本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 サン=サーンス《動物の謝肉祭》、プロコフィエフ《ピーターと狼》

本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 サン=サーンス《動物の謝肉祭》、プロコフィエフ《ピーターと狼》

当盤では英国の俳優、マイケル・フランダースが『ピーターと狼』をナレーションしています。加えて、『動物の謝肉祭』ではアビー・サイモンとヘプシバ・メニューインのピアノ。フィルハーモニア管弦楽団の黎明期のオーケストラ・トレーナーたちの中でも、ひと際クルツの演奏は地味だが、なかなかの好演。やや固い締まった響きで音楽の運びはオーソドックスだが独特のバランス感覚を持ち合わせた名演。本来視覚に訴える物語の音楽ですから、レコードで楽しむには“語り口”が欠かせない。この派手な楽曲がクルツの手にかかると何とも可憐に鳴っている。

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本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 プロコフィエフ《ピーターと狼》、サン=サーンス《動物の謝肉祭》

本場の指揮者でジックリと ― クルツ指揮フィルハーモニア管 プロコフィエフ《ピーターと狼》、サン=サーンス《動物の謝肉祭》

当盤では英国の俳優、マイケル・フランダースが『ピーターと狼』をナレーションしています。加えて、『動物の謝肉祭』ではアビー・サイモンとヘプシバ・メニューインのピアノ。フィルハーモニア管弦楽団の黎明期のオーケストラ・トレーナーたちの中でも、ひと際クルツの演奏は地味だが、なかなかの好演。やや固い締まった響きで音楽の運びはオーソドックスだが独特のバランス感覚を持ち合わせた名演。本来視覚に訴える物語の音楽ですから、レコードで楽しむには“語り口”が欠かせない。この派手な楽曲がクルツの手にかかると何とも可憐に鳴っている。

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怒濤のような旋律の中でパッと花が咲くように美しいメロディーが流れる ― カラヤン指揮ウィーン・フィル チャイコフスキー《ロメオとジュリエット》、リヒャルト・シュトラウス《ドン・ファン》

怒濤のような旋律の中でパッと花が咲くように美しいメロディーが流れる ― カラヤン指揮ウィーン・フィル チャイコフスキー《ロメオとジュリエット》、リヒャルト・シュトラウス《ドン・ファン》

ウィーン・フィルを制圧した記念盤。カルーショーが後世に伝えるに相応しいカラヤン&ウィーン・フィルの名盤を製作。何れも全体に覇気が漲っている快演。その演奏の切れの良さは、まさにこの時代ならではのもの。中でも、この2曲こそ度肝を抜くほどにカラヤンの50歳代の全てが注がれている。怒濤の旋律の中で美しいメロディーの花が咲く。カラヤンの指揮する、ゆっくりしたテンポの旋律は大胆さや迫力にプラスして丁寧で美しい

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郷愁を誘う懐かしい真空管の音が詰まっています ― アンチェル指揮チェコ・フィル ドヴォルザーク・交響曲第9番《新世界より》

郷愁を誘う懐かしい真空管の音が詰まっています ― アンチェル指揮チェコ・フィル ドヴォルザーク・交響曲第9番《新世界より》

チェコ・スロヴァキア共和国内で発売された入手難、レアな楕円ステレオ・ロゴ濃赤盤。演奏の内容は、どんなに時代が移り変わっても、まったく色あせることのない折り紙つきの演奏です。黄金時代の頂点の時期であり、オーケストラがとてつもなく素晴らしい。何とも透明で美しい豊かな感情に、この指揮者の作品を演奏する事への意欲とともに非常に良いセンスと作品の内容への完璧な理解力が備わっている演奏は感動抜きには語れない

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心に染みる美しいフランスのエスプリ ― アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ショーソン・交響曲変ロ長調、フランク・交響詩「アイオリスの人々」

心に染みる美しいフランスのエスプリ ― アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ショーソン・交響曲変ロ長調、フランク・交響詩「アイオリスの人々」

サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン」、フランクの交響曲ニ短調が好きならお薦めの名曲、作曲家40才の円熟期のフランス風エスプリに満ちた傑作です。この曲の魅力をアンセルメの指揮で十分に味わえます。特に第1楽章の終わりは魂の高揚を抑えられなくなる。その扇情的な誘惑はベートーヴェンとはまた違ったフランス音楽特有な作品です。

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出来栄えは傑出した下品さ ― カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団 チャイコフスキー・大序曲「1812年」 Op.49 他

出来栄えは傑出した下品さ ― カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団 チャイコフスキー・大序曲「1812年」 Op.49 他

たとえ『下品な音楽』であろうとも、やるならば手抜きはしない。「下品な音楽」が嫌いだったカラヤンが、「1812年」を生涯2度も録音している。英EMIの偉大なプロデューサー、ウォルター・レッグとカラヤン&フィルハーモニアのレコードの数々は、その後のクラシック音楽のレコードの作り方、販売戦略の手段として正に基準となるような仕事であった。

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指揮者、85歳。大人の春画 ― サー・ボールト指揮ロンドン・フィル ワーグナー・管弦楽曲第4集

指揮者、85歳。大人の春画 ― サー・ボールト指揮ロンドン・フィル ワーグナー・管弦楽曲第4集

見通しの効いたワーグナーです。演奏もですが、録音も高解像度でワーグナーのおとぎ話の要素を音で見せてくれているような視覚的に訴えるところがあります。ワーグナーの情念、エロティカルなところは後退しきっていますが、その点は食い足りなさ、カタストロフィー、欲情のはけ口は達成できないですが明るく、陽の光の下でのワーグナー・コンサートに接しているようなレコードです。

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ホワイトエンジェル★マリア・カラスのステレオ録音◉プレートル指揮パリ管 プッチーニ:歌劇《トスカ》全曲 – HMV SAN 149-150

テバルディもいいけど、トスカはカラスがとどめを刺す。プッチーニを聽くのか、トスカのドキュメンタリーを見るのか。音楽を見るというのもおかしなものだけど、オペラはドラマだと、言い切れるなら作曲家の音楽よりもこのカラスの歌唱ほど、トスカになりきっている録音はないでしょう。これが映像化されていれば、数あるオペラ映画は霞んでしまっているはずです。ステレオで録音されたカラスの数少ないレコーディング中で、これ以上に望めない。

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アナログレコード通販★ボベスコ、ハイデルベルク室内管 ヴィヴァルディ : 四季 銀文字ブルーラベル

女が蛹から蝶に育つ時間を共有できる幸せ 情熱の薔薇の君、ボベスコの柔らかく美しい魅力をタップリと堪能
ヴァイオリンの妖精が優しい音色で奏でる『四季』は愛の語らいに良い小道具。夜明けのコーヒー二人で飲もうと、あの人が言った・・・・カバーで笑顔のボベスコは変わらない。レコードが奏でる音楽も変わらない。この『四季』は香りならラベンダーかミント、シュガーたっぷりのハーブティ、真っ白な世界がカラフルになる奇跡の時間が流れる。1967年録音、ドイツ盤。銀文字ブルー・ラベル

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