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蓄音器を楽しむコンサート | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 Tue, 08 Mar 2016 04:46:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.9.5 https://i0.wp.com/blog.amadeusclassics.com/analogsound/wp-content/uploads/2015/08/cropped-deccalegends.jpg?fit=32%2C32&ssl=1 蓄音器を楽しむコンサート | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 32 32 97025125 田園のシンフォニー、田舎の生活と追憶 SPレコードでワルターの《田園》を聴く https://blog.amadeusclassics.com/entry-4273 Sat, 24 Jan 2015 14:54:23 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=4273 25日日曜日午後、今年最初の蓄音器コンサートを開催します。 曲はベートーヴェンの田園。 SPレコード時代から田園の名演奏としてスタンダードにまでなった録音です。この曲は欄外に記したように、ロマン派の標題音楽の先駆をなす交…

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25日日曜日午後、今年最初の蓄音器コンサートを開催します。
曲はベートーヴェンの田園。
SPレコード時代から田園の名演奏としてスタンダードにまでなった録音です。この曲は欄外に記したように、ロマン派の標題音楽の先駆をなす交響曲と言われてもいます。
でも、文中の核とした通り、自然の描写ではなく自然に接してベートーヴェンの中から沸き上がる感謝の気持から生み出されたものという見方も出来ます。

クリックしてスライドショーを表示

曲は5楽章というユニークな形態ですが、また第3から5楽章までの3つの楽章は続くて演奏される。そこで明日の例会では3つのパートに区切って話と鑑賞を行なっていきます。

昨年も自然の脅威を感じる事件、災害が多くありました。
毎年念頭には今年は大事の起こらない一年でありますようにと念じますが、そういう時にベートーヴェンの第6交響曲は相応しい音楽ではないでしょうか。
そしてワルターの演奏は本当にそういう気持ちで聴くときにしっかり手応えを感じさせる演奏ではないでしょうか。

例会は2015年1月25日、午後1時30分。熊本市細工町の五福公民館で開催。例会への参加は自由です。

[notification type=”alert-info” close=”false” ]くわしくは
蓄音器を楽しむ会(第22回)ご案内 – ベートーヴェンの《田園》の定番を聴く[/notification]The post 田園のシンフォニー、田舎の生活と追憶 SPレコードでワルターの《田園》を聴く first appeared on Classical Notes.]]>
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ベートーヴェンの《田園》の定番を聴く https://blog.amadeusclassics.com/entry-4050 Sun, 11 Jan 2015 12:33:52 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=4050 私共の SP コンサート振り返ってみますと 1988 年(昭和 63 年)5月から市立熊本博物館で始まり約 25 年間にわたって毎月一回、299 回まで経続けいぞくして行って来ましたが博物館の大改装に伴う閉館(平成 25 年3月)のため、やむを得ず 2013 年(平成25年)4月からは場所を市立五福公民館に移し「蓄音器を楽しむ会」として第一回発足、今回で1年 10 ヶ月( 22 回)と経過いたしました。折角つづいて来た会でありますから、今後も小規模ながら出来る限り続いていきたいと思っておりますので皆様方のご協力、就中とりわけ、比較的若い人達へのお誘いかけをどうかよろしくお願い申し上げます。

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蓄音器を楽しむ会(第22回)コンサートのご案内
  • 日時 : 平成27年1月25日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2-25 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )

新年あけましておめでとうございます。年頭に当たり皆様方の健康とご多幸をお祈り申し上げます。
さて私共の SP コンサート振り返ってみますと 1988 年(昭和 63 年)5月から市立熊本博物館で始まり約 25 年間にわたって毎月一回、299 回まで経続(けいぞく)して行って来ましたが博物館の大改装に伴う閉館(平成 25 年3月)のため、やむを得ず 2013 年(平成25年)4月からは場所を市立五福公民館に移し「蓄音器を楽しむ会」として第一回発足、今回で1年 10 ヶ月( 22 回)と経過いたしました。
折角つづいて来た会でありますから、今後も小規模ながら出来る限り続いていきたいと思っておりますので皆様方のご協力、就中(とりわけ)、比較的若い人達へのお誘いかけをどうかよろしくお願い申し上げます。(小出伸介)

