NHK大河ドラマの第50作品目になる、2011年は「江(ごう)~姫たちの戦国~」

大奥の始まりに至る道のりを、鮮やかに華やかにオリジナルでドラマに仕上げます・・・という事で、2008年の大河ドラマ「篤姫」で脚本を書いた田渕久美子さんが来年、2011年の大河ドラマで描くのが女の物語。今年の「龍馬伝」が順調に放送をスタートした2月に既に来年1月からの放送のための撮影がスタートしていました。

「江〜姫たちの戦国〜」

幕末の群像の中で坂本龍馬に焦点を絞った今年のように、戦国時代の女たちの群像と言える浅井長政の3姉妹の次女、江(ごう)の視点から見た時代の動きを描いてくれそうです。開かれていた戦国から国を閉ざし、女たちは大奥に縛られていく時代は、幕末と対象的。海を渡った1人の芸子と比較してみるのも面白いですね。

 

良妻賢母とか、子供は母親が育てるという今では当たり前だと思い込まれている事が、明治、大正期に欧米文化を日本に取り込むという形で定着していったという事ですが1人の男の妻として生きるという意識は、江(ごう)の時代には奇異なものであった事ではないかしらとわたしは感じています。このあたりがどう描かれていくのかが、ドラマに登場する戦国、或いは維新以前の女性像への関心処です。脚本と女優さんの意識、観念のせめぎ合いも作品に出るところが強いと思います。そういうところは、信念と理想を追う男を主人公にするのとは違った難しさがあるのではないでしょうか。

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浅井長政は織田信長の妹・市を娶った武将で、越前の朝倉氏とも同盟していました。しかし、信長が朝倉攻めを行ったことから、朝倉との同盟を選んで信長の敵となり、江の生後間もないうちに滅ぼされてしまいます。市はその後、信長の家臣であった柴田勝家に嫁ぎますが、信長の死後に勝家は羽柴秀吉と対立して敗れてしまい、市も自刃することに。両親を失った江は茶々、初とともに秀吉と引き取られ、佐治一成と結婚するものの、一成が秀吉と敵対したため強制的に離縁。次に秀吉の甥・秀勝と結婚しますが、こちらは文禄の役で朝鮮に出兵し病没してしまいます。最後に結婚したのが、秀吉のライバルであった徳川家康の子、秀忠でした。やがて徳川家は豊臣家と対立していくことになり、秀吉の側室となり秀頼を生んだ茶々(淀殿)と江も否応なく対立することに……

 

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