れていない、と思われがちだったが、これら協奏曲のレコードは、そのイメージを大きく変える力を持っていた。イタリア人らしい明るさ、軽快さを持っているメロディーで、クラシックには興味がないという人も聴き入るほどだった。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーや、ヤードバーズが一声を風靡していたロンドンに集った若い演奏家らの、それはイ・ムジチを代表とするご当地イタリアの楽団の、古典的に格調高く朗々と演奏するスタイルとは違っていた。
余計な装飾や無駄な表現をそぎ落とした、豊かで色艶やかな世界を構築している。しかも、耳を通して体全身に浸透してくる様な強い聴き応え・趣き・インパクトがある。やがて英デッカレーベルに吸収されることになる、argo録音も素晴らしく良い。
  • JP LONDON SLXC(A)2354-5 マリナー/アカデミー室内管 ヴィヴァルディ 「調和の幻想」全曲
  • 当時は楽団の中心であったアイオナ・ブラウン、アラン・ラブディといったヴァイオリンの名手らがマリナーの意図を見事に汲み取って味わいを増している。オリジナル楽器ではないモダン楽器による古典的演奏ながらも、優秀で完璧な非の打ち所なき演奏で、解釈も良い意味で申し分のないと言える高尚で嫌味のないスタンダードな仕上がりとなっている。
この曲集のなかの最高傑作とされる「第10番ロ短調」や続く「第11番ニ短調」も、やや劇的で斬新な和声で満たすように響かせている演奏が文句なしに楽しめる。ヴァイオリンやチェロの華麗で自由自在な動きと響きも、当作品のイタリアの郷愁美漂う多彩な世界を個々の作品に応じて臨機応変に弾き分けてもいる。
本場イタリアの演奏家たちの一連の競合盤と比較してみても、作品の再現と解釈、およびそこから生まれ作り出されるイタリア的な響きにおいて、比類のないクリアーで鮮明、かつ豊かな音楽的次元を生み出すことに難なく成功・勝利をつかんでいる。皆さんにも是非、いまでもまったく色褪せることのない、イタリアの初夏の明るい太陽光が注がれている新緑の若葉のように、幸福感溢れる演奏をご堪能いただきたい。

通販レコードのご案内JP LONDON SLC1584 アシュケナージ/ロンドン管楽合奏団 モーツァルト/ベートーヴェン ピアノと管楽器の為の五重奏曲

室内楽はモーツァルトの快楽。モーツァルト28歳時の作品、《ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452》はピアノとクラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴットによる曲です。この一風変わった編成の室内楽は後年の後輩達も大きく刺激されこのジャンルに挑んだくらいにモーツァルトが残した意欲作で、モーツァルト自ら「自分がこれまで作曲した中で最高の作品」と言ったほどの自信作です。モーツァルトの管楽器に対する扱いの卓越ぶりはいまさら言うに及びませんが、それにしても、特に比較的新しい楽器であるクラリネットを、この時代にここまで自由に表現できる作品を書いた人はいなかったのではないでしょうか。ブライマーのクラリネットがまたこよなくいい音を出しており、モーツァルトの、それこそ天から降りてきたとでも形容しようのない旋律を響かせています。
  • 五重奏曲の2曲は、いまだにこの作品の代表的な録音として評価されているもの。若きアシュケナージのみずみずしいピアニズムとイギリスの誇る名手たちとのアンサンブルは、いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている。この異色の楽器編成による嫋やかでふくよかな表情、鄙びた色彩は格別に素晴らしく、音楽する愉しさがいっぱいの演奏だ。録音もいい。FFSS録音の長所を十二分に享受したと云いたくなるような素晴らしい録音です。
  • JP LONDON SLC1584 アシュケナージ/ロンドン管楽合奏…
イギリス風のメロウなサウンドに明るくのびやかな音色の調和に感嘆させられる。いつまでも色褪せない新鮮さに満ちている定番。ゆったりとした気分で安心して聴くことのできる名作定番です。
1.比類なき広大な周波数レンジ(10Hz~35KHz)、2.めざましいトランジェント特性(卓越した解像度)、3.迫真のエネルギー感(瞬発力ある圧倒的な迫力)、4.低歪率(清澄な透明感、混濁のない音質)、5.アナログの精密度(キメが細かい、なめらかな肌触り)等のクオリティを有し、特別高品質材料を使用した超重量レコード(180g)に特別限定プレスと謳われた宣伝文句は30年前は「誇大広告」と不審に思いましたが、オーディオ装置止揚した故か、やはり一級のオーディオファイル盤として再認識。

