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Piano | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 Sun, 07 Feb 2016 14:56:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.9.5 https://i0.wp.com/blog.amadeusclassics.com/analogsound/wp-content/uploads/2015/08/cropped-deccalegends.jpg?fit=32%2C32&ssl=1 Piano | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 32 32 97025125 ピアノの学習者には良い手本となる – Stravinsky, Prokofiev, Ustvolskaya, Bartok – Piano Works – Vedernikov https://blog.amadeusclassics.com/entry-5501 Sun, 07 Feb 2016 13:13:13 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=5501 現代作品を取り上げるのに勇気のいる状況だった時代にプロコフフィエフやシェーンベルク、ヒンデミットなどの作品のソ連初演を行ったヴェデルニコフの演奏は躍動的で耳を奪う。ペダルさばきの俊敏さに長けた秀逸さで、今、ペトルーシュカやプロコフィエフ、バルトークのソナタを学ぼうと思うピアノの学習者には良い手本となるはずだ。

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“厳選” ジャズ、ラテン・ファンにも聴いて欲しいピアノ・ワークス

南米の音楽が聞こえてきそうなジャケットのデザインだけどロシアの音楽のアルバム。1960年代に発売されたレコードに、亡くなる前のライヴ録音を追加してある。

現代作品を取り上げるのに勇気のいる状況だった時代。

ネイガウスに支持して同門のリヒテルとは親しかった。第二次世界大戦に翻弄されたピアニストの一人で、中国のハルビンで生まれ上海で活動をしているので日本の軍隊との関わりがあったのだろう。父はスパイ容疑で銃殺、母も収容所送りという悲劇に見舞われる。

当時は現代作品を取り上げるのに勇気のいる状況だったが、彼はプロコフフィエフやシェーンベルク、ヒンデミットなどの作品のソ連初演を行った。1980年代になり、ようやく西側諸国での演奏活動が許可され、世界的に高い評価を受けるようになった。58年ぶりの来日を目前にして、93年に亡くなった。

現代作品も今では特別と感じないピアノのポピュラーなレパトリー。敷居が高いと感じないで聞いて欲しい、モノラルで録音は古さを感じるがアナトリー・ヴェデルニコフの演奏は躍動的で耳を奪う。今、ペトルーシュカやプロコフィエフ、バルトークのソナタを学ぼうと思うピアノの学習者には良い手本となるはずだ。

Stravinsky, Prokofiev, Ustvolskaya, Bartok – Piano Works – Vedernikov

Classound ‎– 002-043 – 2002
Igor Stravinsky Petroushka Suite
Recording: 1963, studio recording, Moscow
Sergei Prokofiev Piano Sonata No.5
Recording: 1959, studio recording, Moscow
Galina Ustvolskaya Piano Sonata No.2
Recording: 16.06.1992, live recording, Pinneberg
Performer Anatoly Vedernikov – piano
Bela Bartok Sonata for 2 pianos and Percussion
Performer Sviatoslav Richter, Anatoly Vedernikov – pianos
Ruslan Nikulin, Valentin Snegirev, Andrey Volkonsky – percussion
Recording: 02.10.1956, live recording, Moscow

波乱に満ちた生涯

アナトリー・ヴェデルニコフ

アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフАнатолий Иванович Ведерников, Anatoly Ivanovich Vedernikov(1920年5月5日 – 1993年7月29日)は、20世紀を代表するロシアのピアニスト、音楽教育者。ロシア・ピアニズム、ネイガウス派の一人である。

十代なかばで両親と引き離され、海外での演奏活動が制限された。このことは、ロシア以外では存在すら殆ど知られないことの理由となった。
1980年代に入るとペレストロイカにより、ロシア(ソ連)以外での演奏活動もできるようになり、西側諸国での演奏会は好評を博した。ヴェデルニコフの演奏のレパートリーは広い。バロックからロマン派、印象派、現代音楽にいたるまでの音楽に精通していた。ピアノのペダルの使い方も足さばきの俊敏さに長けた秀逸さで、一つ一つの音が透き通って聞こえるヴェデルニコフのピアニズムは無二である。

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彼のアプローチは新鮮 – バッハの協奏曲を探求しているマレイ・ペライアの演奏で聴く https://blog.amadeusclassics.com/entry-4317 Fri, 30 Jan 2015 20:43:41 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=4317 マレイ・ペライアは長い演奏活動の中でバッハの《鍵盤のための協奏曲》の演奏は度々と重ねて深い理解の成果を録音している。それから10年経過しているけれども、これらの協奏曲を聞くことは、ペライアの豊かな経験を聴くことに等しく、その彼のアプローチには新鮮さがあります。

