Warning: ftp_nlist() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 420

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_nlist() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 420

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 717

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: ftp_pwd() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php on line 230

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php:420) in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-content/plugins/all-in-one-seo-pack/app/Common/Meta/Robots.php on line 87

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-admin/includes/class-wp-filesystem-ftpext.php:420) in /home/users/0/amadeusrecord/web/amadeusclassics/blog/analogsound/wp-includes/feed-rss2.php on line 8
DECCA | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 Sat, 13 Feb 2016 19:52:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.9.5 https://i0.wp.com/blog.amadeusclassics.com/analogsound/wp-content/uploads/2015/08/cropped-deccalegends.jpg?fit=32%2C32&ssl=1 DECCA | Classical Notes https://blog.amadeusclassics.com 32 32 97025125 心に染みる美しいフランスのエスプリ ― アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ショーソン・交響曲変ロ長調、フランク・交響詩「アイオリスの人々」 https://blog.amadeusclassics.com/entry-5132 Thu, 31 Dec 2015 07:23:31 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=5132 サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン」、フランクの交響曲ニ短調が好きならお薦めの名曲、作曲家40才の円熟期のフランス風エスプリに満ちた傑作です。この曲の魅力をアンセルメの指揮で十分に味わえます。特に第1楽章の終わりは魂の高揚を抑えられなくなる。その扇情的な誘惑はベートーヴェンとはまた違ったフランス音楽特有な作品です。

The post 心に染みる美しいフランスのエスプリ ― アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ショーソン・交響曲変ロ長調、フランク・交響詩「アイオリスの人々」 first appeared on Classical Notes.]]>
通販レコードのご案内

GB Decca SXL 6310 – Ansermet – Orchestre de la Suisse Romande – Symphony in B flat, Les Éolides

[one_half] GB DEC SXL6310 アンセルメ ショーソン・交響曲[/one_half][one_half_last] GB DEC SXL6310 アンセルメ ショーソン・交響曲[/one_half_last]
品番
34-1000015
レコード番号
SXL6310
作曲家
エルネスト・ショーソン、セザール・フランク
オーケストラ
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮者
エルネスト・アンセルメ
録音種別
STEREO
ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
GB(イギリス)盤

言葉のない歌謡性が心に染みいる、美しすぎる“交響曲”。

近年は人気指揮者のレパートリーにない曲なので、英 DECCA の優秀録音には感謝の一言。演奏、録音共にショーソンの交響曲で求めるならこの盤でしょう。

サン=サーンスの3番、フランクの交響曲がお好きな方にはお薦めの名品、作曲家40才の円熟期のフランス風エスプリに満ちた傑作です。アンセルメの指揮で、この曲の魅力を十分に味わえます。

特に第1楽章の終わりは魂の高揚を抑えられなくなる扇動する情熱はベートーヴェンとはまた違ったフランス音楽特有な作品です。

[one_half] GB DEC SXL6310 アンセルメ ショーソン・交響曲
[/one_half][one_half_last] この辺で ED2 はレア。

  1. 交響曲変ロ長調
  2. 交響詩《アイオリスの人々》
[/one_half_last]

WIDE BAND WITH GROOVE MADE IN ENGLAND ED2 ORIGINAL, STEREO 1枚組(170g), Release 1967,Stamper 1W/2W。

品番 34-1000015
販売価格 20,000 円(税別)

ED2

レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4 よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。またラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝( GROOVE )があります。

ここまではファースト・ラベルと同一デザインです。ただし、ラベル上部10時位置の文字が、「 Made in England By … 」に変更になりました。多くの専門家の間で、このセカンド( ED2 )の音質は、ファーストラベル( ED1 )に似ているという意見が多いです。

[signoff]The post 心に染みる美しいフランスのエスプリ ― アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ショーソン・交響曲変ロ長調、フランク・交響詩「アイオリスの人々」 first appeared on Classical Notes.]]>
5132
秘蔵盤 クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」 https://blog.amadeusclassics.com/entry-2894 Wed, 18 Dec 2013 18:49:21 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=2894 通販レコード。180グラム重量盤。20世紀のシュトラウス演奏の規範とは評価出来ないアルバム。曲想の変化に伴ってテンポは弛緩し、予期せぬアクセント、隠されている対旋律が浮かび勃ち聴き手の心をくすぐります。スタイルを超越した灰汁の強い崩しは病み付きになるのだろう。わがままが傑出した時代を超えた怪演として聴き継がれるだろう。