超一流アーティストで構成した、クラシックのベーシック・ライブラリー。DECCA黄金時代の名盤が勢揃い。

通販レコードのご案内JP LONDON SLC1333 カルル・リヒター バッハ オルガンリサイタル第2集

厳しくも彫りの深い表現でバッハの世界に肉迫!この分野の最高権威リヒターの極めつけ。
  • 演奏者のリヒターは指揮者としても数多くの名盤を残しているバッハ音楽の権威で、28歳の時に録音されたこのオルガン曲集でも峻厳な意志の力に支えられた表出力の強い演奏を行っています。またこの録音は、デッカ・レーベル初のステレオ録音のひとつとしても意義深いものです。
  • JP LONDON SLC1333 カルル・リヒター バッハ オルガンリサイタル第2集
  1. Side-1
    1. 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
    2. コラール《目覚めよと呼ぶ声が聞こえ》BWV645
  2. Side-2
    1. コラール《イエスよ、今天より降りたもうや》BWV650
    2. コラール《高き天よりわれは来れり》BWV606
    3. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548

通販レコードのご案内JP LONDON SMR50147 クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル 「くるみ割り人形」「軍隊行進曲」「舞踏へのお誘い」「ウィンザーの陽気な女房たち」

1947年以来DECCAレーベルに録音を行ってきたクナッパーツブッシュが、最後にDECCAレーベルに録音した1960年2月収録の名盤です。LPで発売以来、原題は「ALL-TOME POPULAR FAVOURITS」として、世界中で親しまれてきました。日本においても「クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルポピュラー・コンサート」や、曲が切り離されて別の曲とカップリングされた「舞踏への勧誘~クナッパーツブッシュ名演集」等、いくつかのタイトルでも長年販売されてきたお馴染みの盤。
  • JP LONDON SMR50147 クナッペルツブッシュ/ウィーン…
  • 「くるみ割り人形組曲」に始まり、独特なテンポの「軍隊行進曲」、ロマンティックな「舞踏への勧誘」に、最後の「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」と、小品であってもクナ節全開の音楽が響き渡ります。ステレオ初期までは比較的録音が多かった「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」は現在では録音される機会が稀ですが、このクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルの録音を聴いていると、小品に対しても情熱ある指揮をしていた頃が懐かしく思えてきます。
このクナッパーツブッシュ最後のDECCA録音は、長年携わってきたG.パリーとJ.ブラウンのコンビにより録音されました。DECCAのステレオ録音はこの時期にはさらに開花し、現在聴いても素晴らしい音質で味わうことが出来ます。
  1. Side-1
    1. ピョートル・チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》組曲 作品71a
  2. Side-2
    1. フランツ・シューベルト(L.ヴェニンガー編):軍隊行進曲 D733の1
    2. カール・マリア・フォン・ウェーバー(H.ベルリオーズ編):舞踏への勧誘 作品65
    3. オットー・ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲

通販レコードのご案内JP LONDON K28C15 ショルティ/バイエルン放送響 リヒャルト・シュトラウス アルプス交響曲

リヒャルト・シュトラウスの天才的なオーケストレーションの妙が味わえる「アルプス交響曲」。バイエルン放送交響楽団を率いたショルティの手腕が遺憾なく発揮されている。シカゴ交響楽団より繊細な音色を持ち、当時はベルリン・フィルにも肉薄していた実力とで、迫力満点のオーケストラの醍醐味がたっぷりと味わえる一枚。
  • 夜明けから日没までのアルプスの大自然の情景や登山する人の目に映る情景や心象風景を、音楽で描写したリヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》。ショルティが楽曲ゆかりのオーケストラを統率して、精緻なオーケストレーションを完璧に再現した見事な演奏を聴かせています。
  • JP LONDON K28C15 ショルティ/バイエルン放送響 リヒ…
当時はデジタル録音がレコード誌の話題の盛りでしたが、アナログ時代の完成された水準を認めざるを得ない録音。盤は170㌘重量盤。細部に若干の性急さがあるものの、「嵐」の爆発力はすべての同曲で 間違いなくナンバー1である。 スリリングな演奏でこれはこれでショルティの名盤のひとつだと思って疑わないので、ここに選びました。1979年9月ミュンヘン、ヘルクレスザール録音。


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奇跡の証明★バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア、ベイカー マーラー・交響曲第5番、リュッケルトの詩による5つの歌曲 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6476 Sun, 30 Jan 2022 13:20:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6476 バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。ノイズはごく僅かでコンディションの良好な初期カラー切手オリジナル盤です。

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通販レコードのご案内ジョンの深い読みの解釈がベルリン・フィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ超一流芸術家の貴重な遺産。

GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集《英初期カラー・スタンプ・ドッグ盤[オリジナル]》GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集 バルビローリにはベルリン・フィルの団員から請われて録音したマーラーの第九があります。バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音。バルビローリの演奏は情感豊かな演奏とよく言われますが、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされた演奏だと思います。そしてまた、一人の指揮者の音楽に対する共感が、オーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明とも思っています。
 ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させたとも聞いています。長生きしてマーラー全曲完結してほしかった。

バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
EARLY COLOR STAMP DOG ORIGINAL, STEREO 2枚組 (130g/130g), Release 1969, Stamper 2/1G 1/1。
カラー切手ドッグ》 赤の地にセミサークルラベルの上半分の半円の中に描かれていた蓄音機とニッパー君の絵の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。ASD2470 あたりから 2750 あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルで、これ以降はモノクロのニッパーが初版ということになる。盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。

プロダクト

品番
34-25123
レコード番号
ASD2518-9
作曲家
グスタフ・マーラー
演奏家
ジャネット・ベイカー
オーケストラ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮家
ジョン・バルビローリ
録音種別
STEREO

1969年、ステレオ録音。優秀録音、名演、名盤、リーフレット付属。

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤


ノイズはごく僅かでコンディションの良好な初期カラー切手オリジナル盤です。

通販レコード

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  • オーダー番号34-25123
  • 販売価格13,000円(税別)

 第二次世界大戦中に、40歳代という指揮者としての大活躍が出来ただけに、長生きしてマーラーの交響曲全曲を完結して欲しかった。1943年に帰英後、ハレ管弦楽団の音楽監督に就任するが、戦前の腕達者の楽団員は戦争から帰ってこなかった。どれほどのオーケストラだったといえども指揮者だけでは何もならない。まずはオーケストラの立て直しからがバルビローリの仕事だった。しかし健全な男性奏者は集まりそうにない。バルビローリが前代未聞の女性楽団員を多く募って戦後の新制ハレ管弦楽団を再開する。
 「一日16時間の仕事」、「一日1食も珍しくない」といった勤勉ぶりで、技量やアンサンブルは超一流とはいかないがバルビローリ自らが採用したメンバーを含む心あたたまるサウンドは、感興の豊かさ初々しさは段違い。そうした彼の人生の一面。そこで、イタリア人の血とフランス人の血を受け継いでいるバルビローリの音楽は持ち前の甘いカンタービレで聞き手の脳髄を痺れさせる。劇場専門の指揮者の棒からは生まれ得ない音楽作りも大きな魅力である。
 バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音だ。
 バルビローリの魅力は情感豊かな演奏で、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされています。そしてまた、ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明を残されたレコードを聴いて感じるのです。
 バルビローリの魅力が一杯詰まった聴きごたえ満載の不滅の名盤に耳傾けてください。このレコードからも“いっときも無駄にしないぞ”と懸命に生き抜いた気合の証左として、随所に「うなり声」が聴こえます。四面には、ジャネット・ベーカーの歌を加えて収録した「リュッケルトの詩による5つの歌曲」。こちらも、余白埋めでは済まされない名演です。

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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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奇跡の証明★バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア、ベイカー マーラー・交響曲第5番、リュッケルトの詩による5つの歌曲 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6478 Sun, 30 Jan 2022 12:30:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6478 バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。初期カラー切手オリジナル盤としてはコンディションも上々です。

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通販レコードのご案内ジョンの深い読みの解釈がベルリン・フィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ超一流芸術家の貴重な遺産。

GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集《英初期カラー・スタンプ・ドッグ盤[オリジナル]》GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番/リュッケルト歌曲集 バルビローリにはベルリン・フィルの団員から請われて録音したマーラーの第九があります。バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音。バルビローリの演奏は情感豊かな演奏とよく言われますが、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされた演奏だと思います。そしてまた、一人の指揮者の音楽に対する共感が、オーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明とも思っています。
 ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させたとも聞いています。長生きしてマーラー全曲完結してほしかった。

バルビローリ最晩年の、数少ないマーラーの正規スタジオ録音。人気のマーラー5番の中でも屈指の名演として知られる一枚。同じく名盤として知られるバーンスタンのような劇的なドラマとは対照的ながら、じっくりとマーラーの耽美的な旋律の美しさを堪能できる、感動的な名演です。リュッケルト歌曲集もベーカーの名唱が素晴らしい名演です。
 初期カラー切手オリジナル盤としてはコンディションも上々です。