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Johann Sebastian Bach - Sony Classical 88697742912詳細
CD 1 :
1. Keyboard Concerto No. 1 in D minor, BWV 1052
2. Keyboard Concerto No. 2 in E major, BWV 1053
3. Keyboard Concerto No. 4 in A major, BWV 1055
CD 2 :
1. Keyboard Concerto No. 3 in D major, BWV 1054
2. Keyboard Concerto No. 5 in F minor, BWV 1056
3. Keyboard Concerto No. 6 in F major, BWV 1057
4. Keyboard Concerto No. 7 in G minor, BWV 1058
CD 3 :
1. Concerto for Flute, Violin & Harpsichord in A minor, BWV1044
2. Brandenburg Concerto No. 5 in D major, BWV1050
3. Italian Concerto, BWV971
Performer
Murray Perahia – piano & conductor
Academy of St. Martin in the Fields

J.S.Bach – Keyboard Concertos – Murray Perahia

マレイ・ペライアは長い演奏活動の中でバッハの《鍵盤のための協奏曲》の演奏は度々と重ねて深い理解の成果を録音している。それから10年経過しているけれども、これらの協奏曲を聞くことは、ペライアの豊かな経験を聴くことに等しく、その彼のアプローチには新鮮さがあります。

オーケストラはアカデミー室内管弦楽団(アカデミー・オブ・セント・マーチン・イン・ザ・フィールズ)。長年共に演奏活動を行なってきた馴染み深いオーケストラと一糸ズレることのない演奏と優れたサウンドを味わえる。

単売の余白に演奏されていた曲を CD3 にまとめてありますが、この3曲がまた、なかなかに秀逸で面白い。このままに留めないで、さらに複数台の鍵盤のための協奏曲や、ブランデンブルク協奏曲に発展して欲しいと期待している。

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ルービンシュタインのショパン、二度目の『スケルツォ』のレコード。 https://blog.amadeusclassics.com/entry-3521 Thu, 11 Sep 2014 06:08:08 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=3521 ルービンシュタインのショパン、二度目の『スケルツォ』のレコード。SPレコード、モノーラル、ステレオで録音している。

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LM1132

独奏者 アルトゥール・ルビンシュタイン(1949年発売)
ショパン作曲 四つのスケルツォ
No.1 ロ短調 op.20 1831 年作
No.2 変ロ短調 op.31 1837 年作
No.3 嬰ハ短調 op.39 1839 年作
No.4 ホ長調 op.54 1842 年作
[notification type=”alert-warning” close=”false” ]本文は時間のある時に再度書きます。投稿をプレビューして確認済みの後に保存、投稿をしようとしたところブラウザが落ちた。ちょうど Facebook のコメントが通知されたのと同時だった。一分ぐらいの間隔で幾つものコメントを連続しないで5分ぐらいは間を取ってほしいと思う。通知が重なるためにリソースが不足でトラブルになっている。急いで返事がほしいならなおさら気をつけて欲しい。[/notification]The post ルービンシュタインのショパン、二度目の『スケルツォ』のレコード。 first appeared on Classical Notes.]]>
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モーリッツ・ローゼンタールのレコード https://blog.amadeusclassics.com/entry-3516 Wed, 10 Sep 2014 12:34:25 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=3516 特にこのローゼンタールのような系譜に属するピアニストの演奏は「プロのピアニストとして身を立てていくのだ」と決意した人以外は、なるべく多くの演奏や作品を聴くべきと思います。このようなピアニストの演奏を聴くだけでも、ピアノを楽しむ人にとっては何らかのプラスがあるでしょう。

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昭和10年までのSPレコードは英国でプレスされて日本盤として発売されていました。それが日本が国際連盟脱退したことで次第に融通がきかなくなります。
潜水艦というと軍事利用ばかりがイメージ強いですが、UボートがドイツでプレスしたSPレコードの原盤を日本に運んでくる途中でアメリカ軍に攻撃されて沈没。幻になったレコードもあります。

モーリッツ・ローゼンタールのショパンのコンチェルトは、昭和10年に英国でプレスされたSPレコードで、日本盤でも良質で再生できます。
ローゼンタールはリスト門下で、ショパンの孫弟子でもありましたから少なからずとも二人の偉大な音楽家の一端に触れられていると思いたいです。個性が強くて作品を歪曲しているなどと言われてもいますがリストやショパン自身の解釈が少なからず継承されていると信じて、100年前の老演奏家の残したレコードから、更に100年前の作曲家自身の音を伝え聞く感じがSPレコードの魅力とも言えそうです。
Moriz Rosenthal