第1部 ベートーヴェン作曲 交響曲第6番ヘ長調《田園》
大自然はベートーヴェンに対して、その悲しみと失望とを慰めてくれただけではなく、それは彼が好んで会話をした友人であった。− ベートーヴェンを敬愛しフランスの自然を交響曲にした作曲家ヴァンサン・ダンディの言葉です。この美しい自然に対する限りない愛と感謝の気持から生み出された名曲をワルター指揮ウィーン・フィルの SP レコード時代の名演盤で楽しみましょう。
第2部 持ち寄りコンサート 都会の曲、田舎の曲(パート4)
として皆様ご存知の沢山の曲が登場します。お楽しみにご期待下さい。

今年の最初のレコードコンサートで、22 回目を重ねることが出来ます。市立博物館での 299 回から重ねる回数は 321 回目、毎月欠かしたことがないコンサートです。熊本県内ではもとより、全国的にこれだけ継続している SP レコード鑑賞会はないことでしょう。
会場が変わると同じレコードも違って聞こえるものです。昨年秋に鶴屋クラシックサロンで行なったSPレコード鑑賞会で強く感じました。
蓄音器が木製であることが音響を工夫した会場では違った聞こえ方をさせたのでしょうか。
本会のクラシックプログラム。以前、熊本博物館で取り上げた曲を今年は織り交ぜながら一年間を楽しんでもらいたいと準備しているところです。
鑑賞会の参加費は無料。参加の機会を得て欲しいと、お待ち申し上げます。

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参加希望や問い合わせといった詳しくは「熊本ふるまち de 蓄音器で楽しむかい」へ http://amadeusrecord.info
[/well] [iframe src=”http://www.mappers.jp/map_130.69563388824486_32.79564431439549_400_350_16″ width=”100%” height=”480″]The post ベートーヴェンの《田園》の定番を聴く first appeared on Classical Notes.]]>
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モーリッツ・ローゼンタールのレコード https://blog.amadeusclassics.com/entry-3516 Wed, 10 Sep 2014 12:34:25 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=3516 特にこのローゼンタールのような系譜に属するピアニストの演奏は「プロのピアニストとして身を立てていくのだ」と決意した人以外は、なるべく多くの演奏や作品を聴くべきと思います。このようなピアニストの演奏を聴くだけでも、ピアノを楽しむ人にとっては何らかのプラスがあるでしょう。

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昭和10年までのSPレコードは英国でプレスされて日本盤として発売されていました。それが日本が国際連盟脱退したことで次第に融通がきかなくなります。
潜水艦というと軍事利用ばかりがイメージ強いですが、UボートがドイツでプレスしたSPレコードの原盤を日本に運んでくる途中でアメリカ軍に攻撃されて沈没。幻になったレコードもあります。

モーリッツ・ローゼンタールのショパンのコンチェルトは、昭和10年に英国でプレスされたSPレコードで、日本盤でも良質で再生できます。
ローゼンタールはリスト門下で、ショパンの孫弟子でもありましたから少なからずとも二人の偉大な音楽家の一端に触れられていると思いたいです。個性が強くて作品を歪曲しているなどと言われてもいますがリストやショパン自身の解釈が少なからず継承されていると信じて、100年前の老演奏家の残したレコードから、更に100年前の作曲家自身の音を伝え聞く感じがSPレコードの魅力とも言えそうです。
Moriz Rosenthal

Chopin’s Piano Concerto Play Moriz Rosenthal

モーリッツ・ローゼンタール(ピアノ)
フリーダー・ヴァイスマン指揮ベルリン国立歌劇場オーケストラ

ショパンは、フランツ・リストとも親交がありました。二人の出会いから100年後、世界屈指のピアニストと呼ばれたポーランドの名手ローゼンタールの録音。
ローゼンタールは直接手ほどきを受けたリスト門下で、ショパンの弟子ミクリの弟子。1930,31年の録音時に70歳前の芸風ですが若い頃恐るべき技巧と巨大な音響で鳴らしていて、終楽章の終結の音階を両手のユニゾンではなく、オクターヴで弾くという曲芸を見せるなど往年の豪腕ぶりの片鱗が伺える。