 第二次世界大戦中に、40歳代という指揮者としての大活躍が出来ただけに、長生きしてマーラーの交響曲全曲を完結して欲しかった。1943年に帰英後、ハレ管弦楽団の音楽監督に就任するが、戦前の腕達者の楽団員は戦争から帰ってこなかった。どれほどのオーケストラだったといえども指揮者だけでは何もならない。まずはオーケストラの立て直しからがバルビローリの仕事だった。しかし健全な男性奏者は集まりそうにない。バルビローリが前代未聞の女性楽団員を多く募って戦後の新制ハレ管弦楽団を再開する。
 「一日16時間の仕事」、「一日1食も珍しくない」といった勤勉ぶりで、技量やアンサンブルは超一流とはいかないがバルビローリ自らが採用したメンバーを含む心あたたまるサウンドは、感興の豊かさ初々しさは段違い。そうした彼の人生の一面。そこで、イタリア人の血とフランス人の血を受け継いでいるバルビローリの音楽は持ち前の甘いカンタービレで聞き手の脳髄を痺れさせる。劇場専門の指揮者の棒からは生まれ得ない音楽作りも大きな魅力である。
 バルビローリが振るマーラーは、一級のオーディオファイル盤として通用する優秀録音だ。
 バルビローリの魅力は情感豊かな演奏で、マーラーに関しては客観的な楽曲の構築と正確なテンポ設定に裏づけされています。そしてまた、ジョンの深い読みの解釈がベルリンフィルの団員を感動させ、一人の指揮者の音楽に対する共感がオーケストラという人間の集団を魔法に包んだ奇跡の証明を残されたレコードを聴いて感じるのです。
 バルビローリの魅力が一杯詰まった聴きごたえ満載の不滅の名盤に耳傾けてください。このレコードからも“いっときも無駄にしないぞ”と懸命に生き抜いた気合の証左として、随所に「うなり声」が聴こえます。四面には、ジャネット・ベーカーの歌を加えて収録した「リュッケルトの詩による5つの歌曲」。こちらも、余白埋めでは済まされない名演です。

プロダクト

品番
34-24170
レコード番号
ASD2518-9
作曲家
グスタフ・マーラー
演奏家
ジャネット・ベイカー
オーケストラ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮家
ジョン・バルビローリ
録音種別
STEREO

1969年、ステレオ録音。優秀録音、名演、名盤、リーフレット付属。

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
  • GB EMI ASD2518-9 バルビローリ マーラー・交響曲5番…
EARLY COLOR STAMP DOG ORIGINAL, STEREO 2枚組 (140g/120g), Release 1969, Stamper 2/2 3G/6G。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤


カラー切手ドッグ》 赤の地にセミサークルラベルの上半分の半円の中に描かれていた蓄音機とニッパー君の絵の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。ASD2470 あたりから 2750 あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルで、これ以降はモノクロのニッパーが初版ということになる。盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。

通販レコード

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  • オーダー番号34-24170
  • 販売価格13,000円(税別)

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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音楽のグロテスク*録音デビュー盤 ウリ・セガル スイス・ロマンド管弦楽団 ストラヴィンスキー・ハ調の交響曲、火の鳥 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6482 Sun, 30 Jan 2022 10:56:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6482 ジュネーブ・ヴィクトリアホール、ジョン・マドラー&ジェームス・ロックの製作陣。シーガル氏は意外にも大阪センチュリー交響楽団の創設者。日本とも関わりが深い・・・演奏は表紙の絵画のようにまさに 火の鳥 ・・・・

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通販レコードのご案内セガルは大阪センチュリー交響楽団の創設者として日本とも関わりが深い ― 演奏は表紙の絵画のようにまさに〝火の鳥〟。

GB DEC SXL6582 ユリ・シーガル ストラヴィンスキー・交響曲《ザ・スーパー・アナログ・ディスク FFSS LONDONレーベル 190グラム重量盤》GB DECCA SXL6582 ウリ・セガル スイス・ロマンド管弦楽団 ストラヴィンスキー・交響曲、火の鳥 もっぱらバレエ三部作ばかりが有名なストラヴィンスキーはその生涯でいくつかの作風を採ったが、《ハ調の交響曲》は新古典主義時代の作品のなかでも、最も古典的な書法による作品として知られる。「プルチネルラ」ほど懐古的ではなく、響きと指定は十分に近代的で、近代の音楽として初めてストラヴィンスキーを耳にする向きにも違和感なく受け入れられる響きをもっている。
 つまりベートーヴェンや、ブラームスを楽しむように安心感と近代を聴く緊張感とが程よくミックスされていて、飽きることがない。第1楽章の冒頭から印象的なモチーフで開始して、すぐに惹きつけられる。第2楽章はLarghetto concertanteと指定され、独奏楽器のソロが織り成す抒情的なフレーズが美しい。第3楽章のスケルツォは変拍子が交錯し、この曲の中ではもっともストラヴィンスキー的と感じる。終楽章はローブラスのゆっくりとした序奏のあと、弦楽器群が決然としたテーマと奏でて始まり、第1楽章のモチーフも回顧しながら盛り上がり、最後は静かなコラールで曲を閉じる。
 リゲティのオペラ《ル・グラン・マカーブル》の日本初演を指揮。ストラヴィンスキーの記念イヤーに演奏された《春の祭典》が素晴らしかったウリ・セガル指揮のこの盤の演奏は、1972年のデッカ録音ということもあって、鮮明で分離の良い録音もこうした解釈に一役買っていて、均整の取れた古典的な様式感で美しく聴かせてくれる。