The post 秘蔵盤 クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」 first appeared on Classical Notes.]]>

気宇壮大の遊びとユーモアが大きく深呼吸しているのが、クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」。かの名ソプラノ、エリザベート・シュワルツコップが「無人島に持っていく一枚」と評した言葉だけが常套句のように使いまわされて各処で評価の話題に登りますが、これは20世紀のシュトラウス演奏の規範とは評価出来ないアルバムです。
《ウィーンの森の物語》は人間を暖かく迎えたり、時として人間に厳しさを思い知らせる森の風景。それはジークフリートがどこかでドラゴンの鼻ちょうちんを蹴たぐったようです。地味で素っ気無い無愛想とさえいえるヨハン・シュトラウスですが、辛口ではなく表現力は意味深く。スタイルを超越した灰汁の強い崩しは病み付きになるのだろう。

音のたゆたうところが楽しいと書いて、音楽。

SXL2016la

UK DECCA SXL 2016 – Hans KNAPPERSBUSCH, The Vienna Philharmonic Orchestra – Vienna Holiday

師走はワーグナーの楽劇、ベートーヴェンの第九で締めくくり。新年は早朝からゆっくり時間が取れればバッハのカンタータ『太鼓よ轟け、ラッパよ響け』だけを聴く。夜は毎年欠かしていないのがウィーン・フィルのニューイヤーコンサートです。
最後のアンコールで演奏されるヨハン・シュトラウス父作曲の「ラデツキー行進曲」が終わると、元旦が終わったと実感します。何年か前に緊急事態で演奏されないことがあった時、新年の始まりを感じられなくて“あぁ、自分にとってはけじめになる音楽なんだな”と認識した次第。日々の中でも、もうちょっとだ頑張れと自分自身を後押しするようなときには口三味線でメロディーをナゾッていることがあります。
ほろ酔い気分の息子たちのワルツと違って、父ヨハン・シュトラウスの人柄を感じられるような音楽。息子に音楽家になるな、と厳しかったのが目に見えるようです。

12月22日放送の、NHK-FM“きらクラ”は年内最後の放送でしょうか。お二人が選んで紹介してくれるコーナーでは新鮮な気持ちで改めて曲に接する機会を得られています。それ共々、新年も初めて出会う曲を楽しみです。ちょっと早いですが、メリー・クリスマス・アンド・ハッピー・ニュー・イヤー。

レコード、CD で親しんできた「ラデツキー行進曲」は管弦楽の主題で始まる。
鼓笛隊風に、リズミックな小太鼓が先導するようになったのはアーノンクールがニューイヤーコンサートに登場した時からではないでしょうか。
この曲は、父ヨハン・シュトラウスと息子の名前が併記してあることもあり、どのくらいの相違があるのか具体的な答えは持ってません。アーノンクールが指揮したウィンナ・ワルツの数々はどれも新鮮で、ちょうどミックスを作るのが面白かった頃だったので合いの手代わりにこの小太鼓のリズムを使ってポプリを作った思い出があります。

ラデツキー行進曲は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートにおいて、アンコールの掉尾(ちょうび)を飾る曲として伝統的に使用されているが、この版は長年にわたって楽団員たちが手を加え続けたものであり、原典版とは大きく楽器法や音の強弱などが変化している。

「ウィーンの休日」J.シュトラウス:ラデツキー行進曲,アンネン・ポルカ,トリッチ・トラッチ・ポルカ 他,コムツァーク,ツィーラー

ラデツキー行進曲がアンコールに演奏されてお開きとなるスタイルはいつから定着しているのでしょう。
ウィンナ・ワルツを聴くなら、ウィリー・ボスコフスキーの指揮で。DECCA の初デジタル録音だった二枚組の「ニューイヤーコンサート 1979」で「ラデツキー行進曲」は最後になっています。衛星中継ではなく録画放送だったと思いますし、家庭用ビデオはようやく普及していた時代ではないでしょうか。これが演奏会の全体をオーディオで楽しめるレコードとして発売され、名盤としてコレクター必聴の定番。

巨匠、クナッパーツブッシュ(1988~1965)はレパートリーの狭い指揮者でしたが、ヨハン・シュトラウスの音楽を面白おかしく聞かせてくれます。それは溺愛していたワーグナーや陶酔していたブルックナーでの彼からは想像できません。

