[バロックの森]最愛王ルイ15世の時代の音楽③

宗教曲の月曜日、オーケストラの音楽の火曜日。そして、水曜日の今朝は劇音楽、歌劇の音楽に焦点を当てた「バロックの森 ルイ15世の時代の音楽」です。年代を追って音楽の全容を学ぶのは楽しい事ですけれども、ルイ15世の時代のフランスバロック音楽は多様を極めていました。劇音楽と言っても現代的な歌劇から、歌って踊るミュージカルやボードヴィル・・・歌詞のついたバレエ音楽と言った方が分かり易いでしょうか。

ディヴェルティスマンというジャンルの音楽は当時とても楽しまれていました。今では男女のダンスというと、タンゴやチークといった身体をぴったりと寄せ合って踊ったりもしますけれども、メヌエットと後に言われるようになる貴族の踊りは大きく両手を拡げて踊るもので、手のひらが触れあうぐらいをわいわい、キャーキャーと楽しんでいるものでした。まぁ、当時の女性のドレスは随分と膨らましていましたから近づいたら足を取られそうですね。

バロックの森 -ルイ15世時代の音楽-(3)

2011年1月19日、水曜日 午前6時 NHK-FMで放送。

案内:関根敏子
– ルイ15世時代の音楽 -(3)

 

音楽喜劇“ラゴンドの恋”から 第1幕の冒頭」 ムーレ作曲
(9分28秒)

  • ラゴンド…(テノール)ミシェル・ヴェルシェーヴ
  • コラン…(テノール)ジャン・ポール・フシェクール
  • ティボー…(カウンターテナー)ジル・ラゴン
  • リュカス…(バス)ジャン・ルイ・ビンディ
  • マテュリーヌ…(ソプラノ)ノエミ・リム

(演奏)レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
(指揮)マルク・ミンコフスキ

<Erato 2292-45823-2> UK盤CD Mouret: Les Amours De Ragonde

 

 

歌劇“プラテ”から」 ラモー作曲
・第1幕第3場 抜粋 ・第1幕第5場 抜粋
・第2幕第1場 抜粋 ・第3幕第3場 抜粋
(17分57秒)


プラテ…(テノール)ジャン・ポール・フシェクール
(演奏)オペラ・ラファイエット
(指揮)ライアン・ブラウン
<Naxos 8.557993> mp3アルバム Rameau: Operatic Arias For Haute-Contre

 

 

歌劇“シルフの王ゼランドール”から
ルベルとフランクールの共作
・序曲 ・第1場 ・第4場の抜粋
(16分21秒)


ゼランドール…(テノール)ジャン・ポール・フシェクール
ジュラン…(バリトン)ウィリアム・シャープ
(合唱、演奏)オペラ・ラファイエット
(指揮)ライアン・ブラウン
<Naxos 8.660224> 海外盤 F. Rebel & Francoeur: Zelindor, roi des Sylphes / Suite from ‘Le Trophee’

 

 

 

 

 

 

 

こちらの記事もどうぞ

  • [バロックの森]ルイ15世時代の音楽④ 聴き所は、ニケのダジャンクールの録音。2011年1月20日 [バロックの森]ルイ15世時代の音楽④ 聴き所は、ニケのダジャンクールの録音。 響板がオリジナルであれば、製作当時のチェンバロです。・・・と言うイタリア紀行番組が先日NHKのBSで放送されていました。メカニックが当時そのままならオリジナルだと思えていたので、確かにそうだと発見になりました。チェンバロには螺鈿細工のものやら、意匠が凝らされているモデルが多いので気持ちはついつい造りの方に向いてしまいます。意匠と言えば白鍵に黒鍵がピアノ。チェンバロは黒鍵に白鍵 […] Posted in blog
  • ヴェルディのデスマスクと、音楽は100年前に録音された「プロヴァンスの海と空」 [1912]2011年1月11日 ヴェルディのデスマスクと、音楽は100年前に録音された「プロヴァンスの海と空」 [1912] 髭が生えている男の人は、わたしには個人格を認識できない。ヨハン・シュトラウスのようにしっかりとかっこよく髭を整えていて似合っている友人が居ます。夏に出逢った時は白い涼しげなスーツに帽子といった出で立ちでした。まさにヴェルディの「プロヴァンスの海と空」が漂うような男性です。もみあげや顎髭もしっかり黒々というのは魅惑を感じるのですけれども、唇の下に剃り残しか無精髭かなと思えると整 […] Posted in blog
  • 《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑤ マレの音楽はロック以上にロックしている。2011年1月21日 《バロックの森》ルイ15世時代の音楽⑤ マレの音楽はロック以上にロックしている。 楽器の博物館。或いは、古い楽器を鑑賞する機会があると長時間居ても飽きない。楽器の成り立ちと言っても笛の類は、土偶時代からって・・・こちらの方よりも、興味津々なのは弦楽器のはじまり。弦楽器のファミリーは現代ではヴァイオリンを中心に考えがちだけれども、チェロが最初のお父さん。それよりも大きいコントラバスとの中間の楽器でヴィオールという弦楽器が最初のはじまり。ジャズ・ファンだったら […] Posted in blog
  • ショパンの別れの曲は、出逢いを待ち焦がれている思いを込めて2010年10月31日 ショパンの別れの曲は、出逢いを待ち焦がれている思いを込めて 日本でだけ、“別れの曲”の題名で親しまれている練習曲 作品10第3。1934年のフランス映画「 Le Chanson de L'adieu […] Posted in 未分類
  • ティーブレイクミュージック 美しき夕暮れ2010年9月30日 ティーブレイクミュージック 美しき夕暮れ 美しき夕暮れ ドビュッシー作曲 フランス歌曲の夕べには、フォーレの「月の光」と共にかならず演奏されるフランス歌曲の名曲。ドビュッシーは、はじめの頃は歌曲ばかりを作曲しています。そしてその歌詞はどれも甘く、誘惑に満ちたものばかりです。Beau SoirLousque au soleil couchant les rivières sont roses,Et qu'un […] Posted in 未分類
  • 《バロックの森》最愛王、ルイ15世の音楽 ①2010年11月22日 《バロックの森》最愛王、ルイ15世の音楽 ① 瀉血治療を受けたことが死期を早めてしまったことが多かった、18世紀のヨーロッパ。モーツァルトも高熱を押して《レクイエム》作曲を薦めた時に、悪い血を抜くという処方でなくなりました・・・と、言うのが現代の死因です。推測ではなくて研究者の間では前提となっていることですけれども、一般的にはまだまだサリエリの暗殺説の方が面白いようです。 […] Posted in 未分類