伝説のホールで幾多の名録音が生み出された ― ジュネーヴのヴィクトリア・ホールは優れた音響を誇るうえに、レコーディング・スタジオとしても最適でした。指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。

 ウリ・セガルはイスラエル生まれ。7歳でヴァイオリンを始め、エルサレム音楽舞踊アカデミー(JAMD)で音楽教育を受ける(2016年にはJAMDの名誉フェローシップを授与された)。モーシェ・アツモンの助言を受けてロンドンに移り、ギルドホール音楽演劇学校で指揮を学んだ。
1969年にはニューヨークのディミトリ・ミトロプーロス国際指揮者コンクールで第1位を獲得し、その翌年ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団でレナード・バーンスタインとジョージ・セルのアシスタントを務めた。
その後、ロンドンでのデビューはソリストにラドゥ・ルプーを迎えてのイギリス室内管弦楽団とのコンサートであった。1972/1973シーズンにはマーラーの交響曲第4番を指揮してベルリン・フィルにデビュー。その頃、英DECCAの要請により、スイス・ロマンド管弦楽団とストラヴィンスキーの《火の鳥》組曲1919年版と《交響曲ハ長調》を録音したのが本盤で、さらに東京フィルハーモニー交響楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とのデビューが続いた。

1970年代には、デッカ・レコードを中心に協奏曲の伴奏を担当していくつか残している。特にピアニストのラドゥ・ルプーのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲第12番と第21番は有名である。またこの他にウラディーミル・アシュケナージと共演してシューマンのピアノ協奏曲も録音している。

 日本では、大阪センチュリー交響楽団(現・日本センチュリー交響楽団)を設立した一人で、発足時の1989年には常任指揮者を務め、その後は名誉指揮者となっている。1990年代に入ってからは、大阪センチュリー交響楽団のための委嘱作品のライヴ録音をカメラータ・トウキョウに行っている(主に池辺晋一郎や西村朗の現代作品など)。

ジュネーブ・ヴィクトリアホール、ジョン・マドラー&ジェームス・ロックの製作陣。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
SXL6582
作曲家
イーゴリ・ストラヴィンスキー
オーケストラ
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮者
ウリ・セガル
録音種別
STEREO
NARROW BAND ED4, STEREO (150g), Release 1973, Stamper 2W/2W。

販売レコードのカバー、レーベル写真

GB DEC SXL6582 ユリ・シーガル ストラヴィンスキー・交…
GB DEC SXL6582 ユリ・シーガル ストラヴィンスキー・交…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
GB(イギリス)盤

一面に二面ラベル貼付け、超レア

通販レコード

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オーダーは 品番 / 34-7240
特別価格 2,640円(税込)
通常価格 3,300円


ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1919年版) ― 弱冠28歳で、ロシア・バレエ団のディアギレフから、その命運を握るオリジナル作品を託された新進作曲家のストラヴィンスキーは、祖国ロシアの民話と伝統的なオーケストレーションを結びつけた初めての大作「火の鳥」で、みごと成功を収めた。パリの口うるさい観客も、ロシア色が濃厚なゴロヴィンの装置と火の鳥を演じたカルサーヴィナの華麗な踊りを楽しんだ。
『火の鳥』 は、ロシアの2つの民話に基づく1幕2場のバレエ音楽、およびそれに基づくバレエ作品。ひとつは「イワン王子と火の鳥と灰色狼」で、ツァーリの庭に生える黄金のリンゴの木の実を食べに来る火の鳥をイワン王子が捕まえようとする冒険譚、もうひとつは「ひとりでに鳴るグースリ」で、不死身のカスチェイにさらわれた王女のもとを王子が訪れ、王女がカスチェイをだまして魂が卵の中にあることを聞き出す話である。
 この作品では民謡を2曲引用している。「王女たちのロンド」の旋律はウクライナの結婚の音楽「庭のまわりで」から採られている。終曲の旋律は「門の所で松の木が揺れる」から採られている。
 演奏時間は約48分。『春の祭典』や『ペトルーシュカ』に比べると1.5倍近い長さである。初演は1910年6月25日にパリ・オペラ座にて、ガブリエル・ピエルネの指揮により行われた。火の鳥のきらびやかな雰囲気を表す木管とハープとヴァイオリンの細かいモチーフや、魔王の登場を示す低弦と金管のうなる音に魅せられたことだろう。
 オリジナルのバレエ音楽と3種類(1911年版, 1919年版, 1945年版)の組曲があり、オーケストレーションが大幅に異なる。組曲版では一部曲名が異なる部分もある。最初の管弦楽組曲は1911年に作曲され、もとのバレエ曲との違いは少ない。
本盤で演奏される1919年版はより多くのオーケストラで演奏できるよう、原曲の巨大な4管編成を2管に縮小し、7つのシーンを抜き出して半分ほどの⾧さにまとめた組曲。
〈序奏〉はカスチェイの魔法にかかった夜の国のイメージ。
〈火の鳥の踊り〉と〈火の鳥の変奏曲〉は火の鳥が可憐できらめく踊りをみせ、現れたイワン王子がこれを追いかける。
〈王女たちの踊り(ホロヴォート)〉はカスチュイに囚われた王女たちの優雅な踊りのシーン。ロシア民謡から引用された楽想が2つ組み合わされている。これをみて、王子はツァレヴナ姫に心惹かれる。
〈カスチェイ王の魔の踊り〉は助けに来た火の鳥によって、魔王とその手下たちが踊り狂うシーン。
続く火の鳥の〈子守唄〉で踊り疲れた一党は眠ってしまう。
〈終曲〉は穏やかなホルンの独奏からはじまり、王子と姫が結ばれる。ロシアの華麗な結婚式を想起させる。
 演奏時間は約20分。第一次世界大戦を経て、シンプルな楽器編成と形式による新古典主義へと作風を転じた時期で、初演版の民族色と華麗さはやや薄らいでいるものの、今日では1919年版が最も多く演奏される。