Chopin’s Piano Concerto Play Moriz Rosenthal

モーリッツ・ローゼンタール(ピアノ)
フリーダー・ヴァイスマン指揮ベルリン国立歌劇場オーケストラ

ショパンは、フランツ・リストとも親交がありました。二人の出会いから100年後、世界屈指のピアニストと呼ばれたポーランドの名手ローゼンタールの録音。
ローゼンタールは直接手ほどきを受けたリスト門下で、ショパンの弟子ミクリの弟子。1930,31年の録音時に70歳前の芸風ですが若い頃恐るべき技巧と巨大な音響で鳴らしていて、終楽章の終結の音階を両手のユニゾンではなく、オクターヴで弾くという曲芸を見せるなど往年の豪腕ぶりの片鱗が伺える。

ピアノとオーケストラが合わない箇所が出来くると、LP、CDで聞いた演奏評に見かけます。SPレコードの片面は4分半目安です。編集を施して聴かれることを想定されてなかったからでしょう。ローゼンタールはオーケストラが演奏を止めた後でも勢い余って先のフレーズを弾いていたりします。英国プレスの昭和10年以前の盤はとても良質です。

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ピアノの領域 二台ピアノの愉しみ 2013/10/31 健軍文化ホール https://blog.amadeusclassics.com/entry-2714 Fri, 25 Oct 2013 13:03:39 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2714 一台あればソロをはじめ連弾、室内楽、伴奏を楽しむことが可能な楽器、ピアノを含む音楽作品は一体どのくらいあるのでしょう?2台ピアノによるコンサートは機会が少ないブラームスの交響曲第2番を中心とした意欲的なプログラムです。『ピアノの領域』は有名・無名にかかわらずピアノのために書かれた作品を広くご紹介していくコンサートです。

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一台あればソロをはじめ連弾、室内楽、伴奏を楽しむことが可能な楽器、ピアノ。
ピアノを含む音楽作品は一体どのくらいあるのでしょう?
近年、歴史に埋もれた作品にも注目が集まり、この楽器のレパートリーの広さには大変驚かされます。
『ピアノの領域』は、有名・無名、主役・脇役にかかわらずピアノのために書かれた作品を広くご紹介し、ピアノ音楽を生演奏で体感していただくコンサート・シリーズです。

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「ピアノの領域 Vol.6」はシリーズ初の2台ピアノによるコンサートです。共演は,こちらも初めての谷脇裕子さんです。
プログラムのメインにはブラームスの交響曲第2番を選びました。ブラームス自身の2台ピアノ用編曲です。演奏の機会が少ない作品ですので,是非このコンサートでお楽しみ下さい。皆様のご来場心よりお待ち申し上げます。

コンサート情報

■タイトル
「ピアノの領域 Vol.6」 2台ピアノの愉しみ
■日時
2013年10月31日(木)
午後6:30開場 午後7:00開演
■場所
熊本市健軍文化ホール
※健軍文化ホールには専用の駐車場がございませんので,可能な限り公共交通機関でのご来場をお願い申し上げす。お車でのご来場の場合は近隣のコインパーキングをご利用頂くことになります。
■入場料
一般:2,500円
大学生以下:1,500円
(当日各500円増)
■プログラム
サン=サーンス(ドビュッシー編):序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)
ブラームス(作曲者編):交響曲 第2番 ニ長調 作品73
■演奏者
谷脇裕子(ピアノ),吉田秀晃(ピアノ)
■主催
Y2P – Yoshida Piano Project
■後援
熊本県文化協会、熊本日日新聞社、熊本日独協会、熊本モーツァルト協会、ピティナ
■チケット取り扱い
交通センター、熊日プレイガイド、大谷楽器、西野楽器店、ピアノハープ社、古城楽器、有明楽器健軍本店
■お問い合わせ・ご予約
コモド・アート・プロジェクト 096-288-4635
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【34-707】英 DECCA LXT6358 バックハウス ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9,11,20番 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2445 Thu, 12 Sep 2013 20:23:03 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2445 通販レコード。オレンジ色銀文字ラベル。150グラム重量盤で再生音は安定しています。バックハウスの美しいピアノの音色が力強く、聴きやすい。ベートーヴェン演奏の規範と評価されるアルバム。それは決して「教科書的」であると言うのではありません。

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特徴がないのが特徴。ただただ音符と戯れている。

UK DECCA LXT6358 Wilhelm BACKHAUS – Beethoven : Sonatas No.9,11,20

第20番のソナタは第1番より先に作曲された、ソナチネと呼ばれてピアノ学習者には親しまれています。
第9番、11番共に馴染みは薄いが、第9番は弦楽四重奏曲に編曲された室内ソナタの趣がある。そして第11番は、モーツァルトの交響曲第40番の緩徐楽章へのオマージュとなっている。
それがわかれば、いずれもバックハウスに向いた楽曲。どうしてこの3曲で一枚にしたのかと思いましたが、地味ながら渋い選曲の3曲で、小憎らしい。