ピアノとオーケストラが合わない箇所が出来くると、LP、CDで聞いた演奏評に見かけます。SPレコードの片面は4分半目安です。編集を施して聴かれることを想定されてなかったからでしょう。ローゼンタールはオーケストラが演奏を止めた後でも勢い余って先のフレーズを弾いていたりします。英国プレスの昭和10年以前の盤はとても良質です。

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フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによる《グレート》を本会で初めての蓄音器を通して聴いてみましょう https://blog.amadeusclassics.com/entry-2931 Sat, 21 Dec 2013 18:49:54 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2931 写真は1952年の撮影。シューベルトの交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」。LP レコードで絶大な評価を得ている録音ですが SP レコードで聴くことは、まず無いだろうと思っていました。録音は1951年11月。ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッション録音。バイロイト音楽祭の初日に実況録音されたベートーヴェンの不朽の「第九」の録音もある。

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第9回 蓄音器を楽しむ会 無料コンサートのご案内

SP 盤で楽しむ名演、名盤

今年、最後の SP コンサートとなりました。
此の冬は寒さも例年になく厳しいような予報です。皆様方くれぐれも健康に留意されて、一人でも多く蓄音器特有の音を親しんでもらいたいと思っています。

フルトヴェングラーの『ザ・グレート』

さて 22 日の『第9回 蓄音器を楽しむ会 五福公民館無料コンサート』で聴いて貰うのはシューベルトの交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」。

これは、「この曲の最高」の演奏と言い切っていいだろう。アカデミックな聴き方をしようとしても圧倒され「フルトヴェングラー最高の演奏」と納得させられる。LP レコードで絶大な評価を得ている録音ですが SP レコードで聴くことは、まず無いだろうと思っていました。録音は1951年11月。ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッション録音。

テープ収録を SP 盤の各面に合わせてマスタリングを作られたものだろうと思われる。音質は良質なのだから、LP で聴く音色と違うところが感じられるのは少ないだろうとは思います。それでも、とても興味深いことです。

7月29日のバイロイト音楽祭の初日に実況録音されたベートーヴェンの「第九」もある。この年は、フルトヴェングラーの最も多忙な一年となった。『戦争が終わった』とドイツの人々も感慨一入でもあった頃でもあり、演奏は「ドイツ的シューベルト」を微塵も残さず拭い去ろうとした、フルトヴェングラーがやりたいたいように純然と楽譜に書かれていることから音楽を創ることに没頭しています。

戦前、戦中、戦後の五大指揮者に数えられるヴィルヘルム・フルトヴェングラーですがナチに気に入られたことで、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルを掌握します。それは楽団員には、フルトヴェングラーのために救われた才能も少なくないでしょう。オーケストラもそれは汲みとっていた、戦時中の演奏だったと思います。

国内から何処に行く事も出来ないドイツ国民の為に本物の音楽を聴かせたい。そういう信念で留まり、それが国民からも賞賛されたのでしょう。
民衆がフルトヴェングラーを賞賛したのは、それを感じていた人達も多かっただろうこと。
戦争時のドイツ・グラモフォンの演奏と、戦後EMIでの録音を聴き比べると音楽に対する姿勢には変化が感じられます。(写真は1952年、ベルリンでの撮影)

第9回 蓄音器を楽しむ会 無料コンサートのご案内

第 9 回 蓄音器を楽しむ会 無料コンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年12月22日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2-25 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )
第1部 クラシック シューベルト作曲 交響曲第9番ハ長調 D.944
シューベルトの死後10年、1838年ロバート・シューマンによってシューベルトの兄の家で驚きの眼でもって発見された此の交響曲は一般的に「グレート」と呼ばれており、構想の雄大さの中にコンコンと湧き出る汲めども盡きない旋律の泉を想起させる叙情的な名曲です。メンデルスゾーンの指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による初演以来、名指揮者による数々の演奏の中で今回はフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによる演奏を、本会で初めての蓄音器を通して聴いてみましょう。ご期待ください。
第2部 持ち寄りコンサート
前回に時間内で聞くことが出来なかったプログラムによる残りの曲の外、くまもとの唄など聴いて楽しみましょう。