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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。


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6482
聴きてのイマジネーションを自然に美しく膨らませる正攻法の音楽 ビーチャム指揮フランス国立管 ベルリオーズ・幻想交響曲 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6491 Sun, 30 Jan 2022 05:00:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6491 ビーチャム製薬(現在はグラクソスミスクラインという日本で言う武田製薬みたいな大製薬会社)の御曹司として裕福な家庭に生まれ、音楽の専門的教育は受けずに指揮者になったというレアな指揮者サー・トーマス・ビーチャム!!!莫大な財産を惜しげも無く投じてロイヤルフィル等を設立、イギリス音楽界に多大なる貢献をした。生い立ちが対照的なウォルター・レッグとともにレコード黎明期に同じ目的、つまり 正に基準となるようなレコード を製作したいということは共通目的に邁進!!!ビーチャムの演奏はワルターやモントゥーにも通ずるようなオケに合奏の完璧な正確さを要求し、音を徹底的に磨き上げるという感じ。聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで、晩年までテンポの速い若々しい指揮を通したマエストロであったと思う。完全主義者だったレッグとうまが合うのは当然といえば当然で、出来栄えも隙が無い、とても金持ちの余興とは思えない!!!!本盤も、正に基準となるようなレコードの代表盤!!!

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通販レコードのご案内莫大な財産を惜しげも無く投じてオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し、正に基準となるようなレコードを録音し続けた。

GB EMI ASD399 トーマス・ビーチャム ベルリオーズ・幻想交響曲《英 白金盤》GB EMI ASD399 トーマス・ビーチャム ベルリオーズ・幻想交響曲 ビーチャムはベルリオーズを得意とし、オペラからレクイエム、管弦楽小品に至るまでSP時代から数多くのレコーディングやコンサートをおこなっています。ここでもベルリオーズのドラマティックな音楽を、実に巧みな語りくちで再現しており、一時代を画したエキスパートの名に恥じない聴きごたえある演奏に仕上げているのがさすがです。ベートーヴェンの交響曲第7番からすると正攻法の演奏で、はぐらかされた気になってしまいますがビーチャムはベルリオーズ協会の会長だったらしい。この録音時 ― 1959年当時では思い切った表現だったのではないでしょうか。あるいは、クリュイタンスのレコーディング(1958年11月)をキングズウェイホールで聞いている可能性は想像できる。手兵ではなくパリに乗り込んで、フランスのオーケストラを使ってパリのサル・ワグラムで録音。クリュイタンスはロンドン中から腕利きを集めたレコーディングのためのフィルハーモニア管弦楽団を使っていた。ベルリオーズが描く恋愛の苦悩・喜び・情熱・奈落などの複雑な想いを、フィルハーモニアのもつ格調高い美しさを活かしながら過剰な演出に陥らず、管弦楽の各パートは消え入る限界までデリケートに、クリィタンスが色彩豊かで精緻な表現でフランス趣味を押し出した名演をスタンダードとすれば、怜悧な刃物を思わせる演奏で痛快豪快。これもまた、幻想交響曲の一面としてスタンダードと言えましょう。