鍵盤の獅子王バックハウスのベートーヴェンには、(みなぎ)るような精神性を感じる。ブラームスのレコードジャケットで見るところライヴではスタインウェイを使用もしているらしいが、レコーディングにはベーゼンドルファーにこだわった。その澄んだ音色とも相まって、ひどくシンプルなのです。まるで、融通無碍(ゆうずうむげ)の境地で、自由に、ベートーベンの音符と戯れているように、静かな所は静かに、激しいところは激しく、聴こえて来るところが、彼の魅力と言えるでしょうか。

これは鑑賞者にも学習者にも、永遠にベートーヴェンのピアノソナタのコンパス。

で、彼のことばの中にこんなのがある。

私は、コンサートの準備に際して、楽譜の研究とともに、何よりも音階練習に集中する。それに加えて、アルペジオの練習、さらにバッハの平均律。これが私のテクニックの基礎である。
私のテクニックに興味をいだく人たちに、『私が頼りにするのは音階練習だ。音階プラス努力だ』と言うと、たいていの人は驚くようだ。
・・・・・しかし、私は、まじめに努力する音楽学生に手の届かないような、そんな不思議な秘訣など、何も持ってはいない。
・・・・・もう一度言うが、私のテクニックの基礎は、ただただ音階につきるということを特に強調しておきたい。日ごとの絶えざる音階練習こそ大切なのだ。

巨匠ピアニスト、バックハウス(1884~1969)2回目の、ステレオ盤によるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。ただし第29番のみ、彼の死のために録音できず、モノ録音を流用。いつでも、ドイツ音楽の伝統と神髄を根底においた演奏を響かせたバックハウス。この32曲のピアノ・ソナタでみせる構成感と表現の深さは傑出。重厚でスケール豊かな好演。時代を超えた規範として聴き継がれるだろう。

聴きどころは…

一見、地味で素っ気無い無愛想とさえいえる辛口の表現だがバランスのよさは、聴きこむと学究的と評されるバックハウスらしい構成力と曲への愛情が感じられる。
実際のバックハウスの演奏は極めて果敢に「主観的」であって、テンポの即興的コントロールによって音楽の迫真性を獲得している事が彼の芸術の真髄であると、この録音を聞く事によって理解されましょう。今世紀のベートーヴェン演奏の規範と評価されるアルバム。それは決して彼の演奏が「教科書的」であると言うのではありません。
要は、テクニックをひけらかすわけでもなく、特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。

ノート

曲目:
ピアノ・ソナタ 第9,11,20番
作曲:
ベートーヴェン

演奏

ピアノ:
ウィルヘルム・バックハウス

プロダクト

レーベル:
英 DECCA
レコード番号:
LXT-6358
初版:
オレンジ色銀文字ラベル。
録音種別
セッション・ステレオ
録音年
1968年5月4日-6日、ジュネーブ、ヴィクトリア・ホール
プロデューサー、エンジニア
ジョン・モルドレー、ケネス・ウィルキンソン
フォーマット
1LP

通販レコード オーダー番号 34-707

コンディションと価格
リンク先で確認

中古品につき売却済みの際はご容赦ください。

レコードカルテ

Record Label ORANGE WITH SILVER LETTERING
Recording & Weight MONO 1枚組(150g)
Release & Stamper 1A/1A

超レア物から歴史に名を残す名演まで、オレンジ・シルバーでも、どんどん聞いてみていただきたいところです。
音質も十分なクオリティが得られていて、特にご不満は出ないはず。

コンディション
M-
ジャケット EX
  • Disc : 150グラム重量盤。
  • Cover : コンディションは良好。
価格
中古市場での目安価格 6,000 円
販売価格 2,500 円

北海道・沖縄を除き全国一律 525円です。10,000円以上のお買い上げで送料無料となります。

詳細 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e790828.html

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Tonight, the piano will be staring on medici.tv! https://blog.amadeusclassics.com/entry-2395 Tue, 27 Aug 2013 17:58:37 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2395 Tonight, the piano will be staring on medici.tv!
A broadcast at the Annecy Classic Festival, with tomorrow's rising stars of the piano!

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ピアノの新星たち

今夜の medici.tv は現在、注目されているピアノの新星たち。
the Annecy Classic Festival のもようです。
彼ら、彼女らがピアノ演奏の明日を開きます。期待できる内容です!