※ 今月は第4日曜の開催となりますので、お間違えの無いようにお願いします。

無料コンサートの情報はこちら
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無料コンサート 下半期は、シューベルトの名曲、名演盤と、熊本の歌を特集します。 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2762 Sun, 17 Nov 2013 09:52:21 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2762 昭和20年後半から30年代にはシューベルトのレコード録音が活発にありました。有名な録音なのにLPレコードの時代に再録音されたためやステレオ録音の名盤があるためにSPレコードでだけで聞くことができる忘れられた演奏家の音盤も少なくありません。その若鮎が跳ねるような音楽に心なごまされていた人達も多かったのではないかしら。

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若鮎のように

昭和20年後半から昭和30年代には、シューベルトのレコード録音が活発にありました。レパートリーは限られてましたが、シューベルトが歌劇や協奏曲 – トライした形跡はありますが – を残さなかったのでレパートリー自体が偏っていましたが、歌手は各々の個性を表立てた歌唱で録音し、室内楽と交響曲は当時の演奏家はほとんどが有名曲はレコード発売しています。1928年がシューベルトの没後100年。生誕150年に当たる1947年が戦争が終わったムードの中でもあり、勇ましい印象のベートーヴェンに対して子女の音楽とされていたようなシューベルトの数々には、その若鮎が跳ねるような音楽に思う以上に心なごまされていた人達も多かったのではないかしら。没後150年の1978年はステレオ録音でシューベルト全集が書くレーベルで出揃います。
有名な録音なのに、LPレコードの時代に再録音されたためや、ステレオ録音の名盤があるためにSPレコードでだけで聞くことができる忘れられた演奏家の音盤も少なくありません。下半期はシューベルトのレコードを集中鑑賞しましょう。持ち寄りコンサートでは、熊本の歌を3回にわたって大特集します。ご当地物のレコードも非常に活発で、知られていない歌が多いのに驚きです。

蓄音器を楽しむ会 平成25年度予定

熊本博物館で毎月第4日曜日に開催してきた、蓄音器でレコードを楽しむコンサート。その平成25年度の全期予定です。
但し、今年度から「SPレコードを蓄音器で楽しむ会」として熊本市中央区細工町にある五福まちづくり交流センターで行う運びとなりました。中心部から外れますが市電、市バス、各路線バスや環状線の運行が頻繁で公共交通機関での利用が便利です。
併せて熊本の古い町並みを楽しめます。入館料は無料です。
前期は第2部の内容は「持ち寄りコンサート」。家庭に眠っているSPレコードを会場にお持ちください。

 月日  第1部  第2部
4.28 ヴェルディ作曲 歌劇『椿姫』ハイライト 持ち寄りコンサート
5.19 ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第1番、2番 持ち寄りコンサート
6.23 ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第3番、4番 持ち寄りコンサート
7.28 ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第5番『春』、6番 持ち寄りコンサート
8.25 ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第7番、8番 持ち寄りコンサート
9.22 ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第9番『クロイツェル』、10番 持ち寄りコンサート
10.20 シューベルト作曲 楽興の時 持ち寄りコンサート
11.24 シューベルト作曲 ピアノ五重奏曲『ます』 持ち寄りコンサート 同じタイトルの曲の聴き比べ
12.22 シューベルト作曲 交響曲第9番『グレート』 持ち寄りコンサート 動物の名前のつく歌, 熊本の歌Vol.1
1.26 ニューイヤーコンサート 持ち寄りコンサート 熊本の歌Vol.2
2.23 シューベルト作曲 歌曲集 持ち寄りコンサート 熊本の歌Vol.3
3.23 シューベルト作曲 曲目未定 持ち寄りコンサート