ただただ音符と戯れている。

で、彼のことばの中にこんなのがある。

諸君は何度もこの曲を演奏しているし僕も知っているから明日演奏会場で会おう。
クナッパーツブッシュ(1988~1965)

聴きどころは…

出会い頭のハプニング。千載一遇(せんざいいちぐう)の録音として聴いてほしい。もちろん“明日演奏会場で会おう”と言えるのは指揮者と楽団員の親しさが深かったことがわかります。地味で素っ気無い無愛想とさえいえるヨハン・シュトラウスですが、辛口ではなく表現力は意味深く。《ウィーンの森の物語》は人間を暖かく迎えたり、時として人間に厳しさを思い知らせる森の風景。ジークフリートがどこかでドラゴンの鼻ちょうちんを蹴たぐったようです。
ツィターのコムツァークが加わる演奏ですが、ツィター奏者の息遣いがしっかり聞こえます。録音エンジニアはジェームズ・ブラウン。彼のいるステレオ録音チームに後に DECCA の看板と言われるケネス・ウィルキンソンが加わった時期で、色々ディスカッションしてマイクの配置などが決められたのでしょうね。
この「ウィーンの休日」は、まだまだステレオ再生装置が普及してない頃でモノーラル盤用の録音は別セットだったと言われています。

翌年に米RCAの名盤。ライナー指揮シカゴ交響楽団の「Vienna 美しく青きドナウ〜ウィンナ・ワルツとポルカ名演集」が登場。レコーディングには「ウィーンの休日」は意識され研究されたことでしょう。
クナッパーツブッシュ、ライナー盤共に伝説と言われている名盤ですが実際どのくらい2枚のレコードが意識されているのでしょう。かの名ソプラノ、エリザベート・シュワルツコップが「無人島に持っていく一枚」と評した言葉だけが常套句のように使いまわされていますが、その真実は。安易に言葉の表面だけを受け止めていると誤解に驚きます。

気宇壮大の遊びとユーモアが大きく深呼吸している。ライナー盤にもその存在は確信できるウィンナワルツです。
20世紀のシュトラウス演奏の規範とは評価出来ないアルバム。曲想の変化に伴ってテンポは弛緩し、予期せぬアクセント、隠されている対旋律の強調と流麗で華やかなイメージでは無いのに聴き手の心をくすぐります。スタイルを超越した灰汁の強い崩しは病み付きになるのだろう。
わがままが傑出したスケール豊かな好演。時代を超えた怪演として聴き継がれるだろう。

ノート

曲目:Side-1

  1. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
  2. カール・コムツァーク:ワルツ『バーデン娘』 作品257
  3. ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ 作品117
  4. ヨハン・シュトラウス2世:加速度円舞曲 作品234

曲目:Side-2

  1. ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
  2. カール・ツィーラー:ワルツ『ウィーンの市民』 作品419
  3. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『うわき心』 作品319
  4. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』 作品325

演奏

ツィター:
カール・コムツァーク (B-4)
指揮:
ハンス・クナッパーツブッシュ
オーケストラ:
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

プロダクト

レーベル:
英 DECCA
レコード番号:
SXL-2016
初版:
ffss、大デッカ溝ED1、ラウンド折り返しコート、ブルーバック・ジャケット。
録音種別
セッション・ステレオ
録音年
1957年10月15日-16日、ウィーン、ムジークフェラインザール
プロデューサー、エンジニア
エリック・スミス、ジェームズ・ブラウン、デッカ・スタジオ
フォーマット
1LP

通販レコード

コンディションと価格
リンク先で確認

中古品につき売却済みの際はご容赦ください。
Amazon.co.jp での取り扱い開始日: 2013/9/24

レコードカルテ

Record Label Black/Silver ‘grooved sideband’ labels “ORIGINAL RECORDING BY” at 11 o’clock
Recording & Weight ffss STEREO 1枚組 180g
Release & Stamper 3E/3E