Sanja Bizjak © Jan Eytan /DiscAuvers, David Kadouch © Caroline Doutre, Yulianna Avdeeva, Sunwook Kim © Tae-Uk Kang
http://www.medici.tv/#!/nuit-du-piano-er-annecy-classic-festival-2013

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浦壁信二ピアノ・リサイタル オール・ラヴェル・プログラム in 熊本市健軍文化ホール https://blog.amadeusclassics.com/entry-1514 Wed, 05 Dec 2012 11:01:01 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1514 心の奥にしっとりと響きわたる・・・才気あふれる、浦壁信二快心のラヴェル スイスの時計職人・・・ロシアの作曲家ストラヴィンスキーが、ラヴェルを評して言った言葉です。2012年に生誕150年を祝ったドビュッシーと同じ、20世…

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心の奥にしっとりと響きわたる・・・才気あふれる、浦壁信二快心のラヴェル

スイスの時計職人・・・ロシアの作曲家ストラヴィンスキーが、ラヴェルを評して言った言葉です。2012年に生誕150年を祝ったドビュッシーと同じ、20世紀初頭のフランスを代表する作曲家の一人。『印象主義』の騎手で、一曲一曲に試みられた仕掛けが面白い。それ故決して多作家ではないが、残された作品は精密を極める完成度で各ジャンルの重要なレパートリーに数えられるように無駄が無い。ラヴェルが生きた時代から一世紀経っても、『コンテンポラリー』の『古典』として相変わらずの人気を誇りコンサートで好んで取り上げられている。

ベテランピアニストの現代音楽分野から、古典のラヴェルへのアプローチ

スクリャービン、ストラヴィンスキーときて、ラヴェルで臨む。浦壁信二さんのキャリアは長い。ストラヴィンスキーは2003年。スクリャービンは1996年2月というのだから、実績で築きあげてきたキャリアといえる。そんなことは知らないから、写真を見て若いと感じた。1969年10月生まれ、42歳になったばかりだ。それは遅咲きとかというものではない。フルトヴェングラーの最も偉大な『バイロイトの第九』の裏で画策された主役の時代が移りゆく時のカラヤンが、その時43歳だった。
戦後復活された最初のバイロイト音楽祭の開幕を飾った「バイロイトの第九」は誰もが知っている名演盤だけど、もしかしたらレコードにクレジットされる指揮者の名前はフルトヴェングラーではなくて、カラヤンである可能性がある。この記念すべき戦後第一回のバイロイト音楽祭の主役は、紛れもなく43歳のカラヤンだった。フルトヴェングラーは『栄光』という花道を譲られた・・・と、この話は別項で続けるとして、浦壁信二さんのストラヴィンスキーは耳にしているかもしれない。名前の文字面だけはどこか記憶の端に映像がある。水の戯れで鏡に裏文字が海原の小舟のように揺れただけかもしれない。確かなことだとは言えません。
でも、可能性はあるもののちょうどその時分にはストラヴィンスキーの室内楽曲に夢中だったこともあった。
浦壁信二さんは、中学生の時にロストロポーヴィチが指揮するワシントン・ナショナル交響楽団と共演。自作曲も披露したというのだから、鼻っ柱は高かっただろう。その後の栄光でも、20世紀のピアノ音楽で賞を獲得していく。そこにはどこかしか、向こう気の強さも感じられる。しかしそれがある意味荒波に磨かれる結果になったのだろう、とは成果はずっと先に出るはずだ。今回、新しくリリースされたアルバムは『ラヴェル:ピアノ・ワークス第1集』とある。となれば腰を据えてラヴェルを演奏して行かれる表明だと受け止めた。
作曲家の道は早いうちに放棄して、10本の指で豊かな響きを生み出すピアノの虜になったというのだから、これからラヴェルの音楽でどう聴かせてくれるか楽しみです。

期待も軽やかに健軍文化ホールへ

今日、11月30日。これから熊本市健軍文化ホールでピアノ・リサイタルが行われます。ここには熊本市内でも益城文化会館と並ぶ、自慢のピアノがあります。(何千人も収容する大きなコンサートホール用の大型スタインウェイではありませんが、音色の明るく芯のある音です。)ただし、商店街のアーケードを抜けた先にあるコンサートホールであることもあってか、日頃はピアノの発表会に使われているぐらいの残念さがある。ホールとしてのキャパシティも、300人から400人といったピアノの演奏に耳を傾けるのに程よし。ホールに音が響きと言うよりも、サロンで耳を傾けるような距離感で音がある。演奏者の呼吸も感じられるほどだし、客席の呼吸もステージで感じられるんじゃないかと思っている。超贅沢なオーディオ装置で聞いているように錯覚するほどです。

浦壁信二ピアノ・リサイタル

演奏プログラムは、ラヴェルの音楽の移り変わりを俯瞰するような有名曲ばかり。
プログラム
  1. グロテスクなセレナード
  2. 亡き王女の為のパヴァーヌ
  3. 水の戯れ
  4. シャブリエ風に
  5. ボロディン風に
  6. ソナチネ
    1. 悲しい鳥たち
    2. 海原の小舟
    3. 道化師の朝の歌
    4. 鐘の谷
  7. ラ・ヴァルス
 