※10月第4週は、毎年五福公民館の文化発表会が行われます。そのため、第3日曜日の開催です。

マップ

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僕は全世界を抱きしめるだろうに! https://blog.amadeusclassics.com/entry-2183 Mon, 22 Jul 2013 16:49:27 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2183 ベートーヴェンの耳の病は、話が聞き取れないで筆談をしてる相手の後ろでピアノを弾いていた弟子に、「そこはおかしい」と注意したと言います。対話をしようとしていた相手は気分を害したことでしょう。また、ピアノに噛み付いて音を聞いていたと言うから居合わせた人はとんでもないのを見てしまったと怖がったことでしょう。

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弱点に負けて自己を責めるようなベートーヴェンではなかった。

ヴェーゲラーは言っている、彼が知る限りにおいてベートーヴェンは絶え間なく恋愛の熱情に掴まれていた、と。
これらの恋愛は常に極めて純潔なものであったようです。純潔の恋愛といっても、取り違えないで欲しい。情熱と逸楽との間には何の関係もない。モーツァルトが『ドン・ジョヴァンニ』を書いた時、ベートーヴェンは『天才を濫用した』といって赦さなかったそうだ。

そんな人だったから、恋に落ちた時のベートーヴェンは厄介なのだ。彼の親友だったシンドラーは『彼は一種の処女的なハニカミを持って生涯を過ごし、弱点に負けて自己を責めるような羽目に陥ることはなかった』と解説している。時を重ね、ベートーヴェンの天性の激しさがやがて憂鬱を帯びた諦めの静かさに行き着く年齢に達する時までは、ボッティチェリの描いた『聖家族』の中の、幼児(バンビーノ)キリストの目の輝きを持っていた。

ざくろの聖母

モーツァルトが喜ばれる今日の人々と比べれば、稀有なものがベートーヴェンの魂の中にはあった。そう言う彼の音楽にこそ、誰しも同じ気持を感じるでしょう。時代も国も価値観も違うのに、ベートーヴェンの感じたものに夢中になれる。こうした感動の共有が彼の音楽の最も特徴的なところ。

ベートーヴェンの耳の病は、話が聞き取れないで筆談をしてる相手の後ろでピアノを弾いていた弟子に、「そこはおかしい」と注意したと言います。対話をしようとしていた相手は気分を害したことでしょう。また、ピアノに噛み付いて音を聞いていたと言うから居合わせた人はとんでもないのを見てしまったと怖がったことでしょう。(耳硬化症)

《ヴァイオリン・ソナタ》第5番と第6番の間には、かの《月光ソナタ》作品27が作曲されます。この《月光ソナタ》は“不滅の恋人”に捧げています。『僕の生活は今までよりも優しみのあるものになった』とヴェーゲラーに手紙で打ち明けています。そして『僕はいっそう人々に馴染むようになった』とも書いていますが、病身の惨めさと、不安定な生活状態に痛感している。この恋心とそれへの誇らしい反抗との交互作用の中で、ベートーベンは霊感の源泉を見い出して喜びにあふれた、生き生きとした曲をこの時期には作曲しています。

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僕の生活は今までよりも優しみのあるものになった – 快癒への望みを込めて書き上げられたヴァイオリン音楽の大名作。 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2174 Mon, 22 Jul 2013 07:48:21 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2174 幸福感に満ちた明るい曲想から《春》という愛称は、新緑の鮮やかさや頬を撫でる春風の心地よさがよく表現されていて、誰しも同じ気持を感じるでしょう。この時代も国も超えた感動の共有はベートーヴェンの音楽のもっともたるところ。
僕の生活は今までよりも優しみのあるものになった。この時、彼は《不滅の恋人》を思っていた。快癒への望みを込めて書き上げられたヴァイオリン音楽の大名作。

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ヴァイオリン・ ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24(1800~1801年作)

幸福感に満ちた明るい曲想から《春》という愛称がついたのは、ベートーヴェンの死後のことです。曲は新緑の鮮やかさや頬を撫でる春風の心地よさがよく表現されていて、誰しも同じ気持を感じるでしょう。こうした感動の共有が彼の音楽の最も特徴的なところ。