℗©1958, 9.58

  • Disc : 180グラム重量盤。
  • Cover : コンディションは良好。
価格
中古市場での目安価格 30,000 円
販売価格 36,750 円

関東への配送料 340円。代金引換が利用できます。

詳細 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e790828.html

The post 秘蔵盤 クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」 first appeared on Classical Notes.]]>
2894
英 DECCA SXL-6405 ブリテン・コンダクツ・イングリッシュ・ミュージック https://blog.amadeusclassics.com/entry-1720 Tue, 16 Apr 2013 20:37:30 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1720 1969年録音。ジャケットの写真は、この録音がなされたワイナリーのものでしょう。(後に火事で焼失)ブリテンのシンフォニーは2楽章、3楽章が美しくイギリス的な悲哀に満ちてイギリス音楽が好きな方には堪らないでしょう。録音は、この当時の英DECCAらしい厚みの有る芯のしっかりした優秀録音。「ロジャー=ド=カヴァリー」を初めて聴く方は少しビックリされるでしょう。まさか、あのメロディーが聴こえるとは!

The post 英 DECCA SXL-6405 ブリテン・コンダクツ・イングリッシュ・ミュージック first appeared on Classical Notes.]]>
イギリス音楽のエッセンスを満喫

1968年録音。ジャケットの写真は、この録音がなされた『モルティングス』(後に火事で焼失)。

ブリテンのシンフォニーは2楽章、3楽章が美しくイギリス的な悲哀に満ちてイギリス音楽が好きな方には堪らないでしょう。

録音は、この当時の英 DECCA らしい厚みの有る芯のしっかりした優秀録音。

「ロジャー=ド=カヴァリー」を初めて聴く方は和やかな気持ちになるでしょう。お馴染みの、あのメロディーが聴こえて来ます。

トッぽくもうら悲しい品格高きアルバム

1968年のオールドバラ音楽祭直前とクリスマス休み直前の録音。曲によりエンジニアが異なります。ジャケットの写真は、この録音がなされた『醸造所』。スネイプ・モルティングスは19世紀に建てられたイーストアングリア最大の麦芽製造所を改造して、音楽祭のため1967年に常設のコンサートホールへと改造したものです。

ブリテンのデッカ録音にある時期から録音場所としてモルティングスの名前が現れたのが、ブリテン本人の希望であったことは誰もが知っている。
サフォークの海と空を気に入ったブリテンは、その地の教会やホールを用いてオールドバラ音楽祭を始めた。ちなみに、オールドバラの聖ピーター教会や聖ポール教会では、パスカル・ロジェのピアノ録音にデッカは良く使っている。

モルティングスでの弦楽だけの響きに酔いしれて欲しい。

この『ビール醸造所』は1969年の音楽祭初日直前に火事で焼失、現在では2つのスタジオを持つホフマンビルをはじめとする複数の建物が建設されている。

音楽を聴かせると食べ物が美味しくなると言いますが、美味しいビールを育んだモルティングスだから良い音楽が響いたのか、前後差から生じている豊かなリヴァーブにエンジニアは手を焼いたと思うほどですが、ウィルキンソンは低弦から生まれるレゾナンスを積極的にとり込み、暖かそうな衣装として音楽にまとわせた。

その言いようのない豊かさに、聴く人の耳は魅了される。豊かなモルトに醸された空気の海に浮かぶ弦楽だけの響きに酔いしれてほしい。

音楽で聴く、凝縮された英国の歴史。

タイトルは「ブリテン、英国(弦楽のための)音楽を振る」。パーセルからブリッヂに渡る中心に自身の『古典交響曲」を据えて英国音楽の俯瞰。バロック最盛期から世紀末まで、英国は輸入音楽に委ねてしまった。自国で音楽家を育てる必要性を国家が感じなかったからだ。鎖国中に国内で庶民が自発的に文化を作った日本とは又異なる島国の国民性だろう。

それはともかくもアルバム全体を通して聴いて、白眉はブリテン自作のシンプル・シンフォニー。

イギリス音楽の聞き所はここだと言わんばかりの選曲はバロック音楽の変奏曲形式の一つだった『シャコンヌ』から、クリスマスシーズンに録音されたブリッヂの『ロジャー・ド・カヴァリー卿』も基本的に民謡を主体にした変奏曲スタイルの作品である。

副題に“弦楽合奏のためのクリスマス舞曲”とあるが曲の最後の方に有名な「蛍の光」の旋律が聴こえるなど現代的な雰囲気の中にあらわれるこれらの民謡風の旋律が非常に印象的である。