ラヴェルに取り組む男

生誕150年のドビュッシー・イヤーに、どうしてオール・ラヴェルのプログラムで挑むのか。世間的にも個人的にも、昨年はいろいろな出来事があって・・・ずっと長年、ラヴェルに取り組みたいと思っていた。それがもしかしたら、願望のままで出来ず仕舞いになってしまうかもしれない。気がつけば風貌も随分と変わってしまって、今のうちにやっておこう。ということでドビュッシー・イヤーだというのに、4月にコンサートをすること決心となった。

リサイタルの一曲目『グロテスクなセレナード』を弾き終えてから、今夜のリサイタルのプログラムについて浦壁信二さんがマイクを手に説明された。そう、『熊本での初のソロ・リサイタルにあたり、今年4月に東京でご好評を頂いたラヴェル・プログラムをお届けいたします。』とプログラムのヘッドラインに浦壁信二と署名付きで挨拶が書かれてある。今回のリサイタルのプログラムの『曲目解説』、CDの解説も浦壁信二さん自身の手によるもので、親しみの感じられる文章となっています。

たしかにドビュッシーとラヴェルは同時代のフランス作曲家。お互い影響し合い、駆け出しの頃は大の仲良しだった。・・・いずれそれは、ドビュッシーの曲をラヴェルが盗作した。ラヴェルの曲をドビュッシーが盗作した。二人の曲にはそうした騒動が多い。ドビュッシーの曲をラヴェルがピアノ版にしたり、ラヴェルの曲をドビュッシーが管弦楽曲にしたりという互いの得意な技術で支えあった時代もあったので、致し方ない騒動ではないか。想定外の出来事ではない。

ドビュッシーとラヴェルのピアノ曲は、聴かれ方をされている場面が多いと思う。ドビュッシー・イヤーで新しいCDも色々聞いた一年。ラヴェル尽くしで締めくくるのも二人の音楽をより理解する機会になった。

浦壁信二さんのラヴェルへの試み、第2集も期待する。

意表をつくアンコール曲

東京で今年の4月に行われたプログラムを、そのまま持ってきてくださいました。それと同時にリリースされ、レコード芸術特選盤に選ばれた『水の戯れ〜ラヴェル:ピアノ作品全集1』で聴ける曲がまるごと。CDの方はプロモーション効果のある曲順になってましたが、リサイタルはラヴェルのピアノ曲の『進化』を俯瞰する発表順。秀作から、磨き上げられ一部の隙のない『ラ・ヴァルス』で華やかに、感動的に締めくくられた。
特に『ラ・ヴァルス』の前にプログラミングされた『鏡』は、第3曲の『海原の小舟』の中ほどで、聴いていて息が詰まった。終曲の『鐘の谷』では、金縛りにあったようでゾクッとする久々の音楽の魔性に触れてしまったようです。前半のサロンムードに満ちたプログラムと、ヴィルトゥオーゾ溢れる『ラ・ヴァルス』はコントラストよろしく、無難な流れかとプログラミングだけでは感じて聴き始めたリサイタル。それがそれがよく寝られた構成だったと、稀なものでした。プログラムだけだったら、誰にでもそれなりの演奏会にはなるでしょう。しかし、胸ぐらをつかまれ注ぎ方次にと音楽が流し込まされるようなことは起こらないでしょう。ただただ時間が流れていくだけでしょう。 ラヴェルの余韻を楽しませるアンコールは何か、期待を裏切られることはなかった。しかし、それは意表をつく3曲でした。
  1. クープラン作曲 神秘のバリケード
  2. ラモー作曲 鳥のさえずり
  3. シャブリエ作曲 アルバムの一ページ
『ラヴェルと縁のあるフランス・バロックと、シャブリエの原曲を選びました。』
と、浦壁信二さんから説明がありましたが、 ラヴェルには『クープランの墓』があるし、『鏡』の第2曲「悲しい鳥」はラモー、ダカンの『カッコウ』がラヴェルの脳裏に無かったとは思えない。そして何よりも、健軍文化ホールのスタインウェイがホールに満ちるほど良い余韻。泡切れの良いビールのように、微細な音でも反応が速い。ホールとピアノが一体になっている素晴らしさは、聴いていて心地良いのですから演奏する人はレスポンスの良さは爽快でしょう。優れたピアニストであるほどに安定感のある、遊びのない響きになる。充実したハイエンド・オーディオを聴く喜びにも似ています。
アンコールの3曲は、前々から用意されていたものか熊本市健軍文化ホールを下見されていたのかは定かではありませんが、多くのピアニストがこれらがどう響くのか、遊び心をくすぐるんじゃないかしら。
チェンバロで演奏された、「神秘のバリケード」と「鳥のさえずり」は中野振一郎さんのチェンバロ演奏が今夜の演奏を思い出しながら聞き比べるのにふさわしい。会場の様子からは馴染みが薄いのか、新鮮に楽しんでいるようでした。
今夜のコンサートで『アルバムの1ページ』と紹介されたのは、『5曲の遺作』の第2曲。『アルバムの1葉』とか、『アルバムの綴り』、『音楽帳の1ページ』とも呼ばれます。フランスの作曲家ですがスペインの情緒を感じる曲を遺し、フランス・ピアノ音楽の新しい世界を開きました。ラヴェル、ドビュッシーの書く音楽にはかけがえの無い存在。