曲の構成は3楽章から4楽章へと拡大され、展開部はより洗練され全体が統一感を感じさせる作品になっている。構想は《第4番》よりも早い時期のもので、セットで出版するつもりであったが製本上の理由で別々の作品番号で出版されることになった。《運命交響曲》、《皇帝協奏曲》と偶然にも5番に人気作が揃うこととなった。この現象は以降の作曲家に影響を与えていて、ロマン派の作曲家の《第5番》は豊かなメロディーを湛えた楽曲が集中している。

1楽章 アレグロ 快活に 7:05
連打による動機と音階によるものながら、それは美しい。ピアノの伴奏に乗ってヴァイオリンで第1主題が登場。この主題は10小節から成り、跳躍を含む音形が3回繰り返されて盛り上がって終わる大変バランスのとれた、容姿の美しい少女の様子をイメージさせる。再現部では逆に奏される。
2楽章 アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ 緩やかにより情感深く 5:27
装飾的な変奏や転調で彩られながらピアノ、ヴァイオリンが交互に美しく歌い交わす。
3楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト 速くかつ元気よく 1:11
音階を上がったり下ったり、急速なトリオ。短い楽章。
4楽章 ロンド:アレグレット・マ・ノン・トロッポ 速く、しかしあまり速すぎないように 6:44
同音が3回連打される印象的で軽やかな主題は、陰りのある部分をくぐり抜けると更に美しく変化する。それは蛹から蝶に成るような、羽化した蝉が飛び立つような、喜びに満ちたまま曲は終わる。

 

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春風駘蕩が支配したアレキサンダーソナタ第1番 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2161 Sun, 21 Jul 2013 11:29:02 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2161 春風駘蕩が終始統一されている。しっとりと落ち着いた楽想が印象的な、隠れたファンの多い曲です。《第7番》や《第8番》と比べると起伏に乏しさも感じられるが、優れたヴァイオリニストの手にかかると一服の名画に時の流れを含んでいるような渋味に富んだ充実感が味わえる。落ち着いたムードが続いたので、終楽章は快活な対比になるかと思うのの裏をかいて伸びやかな変奏曲。

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ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 作品30-1(1802年作)

ピアノソナタ第17番《テンペスト》作品31、交響曲第2番作品36が書かれた年に、第7番と第8番の3曲セットで作曲された。ロシア皇帝アレキサンダー1世に献呈されたが代金を払ってもらえず、後にウィーンに皇后エリザベートが訪れた時に支払ってもらっている。それは作曲から12年後の事だった。
しっとりと落ち着いた楽想が印象的な、隠れたファンの多い曲です。《第7番》や《第8番》と比べると起伏に乏しさも感じられるが、優れたヴァイオリニストの手にかかると一服の名画に時の流れを含んでいるような渋味に富んだ充実感が味わえる。

1楽章 アレグロ 速く 7:14
16分音符のついた主題が個性的。オクターヴ奏法とユニゾンが多用されるのでアレグロの指定ではあるが、落ち着いた印象を受ける。
2楽章 アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ ゆるやかにより情感深く 7:07
のどかに春風が吹く大らかな雰囲気。展開はとてもシンプル。
3楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ 快活な変奏曲 7:37
落ち着いたムードが続いたので、快活な対比になるかと思うのの裏をかいて伸びやかな変奏曲。元々激しいタランテラだったが、クロイツェル・ソナタに転用される。華々しい効果で、この1曲で完結させるのではなく作品30の3曲に関連性を持たせることをベートーヴェンは選んだ。それによって作品30を一括りに演奏する時、華やかにして雄渾な曲想の第7番を際立たせる。勿論単独でも素晴らしく、地味ながらそう工夫がされていて、それが隠れたファンの多い曲としているのでしょう。

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無料コンサート 蓄音器を楽しむ会(第4回)ご案内 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2127 Wed, 17 Jul 2013 09:20:05 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2127

蓄音器を楽しむ会(第4回)コンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年7月28日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )

暑中お見舞い申し上げます。例年より2週間ほども早く梅雨が開けたと思ったら、猛烈な暑さの襲来です。暑さに慣れない身体には応えます。どうか皆様方も各自に充分に健康にご留意下さい。

さて今月の例会は

第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第5番&第6番
クライスラーとルップの演奏で聴くベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ。7月28日は、第5番と第6番を楽しみます。
第5番は《スプリング・ソナタ》の名前でヴァイオリン音楽の中で最も親しまれています。新緑の鮮やかさや頬を撫でる春風の心地がよく表現された全編軽やか、第6番はしっとりと落ち着いた渋味に富んだ充実感が味わえることから、隠れたファンが多い曲です。共にベートーヴェンの才能が遺憾なく発揮されています。
第2部 持ち寄りコンサート
毎月興味深い曲を選曲してあるようです。今回はどんな曲が出てくるでしょうか、お楽しみに!
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五福蓄音器を楽しむ会

蓄音器を楽しむ会(第4回)コンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年7月28日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )

暑中お見舞い申し上げます。例年より2週間ほども早く梅雨が開けたと思ったら、猛烈な暑さの襲来です。暑さに慣れない身体には応えます。どうか皆様方も各自に充分に健康にご留意下さい。

さて今月の例会は

第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第5番&第6番
クライスラーとルップの演奏で聴くベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ。7月28日は、第5番と第6番を楽しみます。
第5番は《スプリング・ソナタ》の名前でヴァイオリン音楽の中で最も親しまれています。新緑の鮮やかさや頬を撫でる春風の心地がよく表現された全編軽やか、第6番はしっとりと落ち着いた渋味に富んだ充実感が味わえることから、隠れたファンが多い曲です。共にベートーヴェンの才能が遺憾なく発揮されています。
第2部 持ち寄りコンサート
毎月興味深い曲を選曲してあるようです。今回はどんな曲が出てくるでしょうか、お楽しみに!

曲目詳細はこちらでレポートします http://spconcert.otemo-yan.net/

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無料コンサート 蓄音器を楽しむ会(第3回)ご案内 https://blog.amadeusclassics.com/entry-1956 Sat, 22 Jun 2013 07:32:16 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1956

蓄音器を楽しむ会(第3回)コンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年6月23日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )
第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第3番(変ホ長調)&第4番(イ短調)
ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタの中で、《クロイツェル・ソナタ》、《スプリング・ソナタ》に次いでよく知られている曲で、「モーツァルトのヴァイオリン・ソナタには見られないような如何にも、ベートーヴェン風に壮大なものになりつつある」(野村光一評)。
また第4番は「音楽的表現の独創において目立った進歩を示したもの」(パウル・ベッカー批評)と言われているようにベートーヴェンのヴァイオリン音楽における転換期の作品として注目すべきものと言えましょう。
演奏はF.クライスラー(ヴァイオリン)とピアノ伴奏F.ルップです。
第2部 持ち寄りコンサート
今回も前回に引き続いて運営委員による持参レコードをお掛けします。何が出て来るか、お楽しみにしていて下さい。
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五福蓄音器を楽しむ会

蓄音器を楽しむ会(第3回)コンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年6月23日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2丁目 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )

第1部 クラシック ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲鑑賞シリーズ
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン・ソナタ第3番(変ホ長調)&第4番(イ短調)
ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタの中で、《クロイツェル・ソナタ》、《スプリング・ソナタ》に次いでよく知られている曲で、「モーツァルトのヴァイオリン・ソナタには見られないような如何にも、ベートーヴェン風に壮大なものになりつつある」(野村光一評)。
また第4番は「音楽的表現の独創において目立った進歩を示したもの」(パウル・ベッカー批評)と言われているようにベートーヴェンのヴァイオリン音楽における転換期の作品として注目すべきものと言えましょう。
演奏はF.クライスラー(ヴァイオリン)とピアノ伴奏F.ルップです。
第2部 持ち寄りコンサート
今回も前回に引き続いて運営委員による持参レコードをお掛けします。何が出て来るか、お楽しみにしていて下さい。
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