バロックの森 -ドイツのクリスマス音楽-(2)❇CDレビューと評価

今こそ声あげ、 よろこんで歌え。
みどりごイエスは 貧しいまぶねに
朝日のように 明るくかがやく。
アルファ、オメガ、永遠の主。

いと高き神の み子をほめ歌え。
恵みあふれる 幼子主イエスは
嘆き悲しむ われらをなぐさめ
主のみ国を 示される。

まことに大きな み父の恵みよ。
罪にまみれた われらをあわれみ
み子を遣わし 永遠の国へ
導かれる、神の愛。

喜びの歌は 天に鳴りひびく。
み使いたちも 聖徒たちも皆
歌う讃美に われらも声あげ
とこしえまで ほめ歌おう。

プレトリウスのコラール「甘き喜びのうちに In Dulti Jubilo 」は、今では上の歌詞で親しまれているクリスマス・キャロルをもとにしています。というか、ドイツに古くから伝わるキャロルをプレトリウスやハスラーが採譜して教会で歌われる音楽にしたことはバッハたちの音楽を仲介して今、わたし達が歌い楽しむことが出来るんですね。

バロックの森 -ドイツのクリスマス音楽-(2)

礒山雅さんの案内で、2010年12月7日火曜日、午前6時からNHK-FMで放送。

– ドイツのクリスマス音楽 -(2)

1)

「甘き喜びのうちに」 ミヒャエル・プレトリウス作曲
(5分34秒)
(合唱、演奏)ブレーメン・バロック・コンソート
(指揮)マンフレート・コルデス
<CPO 777 327-2>

※ アルバム「 降誕節とクリスマスの音楽 」の1曲。演奏しているのは、ブレーメン・バロック・コンソート。ブレーメン芸術大学の学生たちのアンサンブルです。今年は「 ハンブルクのバロック・クリスマス 」をリリース。興味深い選曲です。

 

2)

「パストラーレ ヘ長調 BWV590」 バッハ作曲
(12分24秒)
(オルガン)トン・コープマン
<ワーナー WPCS-6178>

※ アルバム「 バッハ:オルガン作品全集(7) 」収録曲はプレリュードとフーガといったバッハのオルガン曲の中でも日頃から親しまれている曲揃い。バッハ没後250年を記念して2000年に発売された大全集の中でも、良く楽しまれている1枚ではないでしょうか。バッハの全集は確かに全部が宝物の録音ですけれども、聴いている盤とまだ手つかずの盤の落差が大きいですね。録音に使用されたのが1733〜34年に建造されたアムステルダム・ヴァールセ教会(フランス改革派教会)のオルガンで、明るい響きが印象的です。ハイドンの名盤にも、この教会で録音したことが明示されたCDがありましたね。★★★★

 

3)

「クリスマス・オラトリオ BWV248から 第2部」 

バッハ作曲
(27分59秒)
(ソプラノ)クリスティーネ・シェーファー
(アルト)ベルナルダ・フィンク
(テノール)ウェルナー・ギューラ
(バス)ジェラルド・フィンリー
(合唱)アルノルト・シェーンベルク合唱団
(管弦楽)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
(指揮)ニコラウス・アーノンクール
<Harmonia mundi(独) BVCD-34041-42> ※ アルバム「 バッハ:クリスマス・オラトリオ(全曲) 」収録。

2枚組の全曲盤で、6曲のクリスマス・カンタータでシリーズ化されている連作です。クリスマスの日から新年にかけての一週間にかけて1日1曲聞くことが理想です。年末年始の忙しい中でもこのカンタータを各1曲は聴くように心がけています。2007年の暮れ、日本では2008年の新年初売りで購入したCDで、以来愛聴している演奏です。SACDで音質優秀、お薦めです。★★★★★

バロックの森 -ドイツのクリスマス音楽-(1)❇CDレビューと評価

 

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