選曲意図からして、ブリテンの音の好みがそのまま凝縮されたようなトッぽくもうら悲しい品格高きアルバムである。これがすなわちイギリスの音だというのであれば、これ1枚でその何たるかが感得できると言ってもいいくらい。だとすれば、イギリス音楽が好きな方には堪らないでしょう。

演奏、曲目

Britten Conducts English Music for Strings

指揮:
ベンジャミン・ブリテン
オーケストラ:
イギリス室内管弦楽団
Soloist
Emanuel Hurwitz – 1st violin;Jose Luis Garcia -2nd violin;Cecil Aronowitz – viola;Bernard Richards – cello
Side1
シャコンヌ ト短調 (弦楽合奏のための)、序奏とアレグロop.47 (弦楽合奏のための)
Side2
シンプル・シンフォニーop.4 (弦楽オーケストラのための)、二枚の水彩画、ロジャー・ド・カヴァリー卿 (弦楽オーケストラのための)
作曲:
パーセル、エルガー、ブリテン、ディーリアス、ブリッジ

Recording information:

Elgar, Britten & Delius:
Pr: David Harvey, Eng: Gordon Parry
31 May 1968, Snape Maltings
Purcell & Bridge:
Pr: David Harvey, Eng: Kenneth Wilkinson
18-19 Dec 1968, Snape Maltings
番号
英 DECCA SXL-6405
初版
ラージ・ラベル、ED-3
The post 英 DECCA SXL-6405 ブリテン・コンダクツ・イングリッシュ・ミュージック first appeared on Classical Notes.]]>
1720
英 DECCA SXL-6233 ★溝あり、ED-2 ラージ★サザーランド、ホーン、キング、タルヴィラ、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン:交響曲 No.9 《合唱》 https://blog.amadeusclassics.com/entry-1350 Sat, 24 Mar 2012 08:45:32 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=1350 ステレオ初のウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲全集からの1枚。イッセルシュテットらしい甘さのない男性的な表現ですが、ウィーン・フィルの艶やかな音色としなやかな表現を巧みに引き出しています。ちなみに5番と8番の交響曲を組み合わせた1枚は、当時のレコ芸のレコード・アカデミー賞に輝いています。
音質はラージ・ラベル、ミゾ有りの1960年代のものだけに優秀。金管は輝かしい音色で独唱、合唱共に全く歪み無く気持ちの良い音質です。
盤は小音量で聴く方ならば全く問題ありませんが、大音量で聴かれる方だと弱音部でチリ音が気になるかもしれません。
ジャケットは正面コーティングで綺麗ですが、裏面にレコード形のスレがあります。

The post 英 DECCA SXL-6233 ★溝あり、ED-2 ラージ★サザーランド、ホーン、キング、タルヴィラ、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン:交響曲 No.9 《合唱》 first appeared on Classical Notes.]]>

今日と明日の両日、熊本の老舗レコードショップ・ウッドストック、ウッドペッカーは金曜日から開催中の《第9回 九州ハイエンド・オーディオ・フェア(MAXAUDIO主催)》に参加中。中古アナログ盤を出品中です。

レコード録音の金字塔 長い伝統のオーケストラ、ウィーン・フィルの最初のレジェンドと成ったベートーヴェンの交響曲全曲録音。

Beethoven: Symphony No.9 Choral
Joan Sutherland, Marilyn Horne, James King, Matti Talvela, Vienna State Opera Chorus, Hans Schmidt-Isserstedt / Vienna Philharmonic Orchestra

ウィーン・フィルの柔らかくて美しい響き、最高の合唱。

ウィーン・フィルがステレオで最初に制作した、ベートーヴェンの交響曲全集となったシリーズの『合唱』。全集から『5番』と『8番』を組み合わせた1枚は、当時のレコ芸でレコード・アカデミー賞に輝いています。
録音は優秀。金管は輝かしい音色で独唱、合唱共に全く歪み感がない気持ちの良い音質です。
イッセルシュテットらしさを感じる、甘さのない男性的な表現ですがウィーン・フィルの艶やかな音色としなやかな表現を巧みに引き出しています。

録音セッション場所が、カルーショーの指輪で高名な ウィーンのソフィエンザール であることも我々コレクターにとって録音が素晴らしく嬉しい。ショルティの『ワルキューレ』が 1965 年の録音。テノールのジェームズ・キングは、『ワルキューレ』で大活躍していた。もっと聴きたかったから、ご褒美。