1959年11月30日-12月2日パリでのセッション録音。優秀録音、名演、名盤

■イギリス・プレス ステレオ録音。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
ASD399
作曲家
エクトル・ベルリオーズ
オーケストラ
フランス国立管弦楽団
指揮者
トーマス・ビーチャム
録音種別
STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

GB EMI ASD399 トーマス・ビーチャム ベルリオーズ・幻想…
GB EMI ASD399 トーマス・ビーチャム ベルリオーズ・幻想…
WHITE & GOLD, STEREO 1枚組(150g), Stamper 3/3。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤
(ホワイト&ゴールド・ニッパー) 最も初期のレーベルは、白地に円形のラベルで蓄音機とニッパー君をあしらい「 HIS MASTER’S VOICE 」の文字、その下にスピンドル孔を横切る「 STEREOPHONIC 」の文字があり、金色で縁取りがされているデザインです。
 これを、私たちは、「ホワイト&ゴールド・ニッパー」と呼びます。レコード番号で言えば、ASDの251から575 あたりの LP はこのレーベルがオリジナルです。この LP から得られる立体感のあるサウンドは中古レコードコレクターをとりこにしてきました。中古レコード市場で、最も高価で取引されるものの一つです。

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オーダーは 品番 / 34-19906
特別価格 13,200円(税込)
通常価格 16,500円

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 ビーチャムと言う往年の、この指揮者をどれだけの人が好んでいるだろうか。個人的なことで恐縮ですが、同じカテゴリーに入ると思っているモントゥーやワルターと少し違った意味で、いつもビーチャムのレコードを聴くと元気を貰っています。
 ビーチャム製薬 ― 現在はグラクソスミスクラインという日本で言う武田製薬みたいな大製薬会社 ― の御曹司として裕福な家庭に生まれ、音楽の専門的教育は受けずに指揮者になったというレアな指揮者サー・トーマス・ビーチャム。莫大な財産を惜しげも無く投じてロイヤル・フィル等を設立、イギリス音楽界に多大なる貢献をした。
 生い立ちが対照的なウォルター・レッグとともにレコード黎明期に同じ目的、つまり 正に基準となるようなレコード を製作したいという共通目的に邁進。ビーチャムの演奏はワルターやモントゥーにも通ずるようなオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し、音を徹底的に磨き上げるという贅を尽くした盤石の構え。聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで、晩年までテンポの速い若々しい指揮を通したマエストロであった。完全主義者だったレッグとうまが合うのは当然といえば当然で出来栄えも隙が無い、とても金持ちの余興とは思えない。この盤も名曲普及の尖兵。正に基準となるようなレコードの代表盤です。音楽にすべてを捧げ、人間味あふれる人柄で敬愛された巨匠の演奏は、あたたかく洗練された表現と色彩の名演で聴きてのイマジネーションを自然に美しく膨らませる器量を育ててくれます。それは短期育成でトコロテン方式で送り出すのでなく、金持ちから来る余裕というかヨーロッパ上流社会に受け入れやすかった時代だったのでしょう。

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入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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ミュンシュの人生そのものと云える仕上がり◆シャルル・ミュンシュ指揮パリ管 ブラームス 交響曲1番 https://blog.amadeusclassics.com/entry-6499 Sat, 29 Jan 2022 23:30:00 +0000 https://blog.amadeusclassics.com/?p=6499 数あるブラームス第1番の録音の中でも、最も迫力に満ちた演奏として知られる名盤。テンポはゆったりしている上に、音のバランスも低音が厚い組み立てで非常にどっしりとした印象の第1楽章からあえて地味目の第2楽章を経て、怒涛のクライマックスへ向かいます。同じ頃に録音された幻想交響曲と共に後世に語り継がれる名演であり、それを録音したシャラン&ヴァヴァスュールのコンビもいい仕事しています!
年代相応に散発的なプチ音は少しありますが、鑑賞上問題ないニア・ミント盤です。

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通販レコードのご案内数あるミュンシュのレコードの中で一番かつレア度No.1

FR VSM CVB2085 ミュンシュ ブラームス・交響曲1番《仏ラージ・ドッグ・セミサークル黒文字盤》FR VSM CVB2085 ミュンシュ・パリ管 ブラームス・交響曲1番