ハイライトは『鏡』〜ドビュッシー・イヤーを締めくくるラヴェル

開場は10分遅れ、受け付けの説明ではリハーサルが長引いているというお詫びだった。金曜日の夜、油屋さんが届けてくれる灯油を受け取ってから出かければ丁度良い時間だろうと算段をしていたのですが、いつもなら午後5時半には来てくれるのに午後6時過ぎても気配がない。もう、駄目だ。諦めて午後6時10分すぎに出かけた。ウォーキングのスピードで、会場の熊本市健軍文化ホールへ。ちょうど、案内どおりの午後7時半だったろう。開場が遅れていて救われた。
開演も10分遅れ。浦壁信二さんの言葉を借りれば、『交通が渋滞しているようだったので、集まりの便を考えて10分遅れにしました。』ということだ。開場を待っている間にロビーで同様な挨拶を聞いた。途中までかなり渋滞があったそうだ。最後はスルッと来れたということ。金曜日の夜、やむを得ない交通事情なのだろう。さすがに手慣れた演奏家サイドの配慮である。

ロビーでの期待度は大きかった。「(練習曲だけど、)チェルニーは(番号順にさらわなければということなく)どの番号から挑戦してみても(成果があって)良い。何より、練習曲っぽさがなくてどれも面白い。」であるとか、『試験勉強で寝不足だけど楽しみに来た』と、『道化師の朝の歌』が一番楽しみと言ってた”ピアノの試験”勉強中の音大生。余裕持ってやってきてアーケードでご飯をゆっくり食べた。というグループといったふうだ。

健軍文化ホールは健軍商店街のアーケードを通り抜けて、しばらくは歩かなくちゃならない。キャパシティは大きくはない。350人が入れるぐらい。わたしが入場したあとで、来場者が増えた。半分とはいかないまでも、4割は席が埋まった。その埋まり方が面白い。
ステージの中央のピアノから、左半分に偏っている。比率的に左が埋まっているというのでなしに、左側の最前列から埋まっていって。前の方でも右側に座る人はなかった。奇妙なものだと思っていたけど、プログラムが後半になった頃に気がついた。みんな浦壁信二さんの指運びを見たいのだ。

わたしは前から五列目の収録用マイクが見上げられる位置に席を選んだ。ピアノの鍵盤の高さだ。ピアノの反響板の角度がほぼ平行になるオーディオ的直接音が聴ける。プログラム前半はピアノの響き、ゆったりとした音楽に浸った。前述の”奇妙”さに気がついてから、ペダルを観察するように聴いていた。それは面白かったので、最初から思いが至らなかったことが残念。

演奏の合間に浦壁さんの説明が挟まれて、進む。『4月に東京で演奏会をした時に、(ラヴェルの)同じような音が続くばかりだと何が今弾かれているのかわからない』とあった反省だとか。『鏡』の前では、『面白いタイトルが付いた短い曲の曲集と思いそうだけど、全体25分の長い曲です。途中退屈したり、わからなくなったら、このあと演奏会が追わたらどこに繰りだそう。とか遠慮なく逃避してください。そうして時々、僕の演奏に戻ってきてください』と会場に笑い声を起こさせてリラックスさせてくれた。しかし、それが反面、緊張が解けて音楽に入り込めた。今回の演奏の中で、この『鏡』の第3曲『海原の小舟』の中間部。第5曲「鐘の谷」は白眉だった。後者はゾクッとする閃きを感じたほどです。

終演も午後9時を5分ほどオーバー。その後、サインを頂いた。ほとんどがピアノを学んでいるものばかりで、プレゼントやら一緒に写真を撮って貰ったりと親しげな場となった。『鏡』を聴いていて胸が詰まる用だった、という感想と一曲、一曲が十分に間をおいて演奏されたことが『特にラヴェルを聞く上では演奏を記憶にとどめるのに助かった』ことを話すことが出来た。演奏中でも、曲が終わった途端に拍手が起こることはなかった。浦壁信二さんも最後の音が充分に消えてから、アクションを起こされた。普段ならこのあたりで拍手が起こりがちですが、椅子から立たれてから拍手となった。誰もがラヴェルの音楽をわかってる。そう感じることで連帯感も覚えた。