この録音現場を実見した人は、オーケストラのほうは、ただ黙々と、指揮と録音技師の指示に従う、といった態度に見えましたと語っていたという。しかし、結果として生まれた音盤は、1960年代のウィーン・フィルの良さを最も素直に出したものとして、今なお評価が高い孤高の名演としてコレクターの耳を満足させている。
そこにはホットな歌手が勢揃いしたことが大切で、『ワルキューレ』のキングの起用には、F=D氏を頼もうかという大冒険もあったとか。そうしたら、この『合唱』もソリストの顔ぶれが変わっていただろうか。この『合唱』が、セッション録音であったことを忘れて聴き惚れるほどに、ライヴの熱さを感じるのはソリスト面々の個性が良く出ているからだと思います。

『伝統的』とされるほど、イッセルシュテットという指揮者の音楽は演奏から伝わってこない。バランスが良くとれているのはよく感じられますが、演奏は遅いテンポでウィーン・フィルの柔らかくて美しい響きを最大限に活かしています。ソリストは自分の個性を披露。合唱は極めて優秀。カラヤンがベルリン・フィルとオペラを録音する時にも、合唱にはウィーン国立歌劇場合唱団を呼んでいたのが納得出来ました。

LPレコード情報

ノート

【交響曲】

曲目:
交響曲 No.9 《合唱》
作曲:
ベートーヴェン

演奏

ソプラノ:
ジョーン・サザーランド
コントラルト:
マリリン・ホーン
テノール:
ジェームズ・キング
バス:
マッティ・タルヴィラ
合唱:
ウィーン国立歌劇場合唱団
指揮:
ハンス・シュミット=イッセルシュテット
オーケストラ:
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

プロダクト

レーベル:
英 DECCA
レコード番号:
SXL 6233
ラベル:
ラージ・ラベル、 ミゾ有り、 ED-2。
録音種別
ステレオ
録音年
1965年12月、ウィーン・ソフィエンザール。
フォーマット
1LP

コンディションと今回価格

[R]
NM
[J]
NM-
価格
¥8,000

LPレコードについてのお問い合わせは

クラシック専門アナログ初期盤LPレコード通販ガイド:ミゾ有★イッセルシュテット/ベートーヴェン:合唱The post 英 DECCA SXL-6233 ★溝あり、ED-2 ラージ★サザーランド、ホーン、キング、タルヴィラ、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン:交響曲 No.9 《合唱》 first appeared on Classical Notes.]]>
1350
英 Decca SXL-2266☆ピエリーノ・ガンバ指揮ロンドン交響楽団 ロッシーニ:序曲集 https://blog.amadeusclassics.com/entry-998 Sat, 07 Jan 2012 15:53:07 +0000 http://blog.amadeusclassics.com/?p=998 若馬のようにしなやか溌剌はつらつ。ロッシーニ・クレシェンドを楽しむには絶好盤です。
多用されるシンバルの炸裂さくれつが特徴として耳に残る。そこが受け入れられれば胸のすく快適さ。テンポやリズムにメリハリがなく、楽想の変化ごとに音を伸ばすのを個性的芸風と受け止めるかどうか、現代のロッシーニ演奏とは異種です。1960年代のロッシーニの解釈は、こういうものだったのだよと教えてくれます。
超優秀録音とはいえ、そこは1960年代の Decca サウンドです。

The post 英 Decca SXL-2266☆ピエリーノ・ガンバ指揮ロンドン交響楽団 ロッシーニ:序曲集 first appeared on Classical Notes.]]>
英 Decca オリジナル盤

若馬のようにしなやか溌剌はつらつ。ロッシーニ・クレシェンドを楽しむには絶好盤です。

多用されるシンバルの炸裂さくれつが特徴として耳に残る。そこが受け入れられれば胸のすく快適さ。テンポやリズムにメリハリがなく、楽想の変化ごとに音を伸ばすのを個性的芸風と受け止めるかどうか、現代のロッシーニ演奏とは異種です。1960年代のロッシーニの解釈は、こういうものだったのだよと教えてくれます。

超優秀録音とはいえ、そこは1960年代の Decca サウンドです。

アマゾン・マーケットプレイスから販売中。

The post 英 Decca SXL-2266☆ピエリーノ・ガンバ指揮ロンドン交響楽団 ロッシーニ:序曲集 first appeared on Classical Notes.]]>
998