ジュネーヴのヴィクトリア・ホールは優れた音響を誇るうえに、レコーディング・スタジオとしても最適でした。指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。
アナログレコードのスタンパーの数字とアルファベットの見方についてですが、1A, 2A, 3A … とプレスマスターのナンバリングに成るのではなく、DECCA では録音エンジニア自身がマスターのカッティングも責任をもってましたので、エンジニアの頭文字がスタンパーのアルファベットで識別できます。このケネス・ウィルキンスの担当したレコードのスタンパーのアルファベットは W となっています。
《英ワイドバンド オリジナル溝あり ED1 盤》GB DECCA SXL6027 エルネスト・アンセルメ サン=サーンス・オルガン付き 19世紀後半にパリで活躍していた、サン=サーンスの傑作交響曲。古典的な様式によりながら、色彩感に溢れたオーケストラとパイプ・オルガンの音響で壮麗さを演出した作品。アンセルメが見事に表現した名盤ですが、とりわけサン=サーンスはオルガンの重低音をとらえた優秀録音として名高いものです。1962年5月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールでの、セッション・ステレオ録音。
サン=サーンスの「オルガン付き」の決定盤として誰もが知る名高い一枚です。アンセルメの見通しの良い精密な指揮と絶頂期のスイス・ロマンドによる風格高い名演奏。オルガンの超低音を完璧に捉えた、デッカ録音の優秀性を知らしめた有名オーディオファイル盤です。この盤のED1オリジナルは特にレアで、まさにマニア垂涎の一枚。
オーダーは | 品番 / 34-25168 |
販売価格 | 41,800円(税込) |
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。