穏やかな気持で開場を出た。ちょっと小雨が降り出しそうな空気だった。でも、月明かりが充分に輝いていたので歩いて帰宅。午後10時前。近くに良い音楽を聞けるホールがあることは嬉しい。

浦壁信二さんのファーストCD スクリャービン:ピアノ・ソナタと作品集 mp3のダウンロード、試聴ができます。
Scriabine;Piano Sons&Works

伴奏、アンサンブルでのCDは多く、ショパン・イヤーにリリースされた「ショパン・ファンタジー」は優れている。

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【58%OFF】独DEUTSCHE GRAMMOPHON 2530 716☆レコ芸特選盤☆ポリーニ(p)、ベーム指揮ウィーン・フィル、モーツァルト:ピアノ協奏曲No.23,No.19 https://blog.amadeusclassics.com/entry-1412 Thu, 29 Mar 2012 08:52:51 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1412 温厚なマエストロが、青春を振り返る。そうした趣以上に若返りを見せた。ポリーニは1973年のウィーン芸術週間でアバド指揮スカラ座の管弦楽団で、はじめてこの曲を演奏した。 御大はこの二人の演奏する姿を見て、自分を重ねて食指が…

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温厚なマエストロが、青春を振り返る。そうした趣以上に若返りを見せた。ポリーニは1973年のウィーン芸術週間でアバド指揮スカラ座の管弦楽団で、はじめてこの曲を演奏した。
御大はこの二人の演奏する姿を見て、自分を重ねて食指が動いたのかも知れない。カール・ベームはモーツアルトを自らの『音楽上の守護神』と称していたが、80才を越えたこの時の演奏でポリーニの放つ『音の粒』の静かな嵐に『神』を感じていたに違いない。黄金の光を放つピカピカのモーツアルトだ。

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【協奏曲】価格値下げ、販売中。オーダーはこちらhttp://amadeusclassics.otemo-yan.net/e275873.html

 

  • レーベル:独 DEUTSCHE GRAMMOPHON
  • レコード番号:2530 716
  • オリジナリティ: ブルー・リング・ラベル、 (チューリップ・ラベルでの発売はされていません)

曲目:モーツァルト:ピアノ協奏曲 No.23,No.19

演奏

 

  • ピアノ: マウリツィオ・ポリーニ
  • 指揮: カール・ベーム
  • 管弦楽: ウィーン・フィル

価格改定販売中


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試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:

  • 1976年ギュンター・ヘルマンスの録音、ポリーニのピアノがコロコロと美しい音を奏でます。レコ芸特選盤。
  • ジャケット、盤共にNMコンディションです

コンディション:(レコード、ジャケット・カバーの状態)

  • レコード:NM
  • ジャケット:NM


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  • 扱っているレコードは 一点物ですから同じコンディションのレコードは再びご用意するのは約束出来ませんが、SOLDOUT、売約済と成っているレコードでも御希望の場合は探しますのでご連絡下さい。同等盤の入手に努力します。

協奏曲

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「にごりえ」の情緒 GE DEUTSCHE GRAMMOPHON 2530 473 – Maurizio Pollini – SCHUBERT : WANDERER FANTASIE , PIANO SONATA IN A MINOR https://blog.amadeusclassics.com/entry-1014 Tue, 10 Jan 2012 13:53:37 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1014 作曲者の間違いというものは無くて、作曲者の書いたことが正解なのだ 1974年クラウス・ヒーマンの録音、演奏も確かレコ芸の特選だったように記憶しています。ポリーニ若き日の名盤。 アナログレコード 【器楽曲】 Maurizi…

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作曲者の間違いというものは無くて、作曲者の書いたことが正解なのだ

1974年クラウス・ヒーマンの録音、演奏も確かレコ芸の特選だったように記憶しています。ポリーニ若き日の名盤。

dg2530473

アナログレコード
【器楽曲】
Maurizio Pollini – Schubert : Wanderer Fantasie, Piano Sonata A Minor

レーベル Deutsche Grammophon
レコード番号 2530 473
作曲家 フランツ・シューベルト
曲目 さすらい人幻想曲 D.760、ピアノ・ソナタイ短調 No.16 D.845
ピアノ マウリツィオ・ポリーニ
録音種別 STEREO
ジャケット状態 NM
レコード状態 NM-
製盤国 ドイツ盤

アナログレコードのオリジナルは、ブルー・リング・ラベル。このレコードのチューリップ・ラベルでの発売はされていない。

価格

上リストのコンディションを目安にした中古盤購入の目安にしてください。
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