 はち切れんばかりのスケール、破格の熱量。ミュンシュの死の年に録音された、パリ管弦楽団との〝幻想交響曲〟と並ぶ名盤のひとつ。シャルル・ミュンシュは音楽が持っているストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。〝ベルリオーズの幻想交響曲〟と〝ブラームスの第1交響曲〟でのミュンシュがドライヴするパリ・コンセルヴァトアールの燃焼ぶりは永遠に色褪せることがない。
〝幻想交響曲〟に続き翌1968年1月に録音された、この年の末に急逝したミュンシュとパリ管のコンビ最後の録音の中の一枚となってしまいましたが、この交響曲でも、ミュンシュ&パリ管の熱い息吹は止むことがありませんでした。ミュンシュの情熱が音として表れていて力強く、情熱に満ちたヴィルヘルム・フルトヴェングラーを彷彿とさせる白熱した内容でオールドファンからの支持が高い。
 発売の告知は話題となり、当時から絶賛を浴びた、未だにこの曲のベスト・ワンとされている。多くの評論家により人気投票される ― レコード芸術誌で7~8年に一度実施されている『名曲名盤』において3度も1位に輝いた。
 作品のもつ構造性とドラマティックな要素を充分に把握した、音楽的スケールの大きなブラームス。テンポはゆったりしている上に、音のバランスも低音が厚い組み立てで非常にどっしりとした印象の第1楽章からあえて地味目の第2楽章を経て、怒涛のクライマックスへ向かいます。漲る覇気と情熱に満ち、特に終楽章の高揚感と壮麗な表現が感動を呼ぶ作品。数あるブラームス第1番の録音の中でも、最も迫力に満ちた演奏として知られる超一級の名盤ですが、ミュンシュの人生と重なるようにも聴こえる畢生の名演。
 この〝ブラームスの第1交響曲〟を超えるもしくは、これに匹敵する名演があるのか。同じ頃に録音された幻想交響曲と共に後世に語り継がれる名演であり、それを録音したチームもいい仕事しています。
 収録は当時EMIでオーケストラ録音に常時使用していたサル・ワグラムで行われ、録音を手掛けたのは名プロデューサーとして知られているルネ・シャルランと名エンジニア、ポール・ヴァヴァッスールのコンビです。ホールに分厚く渦巻く演奏の熱気が余すところなく捉えられています。

1968年1月8日、12日パリ、サル・ワグラムでの録音。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
CVB2085
作曲家
ヨハネス・ブラームス
オーケストラ
パリ管弦楽団
指揮者
シャルル・ミュンシュ
録音種別
STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

  • FR VSM CVB2085 ミュンシュ ブラームス・交響曲1番
  • FR VSM CVB2085 ミュンシュ ブラームス・交響曲1番

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
FR(フランス)盤
“LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE” WITH BLACK LETTERING, STEREO (140g), Stamper 21B/21
セミサークル
基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOIX DE SON MAITRE(VSM)となる。
HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。

通販レコード

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  • オーダー番号34-25210
  • 販売価格33,000円(税込)


シャルル・ミュンシュ(Charles Munch, 1891〜1968)は当時ドイツ領だったストラスブルク出身であることから、れっきとしたドイツ人であるがゆえにブラームスなどのドイツものまで得意としていたのは当然、彼の演奏で聞いても見たかったがバッハも熱愛していた。そのアイデンティティあってこそのベルリオーズなどのフランスものでの情熱的な指揮ぶり、爆発的な熱気あふれる音楽表現で感動的。生涯のほぼ半分ずつを、それぞれドイツ人とフランス人として送った彼は、両国の音楽を共に得意とした。
 ミュンシュは音楽が持っているのストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。
 キャリアはヴァイオリニストからスタートしていますが、若かりし頃、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターに就任、その時の楽長がヴィルヘルム・フルトヴェングラーだった。毎日その巨匠の目の前に座って多くのことを習得したことから、しらずと例の拍子をぼかす内容重視の指揮法はフルトヴェングラーの指揮姿から身につけたものと推察出来ます。このゲヴァントハウスではドイツ語でカール・ミュンヒ(Carl Münch)と呼ばれていた。
 ミュンシュが、その最晩年に持てるエネルギーの全てを注いだのがパリ管弦楽団(Orchestre de Paris)の創設と育成でした。第2次世界大戦前にパリ音楽院管弦楽団の常任指揮者を務めていたミュンシュ以上にこの新たなオーケストラを率いるのにふさわしい指揮者はおらず、同年10月2日からの綿密なリハーサルを重ねてむかえた11月14日の第1回演奏会は、国内外に新しいフランスのオーケストラの誕生をアピールする大成功を収めたのでした。
 その1年後、1968年11月、パリ管弦楽団の北米ツアーに同行中にリッチモンドで心臓発作のため急逝するまで、ミュンシュは30回ほどの共演を重ねるとともに、EMIにLP4枚分の録音を残しました。
 仲間と音楽を作りたい。そう思ったのかどうか、若い時にオーケストラを自ら組織し、自己流で指揮法を編み出した男の情熱の行き着いた終結点。パリの巨大キャバレーのようなサル・ワグラム・ホール。だだっ広いスペースを音楽で充満させられたのはミュンシュの熱意か。ミュンシュがドライヴするパリ管の燃焼ぶりは、30年以上経った今でも色褪せることがない。

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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。


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